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「新しい」をテーマによんふくおたのしみ会 ←わりと力作  

2015.12.13
Sun
21:55

 久し振りに参加できました、よんふくおたのしみ会。前回ぐらいから「まんがの会」「映画の会」が合体し、本(まんが含む)&映画のおすすめを持ち寄り紹介する、というスタイルになりました。
 今回のテーマは「あたらしい」。
 映画でも、まんが以外の本でも…ということですが、わたしはまんがに絞って考えてみました。

 でもまずはおいしいものだー!
 参加10人が持ち寄り、さらにちーさんがあったかいもの作ってくださったりするので、いつもこのテーブルはあふれあふれ状態になります。目移りもハンパない。
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 ほんの一部ですが、テーブルに並んだものです。クラッカー+チーズがあると一気にぱーりー感が増すよね!
 わたしは先日からチョコ(的なもの)がすごく食べたくて(今年食べたもので「うっ」とくるほどおいしかったののひとつが、バレンタイン催事で買ったブノアニアンのチョコだった。また食べたいけど常設の店舗や通販サイトはないので、1月下旬を待ちます)、ベルアメールのチョコを持っていきました。


・Yさん
 嵐とましゃ(福山さま)の次に濱田岳が好きというYさんがスケッチブック(なんとご自分で描いたハマちゃん絵とか!)片手に紹介してくださったのは、
『釣りバカ日誌』(作・やまさき十三、画・北見けんいち)です。
 マンガにはじまり、アニメ、ドラマ、映画などメディアミックス展開している作品ですが、今年放映されたテレビシリーズでは、かつてハマちゃんを演じた西田敏行がスーさんに、そして濱田岳が二代目ハマちゃんになったというわけで、「新しいスタート」。


・Tさん
 我が師Tさんも、「新しさとはなにか?」とずいぶん頭を悩ませたそうです。そして最終的には、
〔登場したときのインパクト、そして現在に至る影響〕
を重視し、三本のSF映画を選んできたとのこと。

1)『スター・ウォーズ』は西部劇のイノベーションだ!
 ノイジーな映像が新しいし、宇宙船の汚し塗装も新鮮(『ガンダム』で、ホワイトベースのことをジオン側は「木馬」と呼んでたことを思い出しました。敵に艦名が筒抜けみたいなほうがおかしい、というリアリティを感じたな)。また、冒頭の果てしなく長く巨大な宇宙船…予測を超える大きさは感動を呼ぶ!
『スター・ウォーズ』はパロディ作品の多さでも随一、と、
⇒石ノ森章太郎『スターボウ』
⇒藤子不二雄『SFシアター』所収の「裏町裏通り名画館」に登場する映画『ヌターウォーズ』
⇒映画では『スペースボール』などなど。
 そして、あの『コブラ』は77年に初版だけどSWの日本封切りは78年、などのお話も…。
 そこから、新エピソード公開を控えて、これまで見たことがないひとはどのような準備をしておくべきか? 前6作はみんな見るべきか? 順番は? などの話もひろがりました。
 わたしは現在の4~6がどんぴしゃ世代でハン・ソロにちょこっと恋をし、『ハノーヴァーストリート』なんてメロドラマや『イウォーク・アドベンチャー』まで見に行っちゃったので思い入れが違うかもですが、極論を言えば現在の4(『新たなる希望』って名前に)見ておけばいいよって思います。世界観知っておいたらいいのでは。

2)『2001年 宇宙の旅』1968年、サイレント映画のイノベーション。
 スターゲートコリドーを初めて使ったと言われる(わたしはこの名称知りませんでしたが、ワープとか超加速に入るときのビュッて効果で、マンガの集中線にインスパイアされたという説もあるとか)。
 そこで紹介されたマンガは星野之宣『2001夜物語』でした。

3)『エイリアン』1979年 ゴシックホラーのリバイバル。
 閉鎖空間、逃げられない!
 映画業界人じゃない絵描きを美術に据えたという新しさ(ギーガーは一世を風靡しましたね。カフェとかあったもんね)。
 紹介されたマンガは萩尾さんの『11人いる!』、 岡崎二郎『アフター0』。
 そして、ほんとうは『バーバレラ』(ジェーン・フォンダが出てる映画)がいいよーって!

・Mさん
・映画『はじまりのうた』Begin Again (2013)
 ニューヨークを舞台にした、音楽の話。いやなひとが出てこない。
・日本語・ヘブライ語で書かれた『日本の手 日本の心』
 イスラエル在住のMさんのお友達が書いた本。日本の歳時記などを紹介、なかにはMさんが撮った写真も。

・Pさん
 今回はヌーヴェルバーグ(「新しい波」)で。
・まずはゴダールの『映画史』。
・そして実相寺昭雄監督の「第四惑星の悪夢」(@『ウルトラ7)、「死神の子守歌」「京都買います」「呪いの壺」(@『怪奇大作戦』)
 また、アラン・ドロンやジェーン・フォンダが出ている『世にも怪奇な物語』など。

・Sさん
・辰巳浜子『料理歳時記』
 いのちのスープでも知られる辰巳芳子さんのお母様。とても細やか。

・Aさん
・星野源『蘇る変態』
 雑誌GINZAに三年間連載されたエッセイをまとめたもの。脳梗塞からの復活も。ぱらぱら見せていただいたのですが、痛い痛い痛い痛い(×∞)のような、キリキリこちらも削られるページあり、おっぱいの話? あり。現在も連載は続いてるそうです。ところで、金狼との関係文中に書いてあるのかな? 聞きそびれました。
・大林宣彦の映画第一作『HOUSE』。
 公開時、ビジュアル含めて話題になったよね。

・Kさん
 やはり悩んだということで、〔ハリウッド映画の脚本家不足⇒アメコミ原作の既存映画をイチからシリーズやり直し的新作〕でまとめて紹介。
・『バットマン』シリーズ
・『スパイダーマン』シリーズ
・『スーパーマン』から"Man of Steel"へ
・『レッド・オクトーバーを追え』⇒『エージェント・ライアン』  (後者は見てなかったこともあり、気づいてませんでした!)

・Uさん
 新しく買った・読んだものから。
・The OvertonesのCD
 英国のコーラスグループ。
・村山早紀『花咲家の人々』(徳間文庫)
 ブクブク交換で手元に来た本。ほかに、榎田ユウリ『カブキブ!』も。
・マキヒロチ『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』

・Chさん
・ゆうきまさみ×カサハラテツロー『アトム ザ・ビギニング』
 天馬博士とお茶の水博士の青春まんが。〔自我を持ったロボットを作りたい〕と考え、奮闘する若き科学者たち。
 ゆうきさんはコンセプトワークス担当として、企画原案などを担当。作画がカサハラさん。
・有川浩『だれもが知ってる小さな国』
 あの佐藤さとるのコロボックルシリーズの〔続編〕。そんな本が出てたんだ!

 というわけで、おいしく食べて、ちょっと飲んで、そして新しい本や映画を知ってワクワクする夜でした。
 最後にわたしが持ってったまんが(わたしはまんが縛りを自分に課しております。とりあえず今回は)を。

 今年はけっこう電子書籍も読みました。ヒット作やロングランはときどき1巻が0円で読めるようになってて、そのなかから気に入ったものを。できれば今年の新人(今年デビューコミックスが出たひと)にしたかったけどそこまでは絞れず、自分にとって〔新しい〕ひとになりました。
・ムサヲ『恋と嘘』(既刊三巻)
 少子化対策のため、政府が決めた相手と結婚することになっている日本が舞台。主人公のユカリくんにもその日が来たのだけれど、かれには片思いの相手が。Webを媒体とするマンガボックス連載作。

・ぢゅん子『私がモテてどうすんだ』(既刊七巻)
 とにかくBLに生きてる花依は、熱愛するアニメキャラが亡くなったショックでものも食べずに泣き暮らし、ふらふらになって部屋から出てきたときには…なんと! おでぶちゃんからスーパー美少女になってた…! そしていろんなイケメンにモテモテになっちゃうんだけど。紹介ページはこちら

・野田サトル『ゴールデンカムイ』(既刊四巻、今週五巻が出る)
 日露戦争で鬼神のごとき働きをした「不死身の杉元」は、亡くなった幼なじみの妻(かつて杉元自身が淡い想いを交わしていた相手でもある)子を困窮から救うために北海道で金(きん)を探すことに。めぐりあったのはちょっと変わりもののアイヌの少女・アシリパさん(「リ」は小文字)。杉元は金を求めて、アシリパは金探しに利用され殺されたという父の仇を求めて共闘することになる。そこにやってきたのは幕末の亡霊・土方利三や日本軍、三つ巴? 四つ? の探求が始まる。
 公式サイトはこちらです。

 本屋の店頭で見かけて興味を持って買った、いわばジャケ買いから二冊。
・青井秋『いとめぐりの素描』
 日本刺繍の工房の跡取りである女子高生の繍子は、ある日、亡き祖母が遺した刺繍の教習布のかずかずを見つける。繍子と高校の同級生ふたりの友情や日々のとまどいと、さまざまな刺繍が導く時代も場所も違うひとびとの姿。

・犬童千絵『碧いホルスの瞳-男装の女王の物語』(既刊一巻)
 実在のエジプト女王・ハトシェプストの生涯を描く物語。コミックナタリーの紹介ページはこちら

・竹良実『辺獄のシュヴェスタ』(既刊二巻)
*今回、唯一の「今年コミックスデビュー」の新人さん。
 紹介サイトがあるのでリンクを貼っておきます。第一話、そして投稿作「地の底の天上」(傑作だよ!)も読めますよ。 

 なんか自分でずらずら書くのも、という感じで紹介ページがあったらそちらをご案内。
 わたし自身はおたのしみ会の前日に2~4巻を読んで「これは、これは面白いぞー!」と叫びをあげた『ゴールデンカムイ』が一番のおすすめですが、会では意外なことに?(腐女子の生態とか、想像もつかないようなひとけっこういるかなと思って)『私がモテてどーすんだ』のヒキが強かったようです。

 というわけで、今年のおたのしみ会はおしまい。
 来年第一回は冬のうちで、テーマは「魔法」「魔法使い」とのこと。
 ファンタジー属性が薄いわたしにはちょっと難しいなー。でも新しいの読むのも面白いから気に留めていろいろ読んだり見たりしてみよう。


 

 



 
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ポン酢しょうゆはないけれど…第11回まんがの会 

2015.01.28
Wed
17:59

 ちーさんのよんふくcafeで2~3ヶ月に一回のペースで開催される〔まんがの会〕。第11回は平日夜開催で、新メンバーも加わりました!
 テーマはHappy。しあわせ。
 今回もまた、〔難しい…〕というつぶやきがツイッター上などで見られ、「しあわせーってなんだーっけなんだーっけ」というなつかしいCMの歌を想起した方も。

 それにしても、雨で寒いね…!
 と、宴のあるじちーさんが作ってくださったのはすいとん。はふはふ。
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 今回、漬け物を含む野菜系がいっぱいで、もちろん品数もボリュームもたっぷりな宴でございました。
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*まんがの会の名物、てんこもりのテーブルは撮ったんだけど「豊か」ではなく「雑然」にしかならないへっぽこ写真だったので控えます。

 今回の参加者は10名。うち3名が新顔さんなので、揃ったところでちーさんからはじまって簡単な自己紹介(わりと読んでるまんがのタイプなども)を時計回りに。まんが紹介もその順番で行いました。
 例のごとく、わたしは(ほんとうは3番目だったんだけど)長いから最後に。
*一作、わたしとダブった作品があります。それはなにか? よかったら考えてみてください。

〔ちーさん〕 
・萩尾望都『ケーキケーキケーキ』(文庫版)
 三人姉妹のうち自分だけ取り柄がない…と思っていた主人公が、フランス菓子と出会いパリに渡るお話。
 しあわせなお話で、読んでいてしあわせになる。とちーさんコメント。
*古い作品なのでメンバーにもあまり知られておらず、その場で発表年を検索したところ1970年でした。『なかよし』の付録。「雪の子」「小夜の縫うゆかた」あたりを思うペンタッチだなあと。
 調べてみたら、上掲二作は翌年発表。同じ年は「ビアンカ」など。しかも『ケーキケーキケーキ』は原作(一ノ木アヤ)つきでした!

・高口里純『ピンナップ・ベイビー』(上下、あすかコミックス版)
 女の子3人のバンド、お金がないし服は安売りを買いあさってリフォーム。別のバンドの男の子との恋の話もあったりして。
 なんておしゃれなんだ! と思ったというのはちーさんの言。
*なつかしい名前だー。花ゆめのあの、トロ半(トロピカル半次郎)とか、「〇〇と〇〇」(ひどい。調べたら久美と森男)のシリーズとか、伯爵シリーズとか、mimiだっけの幸運男子とか、Ex-men聞いて(主要登場人物の名前が紙の名称だった。超美形性悪モデルのマーメイド、主人公のミューズだけだとわからないけど、マーメイドの所属モデルクラブがフロッケン)とか。

〔AKさん〕
・狩撫麻礼作・中村真理子作画『天使派リョウ』(文庫版)
 今は金髪に染めてる子も珍しくないけど、この作品の発表当時、金髪の男の子なんてほんとに見かけなかったなと。
*この作品読んでました。大長編は出遅れたから追いついてないけど、見かけると基本買う作家さんのひとりです。

〔Kさん〕 
・鳴見なる『ラーメン大好き小泉さん』
 クールビューティーな女子高生が、ラーメン食べて幸せになる話(簡潔だ!)。2014.10初版。
 出てくるラーメン屋さんは実在の店らしいけど作中では明らかにされてない。ここはどこかな、って考えながら読むのもひとつの楽しみか。
*書影はここなどで見れるのですが、すごいよねこのタイトルの画面占有率。
 感染性のあるまんがらしく、借りてらしたちーさんがラーメン食べたくなったとつぶやいてたよー。
 
・こやまけいこ『かわうその自転車屋さん』
 とにかく絵がかわいくてほのぼの。しろくまカフェを思い出すよね。
 試し読みはこちら。 

・月子『つるつるとザラザラの間』
 中学生男女の話。ほのぼの。とにかく絵が好き。

〔Sさん〕
・みずしな孝之『ササキ様に願いを』5巻 
『月刊ベイスターズ』連載作品。シーズンの流れがわかるまんが。なぜ今回5巻かって? それは、まさに横浜が優勝した年だから! 優勝を追体験できる。

・柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』
 本屋で平積みになったたのを手にとった。前職で介護保険課に勤めていたので。ここに描きだされてる役所の絵! 会話の内容もまさに! 「よくぞかいたな」と思わせられる取材力。

・二ノ宮知子『のだめカンタービレ』16巻
「これ、読んでません!」と、カバーがかかった覆面状態の本をかかげるSさん。
 タイトル&巻数がまず公表されましたが、16巻といわれてもなにがあったっけ? 思い出せない。
「ジャケ買い」というコメント&表紙を見てわかりました。マリンバを弾いてる絵♪ Sさんはずっとマリンバとともに歩んでる方なのでした。

〔Tさん〕 
・佐藤両々『こうかふこうか』
 主人公・福沢幸花は、名前負けして非情に不幸…。ほかにもめでたい名前の登場人物てんこもり。

 でもこれだと語呂合わせ的なので、真面目に考えたのが
・阿部潤『忘却のサチコ』
 結婚式の途中で新郎に逃げられた文芸誌の敏腕編集者・サチコ。その苦しみはおいしいものを食べることで一瞬、忘れられる。
 苦しいこと、いやなことから脱却するのが幸せ。と。

 夢を実現すること、が幸せ。
・桐村海丸『とんがらし』
 新撰組の隊員、原田左之助。原田の夢は武士になることだった。
 ハッピーエンドではないけれど最後がすばらしい。原田は幕末を生き抜いたひとで、のちに子母沢寛は聞き書き「新選組遺聞」を著した。とうがらしの花言葉は「旧友」。おすすめ。

 心のままに生きることが、幸せ。
・志村貴子『放浪息子』
 男の子になりたかった女の子と、女の子になりたかった男の子の小5~高校生の話。 
 志村さんはカットバックがすごくうまく、このテクニックの凄味が最終巻で活きる。映画『アメリカン・グラフィティ』を思わせる。
*tさんコメントによると、同じ作者の他の作品はぴんとこないそう。わたしはちゃんと読んだことがないのですが現在Kiss連載中の「こいいじ」をわりと楽しんで読んでるので見守ります。

 前に紹介した作品の続編。
・岡野雄一『ペコロスの母の玉手箱』
 ペコロスの母はすでにホーム暮らし。本編では、昭和時代の回想なども。
 幸せは一瞬のことではなく、「人生通して、どうだったの?」と語りかけてくるものなのかも。

・田島列島『子どもはわかってあげない』上下
 読むとすごく幸せになる、高2のもじくんと女の子の一夏の冒険譚。

〔Uさん〕
・グレゴリ青山『薄幸日和』
 どこへいってもいじめられる主人公の夕子が京都に転校、そこで薄井幸子と出会う。幸子は薄幸の魅力を夕子に伝えていく。
 京都の千本通など、最近まさに自分が歩いたあたりが出ていた。実在する喫茶・マリアなども登場。

・河内遥『文房具ワルツ』
 真夜中、小人さんみたいなキャラ化した文房具たちが動く。人知れずかげで自分を応援してくれるんだと思うと幸せ。表紙もすてき。

・川原泉『ワタシの川原泉』
 今回はⅠを持参。でもどの作品も鉄板!

〔K2さん]
 予算を決めて、まんだらけで古い少女まんがをジャケ買いするのが好き。価値観の違いなど楽しみ、読むとハッピーになれるものをまずは二冊。
・風かをる『平均台のビーナス』
 ぽっちゃりさんが新体操部に入り、ダイエットして健康的に痩せてモントリオールオリンピックめざすぞ! な成長物語。

・沢美智子『ビビアンヌの王子様』
 バレエをからめた恋愛もの。

*K2さんは若いので、持参のまんがはリアルタイムとはほど遠い。でもその「距離」をむしろ楽しむという姿勢が新鮮でした。辻堂でおとなのための絵本cafe Tiny Zoo (こちら) を開いてらっしゃいます。

〔Pさん]
・一条ゆかり『デザイナー』
 モデルからデザイナーになる主人公・亜美。せっかく幸せを見つけたのに…どんでん返しが待っている。
*おお、さすがー! オリジナル版コミックスのお目見えでした。

・丸尾末広『少女椿』   
 
・きいちのぬりえ←エクストラ。ほか、安野モヨ子『監督不行届』、『オチビサン』も持ってきたかった。

〔カンテイドーさん]
 みなさん御存じではないかな。中華街のブックカフェ ・関帝堂さんです。

・桜玉吉『しあわせのかたち』、『防衛漫玉日記』、『おゆるり漫玉日記』 
『しあわせのかたち』ファミ通連載。コミックスはオールカラーで各ページに5段、台詞も手書きでぎっちり。左開きで横書き(なんかサンリオの雑誌…そうだ! 『リリカ』! を思い出すね)。ゲームパロディなのでゲームを知っていると面白い冒険が描かれるけど、ページが進むとどんどんゲームから離れ私小説というか私まんがのようになっていく。  
『防衛~』:作者本人が主人公。これはふつうの開き。内心思っていることなども描出する。
『おゆるり~』:鬱になり、現実と妄想が併存する内面を描いていく。
 今はこのシリーズ中断のままアスキーで4コマ「ゲイツちゃん」連載中。

・ながいけん『神聖モテモテ王国』
 ハッピー=モテること。モテモテ王国建国をめざす父子の物語。父子、と言ったけどじつは息子は記憶喪失で、ほんとうに親子なのか疑われるところ。毎回のエピソードは、幸せか不幸かわかんない終わり方を迎える。
*読んだことないけど、このタイトルのインパクトすごいですよね! 作者名とセットで記憶にありました。

・増田こうすけ『ギャグマンガ日和』
 毎回、短編ギャグマンガ。マンガのコマにそのまま着色する形だったアニメもよくできてた。
 寝る前にちょろっと読むのが幸せ。

 やたら長くなりました。というわけで、わたしのチョイスは続きからどうぞ。
 次回はちょっと空けて春に、シンプルに「おすすめまんがを持ち寄る」。
 2月には映画の会(第二回)です。第一回は先約ありで参加できなかったけど、今回こそ。ただ、映画はまんがとくらべて圧倒的に見てる数が少ないからな。でもテーマが「ヨーロッパ」「猫」だからね! いけそう。

 

 
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半袖じゃなくて雪がなくて、葉っぱ散ってればオッケーよ。第十回・まんがの会 

2014.10.11
Sat
14:12

 台風接近してるよね、と気にはしながらも、雨のなかみんな集まりました。そう、今日(先週の日曜日ですが)はまんがの会の記念すべき第十回、テーマは「それぞれの秋」です。オーナー・ちーさんを筆頭に、7名で大いに食べ、語り、ぺらぺらっとだけど読みました。いつもながら楽しかった!

 でもメンバーからは「難しかった」との声があがりました。
 季節しばりだとたしかに!
 わたしは前回の「夏」を探してるときに「秋ならあるのにぃ」と思った二冊をキープしてたからすこし心に余裕はありましたが、でもたしかに、明確に「秋」ってなかなかないんだよね。
 春ならば「はじまり」だったり「別れ」だったりがある。
 スポーツの秋、とはいうけど、実際は圧倒的に夏。というのは、われらがまんがマスター・Tさんのおことば。
 冬はなんたって雪がありますけん。
 秋は文化祭とか体育祭が一応あるかな? でも学園ものに限られるよね。顕著に日付が出るものって案外ないようです。

 で結局、このエントリのタイトルにもしたんだけど。  
 半袖(=夏)じゃなくて雪(=冬)がなくて、まあついでに言えば桜が咲いたり散ったりしてなくて、ちょっとものがなしいような雰囲気があればもう秋でいいじゃないか。葉っぱ散ってれば尚可じゃないか。 
 そして今回のテーマで言えば、「それぞれの」秋だから、究極選者がそういうことにすりゃいいじゃないか。

 というわけで、まずはおいしいごはんを楽しみ。
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 この週のよんふくカフェごはんのキラーコンテンツ、さんまの蒲焼もお出ましだよ!

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 さらに松茸ごはんまで! 感激で視界が滲んだよ。←大袈裟
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 湯気がいちおう散ったあとのお姿も。

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 Tさんお手製の黄身のみそ漬けは松茸ごはんの最強相棒。

 では、まんが紹介まいりましょう。
・まんがマスターTさん
 あのTさんも苦労なさったということで、「芸術の秋」→芸術。しばりでまずは数冊。

・一ノ関圭『らんぷの下』(ビッグコミック賞作家作品賞)
 岩手の人で、途中からペンネームを変えてこの名前になった(一ノ関、というのは岩手の地名)。美大出でデッサンなどは確か。表題作は青木繁と同時代の無名画家の話。 
 *うまい。劇画だなあ。…うーん、誰かの絵に似てる。でも思い出せない…でしたが、今回ちょっと調べて見て、沙村広明が「心の師」としてあげているというのを見つけ、「わかった!」となりました。

・冬目景『ももんち』
 芸術家を父母にもつもも(岡本桃寧・ももね、美大生)が主人公。
 *ずっと「ふゆ」目だと思ってた。このひとの絵は女の子がかわいいよね。『イエスタデイをうたって』など、印象的です。
・山田玲司『美大受験戦記 アリエネ』
 偏差値30(台)からの芸大受験、みたいなマンガ。とはTさんのコメント。
「ありえね」alieneは、フランス語でエイリアン、的な意味。でも同時にこの作品だと「ありえねー」も重ねてるかな、と。
・さそうあきら『マエストロ』
 つぶれかけたオーケストラにやってきた、正体不明のじじい指揮者がまきおこす騒動。松坂桃李×西田敏行で映画化されるということで(ただしタイトルには!が付加された)出た新装版全3巻。
 *旧版持ってます。あきらかに新装版のほうがメジャーを狙ってるな。カラフルだし。さそうさんで音楽だと、『神童』『ミュジコフィリア』(後者は芸大で現代音楽を志す学生たちの話)もあるよね。
・関川 夏央作・谷口 ジロー画『秋の舞姫』
 
 それから、「月」で、ますむらひろしのアタゴオルシリーズから『アタゴオル旅日記』が出ました。

・Kさん
 やっぱりいつもたくさん紹介してくださるKさんが三冊とは、ほんとに今回のテーマ難しかったんですね…!
・萩尾望都『10月の少女たち』『11月のギムナジウム』
 *これはわたしも考えた。でも持っていくの忘れた。結果、よかった。かなりながいこと「ギナジウム」だと思ってた。間違いに気づいたのは麦田のトンネルを通ろうとしていたある日のことだった(とか、非常に無駄な記憶です)。 
・川上弘美+谷口ジロー『センセイの鞄』
 *キョンキョンでドラマになったよね、と話しましたね。

・Cさん
・五十嵐大介『リトルフォレスト』
 いなかぐらしを淡々と描いてる。五十嵐さんは自分も山に移住したひと。
 料理作業のシーンとか印象的。
 映画化され、夏・秋編にくるみごはんや栗の渋皮煮が出てくるので選んだ。映画は来年冬・春編公開予定。
・樫木拓人『ハクメイとミコチ』
 森に住むこびとたちがかわいい。でもかわいいだけじゃなく、世界観がしっかりしている。どんぐりを拾って料理したりするので。
・アキリ『ストレッチ』
 スポーツならぬストレッチの秋、とね。先輩後輩の女子2人。後輩が仕事佐賀市で先輩のところに泊めてもらうお礼に、家事とストレッチを教える。ストレッチは実践的でもある。
 *これは無料のwebまんがサイト『やわらかスピリッツ』連載なんですね。→『ストレッチ』のページ ストレッチが切実に必要なお年頃が多いメンバー、盛り上がりました。
・芦田実希『はじめのニット!』
 編み物の秋ということで。
 *これわたしも買いました。もとアミモナー(2年間ぐらいマイブーム) としては見過ごせない! と。でも編み物そんなにしてなかったよね? かわいかったけど。

・Aさん
 悩んだ…と取りだしたのはまず、いただきものなんだけどなぜこれをくれたのかわからない、という、
・わたせせいぞう『HURRICANE』
 *わたせせいぞうはやったよね! とまた、時代? トーク。それにしても立派な本ですね。絵本的な判型、ハードカバー。 
・三島衛里子『高校球児ザワさん』
・向田邦子+柴門ふみ『向田邦子マンガ館』
・『久保ミツロウと能町みね子がオールナイトニッポンやってみた』

・Pさん
・青木光恵『小梅ちゃんが行く』
 小梅ちゃんは前にもご推薦でしたが、あらたな目で。焼き芋エピが(一本)あるので持ってきた! とのこと。
・河内遥『関根くんの恋』
 関根くんが好きになったのは町の手芸屋さんの孫娘で、そんなとこから関根くんもニット男子になってしまう。なにをやっても超絶うまいのでものすごい勢いで作品を量産し、かつクマなんかかわいいの。
 *関根くん、1巻読んでそのままだったんだけどちょうどまんがの会2日前ぐらいに一気読みしたから記憶もあらたでした。関根くんの手は超人的だよ! 
・わかつきめぐみ『ご近所の博物誌』
・ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』
 *わたしも買ってます。既刊2巻。

・Mさん
・松本大洋『SUNNY』
 夏の終わり~秋の話。一軒家にあずけられた5、6人の子の共同生活。せつない。

・・・・
 もちろんお菓子もたっぷりだよ!
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 鎌倉のしらすラスクは持ち帰りしておいしくいただいたよ。

 さて、最後に(今回の順番としてはまんなかへんでした)が選んだものを。
 最初のほうは一応ちゃんと、後ろのほうは「夏でも冬でもないし、雰囲気から言って春より秋!」ってことで無理やり。になってきます。
・花郁悠紀子『四季つづり』
 タイトルからしてどんぴしゃでしょ。
 花郁さんは前にも書いたことがあるけど、ぜひぜひ読んでいただきたいまんが家です。惜しくもたった26歳で病にたおれたのですが、掲載誌(『プリンセス』が中心)の切り抜きをずっと取っておきましたし、コミックスは特別のカバーをかけて今も本棚にあります。
『四季つづり』におさめられた短編は日本が舞台。いま比較的手に入りやすいのは文庫版ですが、もともとのコミックスには「夏の風うたい」、「秋の時うつり」、「冬の波さやぎ」、「春の花がたり」そして「春秋姫」 (わたしはこのお話がイチ押し)が収録されていました。
 花郁さんの作品は精緻に構築されていて、美しい短編小説のようだけれど小説にはできないことをやってのけています。「春秋姫」で主人公茜と異母妹藍根の出会い、花郁さんの故郷でもある金沢の風景、そして姉妹の描いた絵…。電子書籍にもなっているのでぜひ読んでほしい。
 花郁さんのSFやファンタジー、ダークな側面などについてはまた。

・高田祐子『トテモ美シイ夏』
 夏のテーマで発掘したのですが、表題作の続編が「トテモ愛オシイ秋」です。高田さんについて、前回のまんがの会記事でちょっとだけ詳しく書いてますので、よろしければ。 

・榛野なな恵『Papa Told Me 秋』
 Young You連載、現在もその後継誌Cocohanaで連載している作品。NHKでドラマ化もされました。
(永遠の)小学生・知世(ちせ)ちゃんは、作家をしてるお父さんと二人暮らし。お父さんはなかなかハンサムで、運命の恋をして結ばれ、ちせちゃんを産んでなくなったお母さんを大切に想いながらちせちゃんを育ててる。ふたりのまわりにはお父さんの妹・ゆりこちゃんとか、担当編集の北原さんとか、働く女性もかずかずいて、…そうだなあ、[ふつうはこうでしょ]的に思われがち言われがちだけど「ちょっと窮屈」「ちょっと生きづらい」「じつは変?」みたいなことを、ちせちゃんやその女性たち(ゲストキャラ含む)がそっと指摘する、というスタンスだった気がします。
 しばらく進むとそのスタイルがちょっとヒステリックな域に感じられたり、これはどうしても仕方ないことなんだけどペンタッチが太くなってちせちゃんもなんか恰幅よくなって当初の美少女設定は設定だけかなって感じになったり、わたしも最近のはゆるーく追ってる程度なのですが、Young Youの周年記念企画で出た特別編集の『春』『夏』『秋』『冬』はさすがに粒揃いです。サブタイトルがカタカナ表記の英語だからなかなか中身と結びつきにくいんだけど、ちせちゃんに淡い想いを寄せる学校のプリンス・乾くんの話「シェル ブルー」が冒頭におさめられてます。

・入江亜季『群青学舎』
 このあたりから「まあ、秋ってことにして!」となっていきます。
 入江さんはエンターブレインで描いてて、初めて見かけたのは『コミックビーム』表紙なのではと思います。それが、もうどういうのかは忘れたけどすごく美しくて。驚いて。雑誌と並べてあった(ように思う)コミックス『群青学舎』1巻を買った。というような記憶です。
 絵がうまいよね。美しいものが好きだよね。美しいものばっかりじゃなくてじいちゃんばあちゃんや醜いものも描くから美しいひとが際立つよね。そして、「美しいは正義」って世界観だろ? って感じなので、正直、長編などは〔ちょっとキャラ萌えがすぎるのでは…〕と思うこともあります。
『群青学舎』はオムニバスストーリー。いろんな意味での青春、若さが描かれてます。今回「秋でいいよね!」と決める理由になった1巻収録の「森へ」は、ちっちゃなおばあちゃん(愛らしい)が木の実をつまんだり、嵐に遇ったり、湧き水の鏡に若いころの自分の姿を見たりしながら森を歩いていくもので、最後の最後までセリフはありません。

 あとの三冊は「どこが秋なの?」って思っていただくためってことで。
・山中ヒコ『王子様と灰色の日々』
・森川久美『青色廃園』
・神坂智子『ゾマの祭り』
 どの本もそれぞれに好きなんだけど説明するのが難しい。というか、また時間かかってしまう。
 そのうち思い出したようにつぶやいたりします。


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夏、海、…山? まんがの会8月 

2014.08.26
Tue
18:43

 ちーさんのよんふくCafeで2~3カ月に一回開催される「まんがの会」。8月24日に第9回でした。
 今回のお題は「夏」「海」(で、たしか話の流れで「山」も許容範囲にしよう?ってなったと思う)。 
 しかし残念なことに当日急用ができて参加できませなんだ。ラインナップをメモして送ってくださったkさんに了解を得て、自分のも追加して載せます。
 いやー、それにしてもバラエティに富んでるな。わたしは少女マンガと、メジャー系一般(青年)マンガの一部ぐらいしかカバーしていないので、とても勉強になります。毎回新たな出会いがあるの。

 今回は伏せ字ですがメンバーごとにしてみます。
〔Aさん〕
・仲宗根みいこ『ホテルハイビスカス』
・小玉ユキ『光の海』
・麻生みこと『海月と私』
・安堂維子里『水の箱庭』
・上村五十鈴『星の案内人』

〔Bさん〕
・紡木たく『ホットロード』
・吉田まゆみ『真夏物語』
・桜沢エリカ『プール』

〔Cさん〕
・鶴田謙二『冒険エレキテ島』(Dさんも持参)
・河合克敏『とめはねっ!』

〔Dさん〕
・村上もとか『NAGISA』
・村上もとか『水に犬』
・うめ『南国トムソーヤ』
・ヨシノサツキ『ばらかもん』
・ひらのあゆ『島の人』

〔Eさん〕
・アタモト『南古島学園』
・町田洋『夜とコンクリート』
・よしながふみ『きのう何食べた?』

〔Fさん〕
・くらもちふさこ『海の天辺』

〔Gさん〕
・吉野朔実『少年は荒野をめざす』
・鳩山郁子『月にひらく襟』
・篠原勝之『糸姫』

・・・・・・
 さて、わたしの場合。
 今回は苦戦でした。いつも最後に次のテーマを決めるんですが、ふつうはそれですぐ思い当たるのが何作かあります。でも今回は「んー」って感じでした。 
 すぐ浮かんだのは吉田秋生『ラヴァーズ・キス』。サーフィン出てきたり、たしか登場人物のひとりが海に入って入水自殺を試みたと思う。『海街Diary』も、背景にはいつも海があるよね。ただこれはちーさんのとこに置いてある本で、いわば[共通認識]あるんじゃないかと外しました。

 夏というと、すぐ思い出すのは「夏色のナンシー」なんだけどこれは歌(松本伊代←ご指摘いただきました。早見優。なんで間違えた私)。だめじゃん。
 まずタイトルで脳内検索したけど、夏は思い当たらなかった。 
 海は手塚治虫『海のトリトン』がひらめいたけどマンガは持ってなかった(アニメは好きで、イメージアルバムも買いました)。
 海→海賊で『ONE PIECE』もありのはずだけどこれ持ってないし、山本鈴美香『七つの黄金郷』いいと思ったけどもうだしちゃったし・・・そういえばキャプテン・ハーロックとかもありましたね(これもマンガは持ってない)。
 あんまり困ったので、「やっぱり自分がアウトドアじゃないから読むものにも影響してるんだ」とか思ったりしました。
 
 というわけで、選んだもの。いつものように〔まず少女マンガ、女性向けマンガ〕〔それであんまり数が揃えられなかったら青年ものとかにも広げる〕としました。

・高田祐子『トテモ美シイ夏』
 本棚(のまわり)で見たときに、「これよこれこれ!」ってひらめきました。
 ズバリ夏。なのもいいし、高田さんを持っていけるのもナイスじゃございませんか。
→表題作は96年に『コーラス』で発表。両親の不和に耐えかねて早く家を出た兄のもとに、幼い妹も逃げていく。兄は高卒で働いてつましい生活をしていたけれど、深く愛し合う恋人もいて幸せだった。ふたりと過ごす夏のきらめき。でも兄はたった18で事故死し、それから10年、妹は兄とそっくりな男と出会う。そして、兄の恋人だったスミカさんとも再会する。
 わー、こう書くとなんかろまんちくね! でもそれだけじゃないんだよ。

 高田さんは、調べてみたらフレンド系でデビュー。わたしはたぶん『コーラス』に載った作品で出会って、それから気になる作家さんになってコミックスを買ってます。最近ではハーレクイン系のマンガ化が多いようですが、オリジナルでは『ドリームジャンボウェディング』というのが今年出てます(もちろん買った)。
 うーん、なんと言ったらいいんでしょう、「とにかく読んでみて」がいいかな。次の回になんか持っていきます。

・市川ジュン『忘れた海』

・河原和音『青空エール』
 主人公は吹奏楽部、彼は野球部でそれぞれ「夏」を追いかけてる。今月出たコミックスでは野球部が北海道大会で決勝進出するとこまで、つまり甲子園まであと一歩! だもん、夏じゃないですか。

・文月今日子『地中海のルカ』

・大島弓子『海にいるのは』
 わたしは決して大島さんのよき読み手ではないし、角川で発表した諸作品は遅れて読んでるぐらいですが(『グーグー』をのぞく)、とくにサンコミックスで出ていた『ミモザ館でつかまえて』、『F式蘭丸』(フロイト式)『野イバラ荘園』などはすごく好きです。
 このチョイスは完全にタイトルから。もちろん中原中也からですよね。

・市川春子『25時のバカンス』 
 これも、なんだか〔了解事項〕の気がする。
 しかし『宝石の国』はちょっとキャラの区別がつかなかったりして、短編また描いてほしいなあと思っております。

・あと一冊あるんですけど、つぎの「それぞれの秋」に応用できるからそっちに。

*考えたけどやめた:主に重さの問題です。1)村上もとか『岳人(クライマー)列伝』 2)幸村誠『ヴィンランド・サガ』 3)星野之宣『ブルーシティー』(海底都市はみんなの街だ~♪ とか口ずさんで、「空中都市」の間違いだったと気づく)

*あと、せっかくだから少女マンガだけでも体系的に読んでみようとか振り返ってみようとたまに思ってて、そんななかから竹宮さんなにか紹介したいなと思ってます。これもどっちかというとサンコミックスがすぐ浮かんでくる。やはり三つ子の魂百まで。

 さて、寡聞にして知らず、だった作品調べたり読んだりしてみよう!
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まんがとごはんのおいしい関係。201403 

2014.03.31
Mon
10:30

 二ヶ月(ほど)に一度のお楽しみ、よんふくCafeでの「まんがの会」。
 3月のテーマは「職業もの」でした。
201403ma3.jpg
 持ち寄り+ちーさんによるおかずのほんの一部です。今回はけっこう野菜も多かったな。左側に映っているのは大木ハムのコンビーフ。薦めていただいてましたが、ようやく買えたので持ち込みました。

 それでは、ナインナップを。
・細野不二彦『ギャラリーフェイク』(おふたりが推薦)
 コンビニ版が出たり愛蔵版があったり、長いこと愛されている作品だと思う。サラちゃん絡みのエピが印象的だけど、他にはガウディの「色彩」の影にいたジュジョールの話とかも記憶に残るよね。

・河内遥『関根君の恋』
 ニッポンのサラリーマンということで、選択なさったとのこと。
 ふたりがこの本を見て「読みたいと思ってた!」と手を伸ばしてたのが面白いね。
 河内さんはちょっと前に出版社の垣根を超えて一気にコミックスが出たことがあったと記憶しています。

・楳図かずお「橋」(所収:『楳図かずお ビッグ作家究極の短篇集』)
 もしも楳図サロン(@『金魚屋古書店』)が実在していたらきっと一座の華となっていただろうPさんのおすすめ。「ちょっとハカセとか出てくるので」というコメントでありました。一回一ウメヅ(先生)。

・飛鳥あると『ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社』
 岩手密着型のお話とか。電子書籍版あるし読んでみるかな?

・松田奈緒子『重版出来!』
 わたしも買ってます。漫画家・編集者・営業・取り次ぎetc…。まんがをわたしたち読者の手に届けるまでにかかわるさまざまなひとたちの話。松田さんは今はなき『コーラス』で出てきたときからゆるっと追ってる作家さんのひとり。少女マンガとしてはちょっと倫理的にほひが強いなと思うこともあったけど、今のポジションはすごくいいんじゃないかと思う。そして猫げぼくとしては、
「〇〇ちゃん(松田さんちの王子さま猫)は白いところがほんとに白いねー!」(とうっとり)(せりふうろ覚え)
に、非常に共感を覚えるものであります。

・野崎ふみこ『ホテルはメイドでできている』
離婚して実家に帰り、ホテルのメイドさんとして働きはじめた主人公の話。お借りしてきました。夢中で読んじゃって、バス乗り過ごしたよー! 自分でも買おうと思います。店頭だとなかなか見つからない。今は物流いろいろめためただから、落ち着いてからでいいや。

・かたおかみさお『Good Job! リターンズ』
 Cさんのおすすめ。大手建設会社で働くひとびとのオシゴト話。講談社のKiss plus連載の頃は読んでました。NHKドラマになったけど、あれけっこういい感じだったよね。

・鵜飼りん『しばたベーカリー』
 犬、それも柴犬そっくりのしばたさん(でも犬じゃないんだって)。奥さんに捨てられ、息子を抱えてパン屋さんをやってる話。舞台が〔ブレメ商店街〕という名前なことから、元住吉のブレーメン商店街ゆかり? など話が出ました。
 紹介後、みんながひとわたりぺら見するのですが、柴田さんの犬っぷりに「はぅん」とやられる犬好き続出だったぞえ。

・有永イネ『かみのすまうところ。』
 宮大工の血筋、でも高所恐怖症の青年が主人公。木に宿る神様たちが美少女の姿をしていたりいろいろとしかけがあるらしい。

・小田扉『フィッシュパークなかおち』
 釣り堀コメディとな。なんでもテーマになるなあ。
 ところで、この本を紹介してくれた偉大なるマンガ読みTさんは、「職業もの」に際してつらつらとどんな職業ジャンルがあるか・ないかを考えてみたそうです。商店街をずっと思い浮かべたりして。
 そして、八百屋・肉屋などがない。少なくとも、思い当たらない。とおっしゃってました。
 八百屋というとあれか、『アタックNo.1』で鮎原こづえの幼なじみの彼(つとむくんだったよね、とちょっともりあがる。そしてトラックの転落事故で亡くなったよねとも←いま調べたらこれはアニメ版で、原作マンガでは違う亡くなり方でした…!)ぐらいしか確かに思い当たらない。そして努くんは脇役だし。
 いま記事にしてて思い当たったのが『もーれつア太郎』だけど、一応そういう職業ってだけで「職業もの」と言うのは無理があるなあ。
 なんでしょう…わかりやすい創意が描けるものだと題材になりやすいのかな? パン屋さんとかはあるもんね。

・有間しのぶ『その女、ジルバ』
 絵はもうひとつだけど、いつも話がいいよ! とTさんおすすめ。
 ビッグコミックオリジナルによる紹介ページから引用します。
「スーパーの倉庫で働く笛吹新は、恋人なし、貯金なし、老後の安心なし、の40歳。
人生を変えようと飛び込んだのは、伝説の高齢BAR。
平均年齢70歳以上の超熟ホステスに囲まれて、新人“アララ”の夢は夜ひらく」

・小池田マヤ『ピリ辛の家政婦さん』
 FEEL掲載で「〇〇の家政婦さん」というシリーズで続きがあるそうです。ごはんおいしそう、とも。

・高瀬理恵『公家侍秘録』
 時代ものとしてよくできている、とのコメント。

・そにしけんじ『猫ピッチャー』
 読売新聞日曜版連載なんだってにゃ。こうしきさいともあるにゃ。
 ちょっとばかしかわゆいからって騙されないんだからねっとか言いつつページめくったら「はぅん」てなったにゃ。借りてきたにゃ。

・村上もとか『フイチン再見!』
 実在の女性まんが家・上田敏子の話。わたしも持っていこうかと考えていました。まんがの会のすごいとこのひとつは、リアルタイムだけじゃなくて〔歴史〕としてもまんがのこと知ってるひとにいろいろ教えてもらえることだなあ。

*村上もとかと言えば、レーサーもので『赤いペガサス』も思い出して胸を熱くしてました。非常に希少な血液型・ボンベイブラッドの持ち主でありながらレーサーとして生きる主人公。両親の離婚のため成長するまで離れて暮らしていた妹・ユキが、かれに血を与えられる唯一のひと。成長してから再会したこのきょうだいの間には許されない恋情があり、それも物語りを動かすモーターのひとつになっています。少年マンガでありながら少女の胸ときめかす恋もあるこの作品、生涯の思い出の一作のひとつだなあ(その割に巻数をすっかり少なく記憶してたけど)。ラスト近くのケン→ユキの台詞は胸に刻まれてるよ! ←誤謬があってもあえてそのままにしておきますです。確認してません。

・吉崎せいむ『うごかし屋』
 引越屋さんの話に小説がからんでくる。

・澤井健『イオナ』
 これが来たかー。小学校の教諭だよねイオナ。ちょっと昔の言い方だったら〔エロテロリスト〕だよね。

・吉田まゆみ『Paper Woman』
 新聞記者。

・佐々木倫子『おたんこナース』  
 タイトル通り看護師。わたしはこの作品でプリン体のおそろしさ? を知りました(たいした思い出じゃない)。

・山崎峰水(原作:大塚 英志)『黒鷺死体宅配便』
 その名の通り、死体を宅配するひとびとの話。ただし、依頼人はその死体本人。

・河合克敏『モンキーターン』
 競艇マンガ。競艇は男女混合スポーツだから寮生活の部分なんかもちょっとラブがあったり…と、なんだか楽しそう。河合さんは現在執筆中の『とめはねっ!』はちゃんと読んでるんですが、あのじれったいラブ感は共通と見た。

・秋本治『Mr.Clice』
 スパイコメディ。

・しりあがり寿+Empire Snake BLD.『サラリーマンの魂』
 〔正しきニッポンのサラリーマン〕とはなんたるかを説く? 指南書的構えにしりあがりさんのマンガが入ってます。なんか『金魂巻』とかホイチョイプロダクションと時代を同じくした匂いがするぜーッ! ということでお借りしてきました。

 というわけで、今回お借りした三冊。
201403ma2.jpg

 わたしが持ってったものも書いておきます。やっぱり、一応少女まんがにこだわってみました。&+α。
・佐々木倫子『ペパミント・スパイ』
 佐々木さん花ゆめ時代のへたれスパイもの。

・くらもちふさこ『糸のきらめき』
 歌手。
 くらもちさんは後年『アンコールが三回』という歌手もの、というか恋する女の子が歌手。というお話を描いたけど、キャリア初期のこの『糸のきらめき』は、歌手として生きていく(ことになった)女性の幸不幸を描いていて圧巻だと思ったのでした。

・たらさわみち『僕とシッポと神楽坂』
 たらさわさんは『MF動物病院日誌』から獣医師と動物病院、動物と人間をとりまくお話をずっと描いてて、これはその最新シリーズ。

・佐伯かよの『燁姫(あきひ)』
 女子高生にして銀座の画商、燁姫。彼女が画商になったのは、売れない画家だった父がただ一点人物-つまり幼い自分を描いた絵を探すため。

・久世番子『よちよち文藝部』
 高校生の頃から文豪でびーえる描いてたんだっけ? 番子ちゃんの面目躍如? な文豪エピもの。わたくしとしてはぜひ朔太郎と犀星のアツイ友情をとりあげてほしかっただ。

『大使閣下の料理人』西村ミツル+かわすみひろし
 男性向けから一作。『バーテンダー』とちょっとだけ迷ったのですが、ちゃんとマンガとして楽しめるこちらにしました(『バーテンダー』は途中からお話に絵がついてるだけ、みたいになってて残念)。大使(や公使)公邸の料理人として働く〔食の外交官〕のお話。

*候補にあげたけど持っていかなかったもの
・小山田容子『ワーキングピュア』
 いや、1巻がすぐ出てこなくて…。
 自身の経験を活かして、銀行に勤務するひとたちの誠実な仕事や日々のとまどい、がんばりをていねいに描いた作品です。

 それから『赤いペガサス』ね!

/////
 今週末は大岡川桜まつり。
 よんふくさんの灯は旭橋寄りで輝いてました。
201403ma1.jpg


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