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* tag: 横浜散歩  150周年 

* category: 横浜150周年

9月24日は横浜特集で。付:おがわとわたし(4) 

2009.09.26
Sat
14:00

 あのY150も今週末で終わり。←前売り券買ってあるよ・・・!
 今年はひっそりと一カ月足らず開催の「黄金町バザール」も今週末で終わり。
 というわけで、24日(木)は私的[横浜デー]にしてみました。

・Y150 つながりの森
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 中山駅からシャトルバスに乗って15分ほど。駅からちょっと走るともう緑いっぱいなんですね。

 コスモスがきれいでした。
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 メインパビリオンの屋根に同調するかのように、風にそよぐススキ。
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 つながりの「森」なので、季節に合わせた草花を揃えてありました。風もよく通って気持ちいい。

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 行ったことがあるというひとに感想を聞いたら、
「夏休みの宿題をやるならいいですね」
ということでしたが、よくわかる。当日も小学校の遠足が三組、と掲示板に出ていました。
 畑で先生が
「これなーんだ?」
とひょうたんを指して聞いてみると、
「梨」
と口々に答えていたりね。そうか、洋梨は今の小学生には親しいフォルムなんだなあ。

 さて、セグウェイ特別試乗会(どうも、ちょうど24日からだったらしい)があったので体験してみました! 荷物を置き、ヘルメットをかぶって、インストラクターについて乗ります。5メートル四方程度のちいさな区画を四台で稼働していて、区画を数回往復しておしまい。
 メキシコでは「レフォルマ大通りをセグウェイで観光」というオプショナルツアーがあり、ちょっと興味をひかれていたのですが、思わぬところで試乗できて面白かった。持ち時間が終わるころには、ちょっとだけハンドルから手を離してそのままの姿勢というのもできて、慣れました。

 平日だったので大きなイベントはほかになく、時間の制約があって夕方のキャンドルナイトも見れなかったけど、これはこれでいいんじゃないかと思いました。

・ズーラシア
 できて10年なんですね。行ったことがなかったので、Y150会期中のみオープンのゲートから入ってみました。正面ゲートから見ると、一番奥にあたります。
 シンボル(のひとつ)のオカピ、はじめてみた。けっこう大きい~。
 室内展示のオカピは、かなりのスピードでガラスケースに沿って左右に移動していたのでうまく写真が撮れませんでした。
090924z1-s.jpg
 室外で葉をついばんでいるところをズーム。

 猫的にはぜひツシマヤマネコも見たかったのですが、当日はかなりの日差しでしかも真っ昼間だったせいか、うーん、見当たらず。ライオンは遠くでのさーっと昼寝。オセロットは檻の近くにスズメバチが巣を作ったそうで通行禁止。
 ズーラシアのリーフレットの表紙を飾るアムールトラの体調がすぐれず、[おやすみ]だったのも残念。でも人間で言うと80歳越えだというのですから、のんびり養生してほしいです。

 そんななか、
090924z2-s.jpg
 スマトラトラはガラスケースのすぐ前を行ったり来たりしてくれました。三歳くらいの子どもと、ガラスケースをはさんでちょうど向かい合うようにしていて、ちょっとドキドキ。なにしろ暗かったし、これまたかなり動きが早かったのでほとんどが幻想的な写真になってしまいましたが、これはなんとか写っているかな。

・黄金町バザール
 つながりの森&ズーラシアのあと、5時に鍼灸の予約を入れてありました。
 けっこう時間あるから行ってしまえ! と、今度は鶴ヶ峰経由で黄金町へ。

090924k2-s.jpg
 えと・・・
 たしかに[開催は祝日・週末]とはわかっていたんだけど、昨年は平日でもそれなりに見ることができたから足を伸ばしてみたんだな・・・
 バザールオフィスすらおやすみの平日。展示すらやっていない場所の多いこと。
 マイノリティーコーヒーでゆっくりコーヒーをいただき、猫たちには迎えられ(このあたはは別記事にします)、結局黄金町を散歩した、という感じでしょうか。

 鍼灸への移動途中、おがわに寄りました。
 わあっ! 入ったとたんに
「いらっしゃいませ」
と言われた! 
 今まで気づいてなかったんですが、ガラス戸を開けた正面上方にすりガラスの窓があり、そのむこうには作業所があるようなのです。ちょうどご主人がなにかをしていらした様子。

 売り物はどら焼だけでした。4つ、買いました。
 おがわのショーケースに並んでいるお菓子を全制覇できる日は来るのでしょうか・・・。 

・鍼灸のあと、さらにY150ベイサイドの有料会場へ。こちらは内覧会に行ったのですが、当日メンテナンスでおやすみだったラ・マシンの最終興行に間にあってよかった!
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 建物を襲うかのような動き。

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 撤収時の一瞬。
 なんかこういうウルトラ怪獣いたような・・・。

・バルーンにアニメーションが投影されるHOMEもきれいだったな。
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 開始前。

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 途中。みどりの地球。

 三部作のうち二部・三部上映中のアニメBATONはパス。
 そして日産の会場にも足を伸ばしました。 ハイビジョンの上映作品が二本に増えていました。前にも見たのは日本各地でさまざまな光景を撮っていて、なんで横浜じゃないのーという不満はありながらもまあ許せたのですが、追加の一本なんかハワイの映像ですよ。それだって最初のうちのパラグライダーから見た景色や海ならば百歩譲って「地球をたいせつに」なのかな~と思えましたが、ハワイでのアメフトの試合光景が3分くらいあったのには、なんじゃそりゃ! でした。たしかに映像はきれいだけど、別に映像テクノロジーを見せたい企業でもないでしょ。まさに迷走・・・。

 最終日を明日に控えて、新聞などでも総括記事が載るようになってきましたが、とにかくベイサイドの有料会場は大失敗ですね。つながりの森みたいに価格がおさえられていて、その場に来たらほかにズーラシアしか見るところがないならばアリと思いますが。

 ベイサイドの有料会場は、場所をひとつにしぼってアニメや日産の映像やめて入場料500円。ならよかったんじゃないかな・・・。
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* category: 市場

チャルマで売ってました(2) 

2009.09.21
Mon
01:21

 チャルマ特集もいよいよおしまい。
 食べ物以外の店先などを撮った写真を並べてみました。

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 お守りの紐もメキシコカラー。「チャルマのキリスト」(十字架があるほう)はわかるんですが、ぽっちゃり型の男性が椅子に座っているみたいなのは「医師」または「医学の」がかろうじて見えるだけ。撮るときにちゃんとチェックすればよかった。

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 ヘスクリスト・スーペルエストレージャ(=Jesus Christ Superster)。なんか、トキみたいなんですが。いや、トキはもっと静かな感じ? 『聖☆おにいさん』のいえっさスーパーリアル&シリアスバージョンでもいいですね。
 左の「聖ユダ」はイエスを裏切ったイスカリオテのユダではもちろんなくて、ユダ=タダイです。

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 チャルマの石。
 
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 この薪は売り物かは判断に困るところですが、昨日アップしたサトウキビの籠と並んで置いてありました。

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 行商さんももちろん。
 ハンモックや織物を背負って、レストランの客席のあいだを歩いていた女性。

 ほか、お約束の海賊版ディスク売りとか、ルチャドールのソフビ人形や、ちょっとした農具なども売っていました。生活必需品はなんでも手に入るのではと思います。

 というわけで、次はチャルマを離れて、緑のソーセージを味わいにマルケサへ!  
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* tag: メキシコ 

* category: 市場

チャルマで売ってました(食べ物の部) 

2009.09.20
Sun
00:07

 つらつらやっているうちに、メキシコから帰国してもう一カ月になってしまいました。しかしながらまだ記事は続きます。とりあえず、チャルマについて日本一詳しいブログを目指しましょう。

 というわけで、チャルマで見かけた食べ物編です。
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 まずはお土産のお菓子。ナッツを固めて板にしたものとか、果物の砂糖漬け(名物らしい)など。

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 量り売りっぽい、野趣あふれるのもあるでよ。
 一瞬なにかの内臓かと思いましたが、砂糖漬け系のようでした。
辞書なんかで調べてみたけどよくわからない・・・。聞いておけばよかったな。

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「おいしい生クリームパン」と書いてあります。一袋10ペソ(今日クレジットカードの請求が来たのですが、当時で考えると実質80円)連れが買いました。生クリームが練り込んであって、すこし柔らかめということらしいです。

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 かっぱえびせん風スナック。
 赤いのは辛そう。そして、一般的にちょっと湿気てそう。

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 カットフルーツの盛り合わせはいろいろなところで見ました。大きなお盆に何皿か乗っけて売り歩いている姿も。

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 パックのジュースも売っています。ひとつ10ペソだったと思う。
 後列右側のファンタが、なにげなくどぎつい色合いでござる。

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 竹っぽいのはサトウキビだよね?

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 食べ物行商の例。手押し車みたいなのに無造作に並んでいました。右のほうには豚足。

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 豚(puerco)はポピュラーな食材ですね。
 これは豚の皮(チチャロン)のフライ。量り売りしていました。 トマトソースで煮てタコスの具にすることもあるそうです。

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 これはさすがにないよなあと思った焼き魚。さすがどメヒコ・チャルマ。
 右側にあるのはタマレスかな? トウモロコシの皮で具を包んで蒸し焼きしたもの。激しい焦げ目です。
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* thread: 美術館・博物館 展示めぐり。  * genre: 学問・文化・芸術

* tag: ラテン 

* category: 展覧会

黄金の都シカン展に一日ブログ記者として行ってきました 

2009.09.19
Sat
00:38

 10月12日(奇しくもコロンブス一行のアメリカ大陸到達記念日)まで上野の国立科学博物館で開催されている「特別展 インカ帝国のルーツ 黄金のシカン」展に行ってきました。

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 このポスターはちょっとあれかな~。まあ、金には神通力があるからなあ。

 じつは展覧会開始直後の7月にも足を運んでいたのですが、忙しさにかまけて記事などは書かずに置いてあったところ、takさんの弐代目・青い日記帳で「一日ブログ読者」募集のお知らせを教えてくださり、喜んで応募したという次第です。

→本人は入場無料・写真撮影OK(展示物のクローズアップはNG)・特製グッズのお土産まである盛りだくさん企画です。ぜひ、ほかの展覧会でも続いてほしいものです!
 詳しくはこちらから。残念ながら定員に達して〆切だそうです。←拡大したのか? 19日午後に見たら募集していました。とりあえず訂正します。

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 記者に認定されるとメールが送られてくるので、必要事項を印刷&署名してチケット売り場に提出。すると、係員さんからお土産&記者証を渡されます。そして中に。

 さて、二回行った結論からお話すると、
・最後の3Dシアターに限らず、マルチメディア利用の展示なので、ツールはフルに利用するとより楽しめます。そこんとこ、やっぱりテレビ局後援っぽい。
・逆に言うと、展示物のキャプションだけだと
「もうちょっと説明がほしい」
と思うかも(実際、そういう感想をネットで見かけました)。オーディオガイドは有料だし、借りるかどうかは好き好きですが、随所に配置されている紹介ビデオは見たほうがよいと思います。これからの方は、ぜひどうぞ。

 エスカレータを下り、右折して展示室に入ると最初はプロローグ映像です。そこから
・第1部 シカンを掘る! 考古学者の挑戦
 ペルー北部海岸地域で展開したシカンSica'n文化の発掘および調査は、日本人研究者・島田泉 南イリノイ大学教授が当初から責任者としてかかわってきました。そのつながりから、現在現地ペルーには日本の援助でシカン博物館が立てられたそうです。リンクはこちら。スペイン語だけの様子。

 今回展示されていたのは、大部分が中期シカン(950年から1100年頃)のものでした。
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 発掘のようすをおさめた写真や、道具の展示。
 発掘に従事する現地のひとびととの記念写真などもありました。
 
[シカン]Sica'nというのは、現地の古いことば・ムチック語で「シ(月)の神殿」という意味で、島田教授が命名したそうです。それまでは、最終的に14世紀にシカンを征服したチムー文化に含まれて考えられることが多かったこの地域の文化的独立性を確立することが目的で、ほんの25年ほど前、1983年に命名がなされました。だから、今回調べてみると、まだスペイン語や英語では、[シカン]という名称と[ランバイェケLambayeque]という名称が併存している状態のようです。ランバイェケというのは、シカンを含む周辺の地理的名称です。

・第2部 シカン文化の世界-インカ帝国の漂流

 今回、わたしが一番わくわくしたのは、この展示ケースでした。
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 シカンにあるロロ神殿の東の墓を立体的に再構成したものです。背景に写っている人物像は、墓の主が副葬品を身につけるとこうなる、という想像図です。

 写真ではわかりにくいので、シカン文化学術調査団ウェブサイト、写真と地図のページを引用します。

 ちょっとスクロールして、「ワカ・ロロ 東の墓」という項目の上段右から二番目に、墓の様子をイラスト化したものがあります(ワカ huacaというのは「聖なるもの」で、巨岩、偶像、そして神殿や聖地などとも理解されます)。会場で売っている『古代アンデス文明を楽しもう』(これもお薦め!)にも掲載されています。

 ケースでは下から二段目、イラストでは下から四分の一くらいのところに透明な膜に包まれて逆さになっているのがこの墓の主とされる男性です。
 この男性、首から下は前述のように逆さになっているのですが、頭部は切り離されてふつうの上下(つまり、体から見ると逆さ)に配置されているのです。異様です。
 
 この墓には、おびただしい豪華な副葬品(総重量1.2t、金銀がぎっしり詰まった黄金の箱もありました)のほかに、ほかの人間も埋められていました。
 特に目を引いたのが、最下層に置かれたふたりの女性です。ひとりはあぐらをかいて壁面によりかかる形、そしてもうひとりは仰向けになって足を立てています。殉死しただけの女性たちならば、どうしてこんな格好をしているんだろう?

 ネットで調べていたところ、1996年にTBSが製作した番組(を、ペルーで吹き替えて放送したもの)を発見することができました。そこで島田教授は、[ふたりの女性は妊婦と助産婦なのではないか]と言っています。頭を下に生まれていくこどものように墓の主が再生することを祈っての配置ではないか、ということでした。  

 この男性がかぶっていたのが、この記事の最初に置いたポスターの中央に配置された「黄金大仮面」です。

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「月」を意識したケースのなかに置かれた黄金大仮面。

 今回、ケースや展示方法を見るのも楽しかったな。
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 黄金大仮面のお向かいにできていた光の交差。展示ケースの側面に三日月の切り込みが入って、こんな形になりました。

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 こちらは、神殿の階段をイメージ?

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 展示ケース上部の鍵穴隠しだって、有翼のシカン神イラストなのだよ。

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 オーディオガイドの番号札もこの通り。

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 展示室中心には、ロロ神殿をイメージした大きなケースも。日干しレンガでできてるのでこの模様なんでしょう。

 さて、島田教授のグループが発掘した大規模な墓は「東の墓」だけではありませんでした。
 ロロ神殿正面からのびる大きな通路をはさみ、ちょうど向かい合わせのような配置で「西の墓」が発見されました。
 こちらも中心となる人物は男性。そして、科学的調査により、東の墓の主がおじ、西の墓の主が甥ということがわかったというのです(図録では「おじと甥または従兄弟同士」と考えられているとありました。p.301)。

 さらに、2006年に発掘されたロロ神殿西側スロープ脇から、女性を主とする墓が発見されました。墓の主になるほど高位の女性の存在はそれまで想定されていなかったとのことで、シカンの社会構造の考察に大きなインパクトを与えたことでしょう。

 さて、展示品の紹介に戻ります。
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 シカンは周囲との交易も盛んで、形状や色の美しさから尊重されたウミギクガイ(左)やイモガイ(右)など、ごく近くでは採れない貝も副葬品のなかにありました。こちらはエクアドル沖の熱帯海域で収集されたものとのことです。

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 貝をそのまま愛でただけでなく、原料にしてペンダントや小人像などの工芸品も作られていました。こちらは、先スペイン期末期の貝殻細工職人(15世紀後半~16世紀前半)の墓から出土。

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 壺なんかもなんとなくユーモラス。
 左側の魚はわかりやすいですね。真ん中はとうもろこしを型取り、飾りにとうもろこしの神がついているもの。右はカモ型の取っ手付です。

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 右手はシカン神の像を織り込んだ多色タペストリ。それを図像化しているのが左です。
 上は、ミイラ包みの飾り帯だそうです。

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 儀式用のケロ(縁の広がったカップ)、左が銀製で右が金製。どちらも、シカン神の顔がちゃんと見えるように置くとケロとしては上下逆さまになります。なぜそのような形にしたのかはわからないとのこと。また、ここでは対のように展示されていますが、盗掘だったため、もともと同一の墓に納められていたかは不明。

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 こちらは装飾つきの木製輿です。こんな形で背負って運んでいた? という推測に基づいた展示。
 この輿の背中にあたる装飾がすばらしい。
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 最後の最後はミイラ包みでした。
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 ちょっと唐突な感じでした。これだけ、ちょっと離れたブルホ遺跡から出てきたものだし。

 締めくくりは、3Dメガネをかけてのシアターです。約10分。

 常設展へと抜ける通路には、アンデスのまふまふ動物・アルパカやリャマの紹介ボードがありました。
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 アルパカの毛も触れます。

 そして売店。
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 インカコーラ、もちろんあるでよ(甘いですよ)。
 そのお隣のカムカムドリンクはけっこう好きで、ときどき買います。ビタミンたっぷり! ちょっとお高め。

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 図録&オフィシャル・ガイドブック『古代アンデス文明を楽しもう』、どちらもお薦めです。
 
 図録は、展示品の写真や説明ももちろんですが、シカンに関わるこの30年の調査の集大成が詰め込まれています。論文は全部は読めてはいませんが・・・。

 自分はシカンの末裔であると信じて発掘に携わってきた現地のひとびとの求めに応じてDNA分析が行われた話など、ちょっとドキっとしてしまいました。
 発掘担当者24名のサンプルを分析した結果、かれらの「少なくとも母系の系統は、ヨーロッパでもアフリカでもなく、またインカなどの山岳地域の集団でもなく、この地に古代に栄えた文化を担った人々につながることがあきらかになった」(p.296)そうです。よかった。

 また、終わり部分には、「シカン文化学術調査団(PAS)の歩み」もあります。PASお抱えのコックさんはとっても優秀で、外部のひともあっと驚くおいしいごはんだとか。

 前述のTBS画像(をスペイン語訳してペルーで放映したもの)によると、シカンは宗教都市の色彩が濃く、中期シカンの滅亡もその都市としての役割に関わると考えられています。
  中期シカンの滅んだ1100年頃、気候変動があり、このあたりは30年にもわたって強烈な旱魃に見舞われたことがわかっています。宗教センターとして栄えていたシカンの威光は地に落ち、やがて火をかけられた・・・現存するほとんどの神殿の上部は、焼け焦げているとのこと。

 [後期シカン]は、1375年ごろチムーに滅ぼされます。
 シカンにいた黄金細工職人たちがチムーに連れていかれ、やがてチムーがインカに破れると黄金細工はインカにも伝わりました。・・・というわけで「インカ文明のルーツ」というコピーにつながるんですね。

 島田教授をはじめとするPASの発掘活動が順調に続き、いつか、ロロ神殿の基底部にあると推測される墓の発掘もかなうことを祈ります。
 考古学って面白い! と改めて思った展覧会でした。

・・・
 国立科学博物館によるウェブサイトはこちら
 シカン展はこの後、熊本・高地・富山・福岡に巡回します。

 TBSによるシカン展ウェブサイトはこちらです。

 企画を紹介してくださったtakさん、チャンスを与えてくださった主催者のみなさま、ありがとうございました。
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* tag: 石川町  商店街  横浜散歩  リセンヌ 

* category: 和食

葉月@リセンヌ小路でたっぷりランチ 

2009.09.13
Sun
19:43

 ちょっと久しぶりに、リセンヌ小路で新店を開拓しました。むかし、猫さんが店頭でがーりがーりやっている写真を撮ったことのある、「こだわり惣菜と沖縄料理」の葉月です。
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 リセンヌ小路の本通り(?)に面しているのはお店の側面ですが、入ってると考えていいよね。

 以前にも入ってみようかなあと思ったことはあるんだけど、けっこう混んでることが多くて。
 今回は土曜日のランチタイムだったので、むしろ(常連さんがいなくて、かな)空いていました。先客は一名でした。

 どこでもお好きな席に、と言ってもらったので、入って右手奥に陣取って店内を眺めました。一階フロアはカウンター(6席)、窓際の4人掛け×3、そして真ん中の島(10人くらい座れそう)は椅子の背も低めでまさに居酒屋さんという感じです。また、奥にちいさなお座敷と、階段でつながれたロフト的小上がりもあります。だから天井が高めになっていて気持ちいい。

 ランチの、タコライスセットをお願いしました。
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 タコライス「ハーフ」と書いてありましたが、これは通常量じゃないの?
 甘くてほんのり辛味もある(+、お好みで加えられるようにタバスコの壜も一緒にサーブ)トッピングなどをいろいろ混ぜていただきました。ごはんがもうすこし固めのほうがこういうお皿は好みだけど、食べやすくてトマトも効いてて満足です。

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 なんと、沖縄そば(「ハーフ」)も一緒です。
 こちらはたしかにハーフでした。紅生姜の下には、そぎ切りしたかまぼこがありました。

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 さらに小さなもずくも。体によさそうなのである。

 あまり居酒屋さんって来ないのですが、こういう落ち着いた時間帯や曜日を選んでのんびり食べるならいいな、きっと。

 さて、おまけ。
 どこでお昼にしようかなあ、今日こそル・マイスに入ってみようか・・・とリセンヌを元町方面までほぼ歩いてから戻って葉月にしたのでありますが。
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 おお、よく寝ている・・・。
 この子、リセンヌでよく見かけるよね?

 こっそり近寄ってカメラを構えていたら、おなじみさんらしいお年寄りが
「まあまあ~」
とやってきました。
 店内(衣類のお店)からマダムもあらわれ、
「売り物に寝ちゃって」
と。でもちゃんと黄色いタオルが敷いてあります。 
 このあたり、カメラ教室のみなさんが現れて思い思いに写真を撮ってくことも多いそうですが(わたしも二週間くらい前に遭遇した)、先週もやっぱりこの猫はよーく寝ていたそうです。

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 というわけでアップ。
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* tag: メキシコ  ラテン 

* category: メキシコ2009夏

チャルマで食べました 

2009.09.13
Sun
12:07

1)チャルマでの休憩です。家族でやっているとおぼしき、売店&軽食&プルケの店でした。立ち食いの売店が多いなか、腰を下ろせるテーブルがあるのが決め手だったかな。

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 黒いよ!?
とびっくりしましたが、「青」トルティージャ tortilla azulというそうです。メキシコにはいろいろな種類のとうもろこしがあるんだけど、これは青とうもろこしで作ったもの。
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 ふつうのと比べると、こんなに色が濃い。
 比べられるほど食べてないのですが、なんとなく白いのよりミネラル分豊富に思いました。

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 トルティージャ作りのプレス機です。
 はりつかないように生地(masaマサ)をビニール袋に入れてプレス。

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 焼いたものをとじてお持ち帰りにもできるらしい。

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 サルサ(ソース)を作るのに使っていた石臼。この石と青トルティージャの色がほぼ同じなのが面白いよ。

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 薬味はこんな感じでタッパーで持ち込み。

この「休憩」は教会の裏だったのですが、そこからまたどんどん下っていくと、売店・レストラン・プールなどが所狭しと並んでいました。

 2)まずは、ずらーっと並んだ「中身」をご紹介です。
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 辛そうだよ・・・

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 改めて見ると↑↓は似てますね。同じお店に並んでいたんだけど。それだけ「豆」が愛されているということかな、たぶん辛さが違うんですよ。チレの太さや色が違う。
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 パラっとしてておいしそう。

 で、結局オマールさんが選んでくれたのは
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 もちろん黒、いえ青トルティージャと、

 包んで食べる中身は、鶏肉&野菜でした。
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 野菜部分はこんなふうにビニール袋にじかにどーん。それをプラスチックのスプーンでトルティージャの上によそっていただきます。白いチーズもかけましょう。

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 レモンや薬味ももちろんお好みでどうぞ。

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 こちらで頼んだミネラルウォーターと、さっき買ったプルケのコンテナ(あんまりうまく写っていませんが、ちょっと歩いただけでぶくぶくと育ったので一度栓を外してあります)。

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 赤いソース。

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 緑のソース。こっちのほうが辛いはず(わたしは辛いものはあんまり得意ではないので、おそるおそる書いてみます)。

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 量り売りですけん、たいせつな道具。

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 使い込んだ包丁とまな板(木の切り株を利用しているかな、10㎝ほど厚みがありました)。
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* tag: メキシコ 

* category: メキシコ2009夏

帰宅するまでにもどんどん育ちました・プルケ@メキシコ 

2009.09.07
Mon
20:13

 チャルマの屋台で何度か見かけたこんなコンテナ。
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 聖水を汲んで持ち帰る容器かな?

 その用途もあるかもですが、
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 別の液体のお持ち帰り用でした。一枚目には「3」しかなかったけど、大きさによって「1」「2」などもありました。つまり数字はリットルらしい。

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 バケツに入ってるし、なんか洗剤っぽいような。

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 違いました。注文すると、ひとり分ずつこのジャーに入れてくれます。
 わたしは前の日に着いたばかりだったのでちょっと警戒して、ほんの一口もらいました。そんなに強くない、ちょっと泥臭い感じのお酒です。なんかとろみがある。

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 その名はプルケpulque。
 オマールさんいわく、都会では男だけが飲んでいい飲み物で、女は隠れてちいさいスペースで飲む。でもここは田舎だから大丈夫。果物とミックスすると「クラード」(pulque) curadoと呼ばれる。

 友人が持ち帰り用に3リットル買いました。
 が、すごい。一時間くらいしたらもう発酵が進んでぱんぱんに。ふたを開けるとあふれてきました。生きてるねえ。
 その後、たしか人類学博物館でもプルケと宗教儀礼についての説明を見かけました。

 さて、ちょっとネットで調べてみると。
・「メキシコのどぶろく」。テキーラはスペインが来て、蒸溜技術が伝えられてからできたものだけど、プルケはマゲイ(竜舌蘭の一種)の心臓部にわき出る蜜水を貯めて発酵させるだけ。発酵速度が早いので保存にはきかないから、瓶詰めなどもない。

・マゲイという植物そのものがメキシコにとって非常に重要であることに従い、プルケも宗教的意味も持つ飲み物であった。

・最近はあまり飲まれない。カルデナス大統領が[プルケを飲むと酔って仕事にならないから飲んではいけない]というふうに禁止令を出し、ビールに取って代わられた。これにはもちろんビール会社からの強い働きかけ(賄賂含む)があった。

←テキーラとの関わりでプルケに触れている記事@たばこと塩の博物館。
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* tag: ラテン  メキシコ 

* category: メキシコほかスペイン語圏の料理

国際フェスタで「ラテンアメリカのお茶とお菓子」 

2009.09.06
Sun
23:39

 パシフィコ横浜国際展示場で開催された「横浜国際フェスタ」に行ってきました。
 もともと
「12時に入り口待ち合わせで~、各国料理のブースをのぞいてお昼ごはんにして」
などと話していたのですが、昨日突撃したほんまさんの玉稿を見て、もっと早く行こう! と決心。でも案外到着に手間取り、11時半過ぎにごはんゾーンに。おお、おかげで空いています。

 一応一回りしてから、せっかくだからペルー料理に。
・ブリトー(は、典型的ペルー料理ではないと思うけど。テックスメックス?)
090906a2-s.jpg
 ソーセージをくるっと巻いてあります。
090906a1-s.jpg
 上? から見るとこんな感じ。がっつり肉。のソーセージと、刻んだキャベツ。ほんとうはぴり辛だったんですが、控えめにしてもらいました。

 その後、友人たちと合流してからは
・タイラーメン
 これは友人の奥様(別のところで展示出店中)のお薦めでした。評判らしく、12時15分くらいに行ったら10人くらい待っていました。
090908b-s.jpg
 おお、フォーみたいな感じ?
 白いのは蒲鉾的練り物です。チャーシュー? がおいしかった。
 自分でナンプラー、砂糖(!)、酢など入れられるようになっていたので、お酢をちょっとだけ入れてみました。地味に辛い・・・と言ったら、連れ(タイ語堪能)が、
「もともとのラーメンは辛くないはずだけど」
と言っていました。地方で違うとかなのかな?
 口直しにお菓子と思ったのですが、さらに混雑していたので、ちょっとだけ空いてたスリランカショップでロイヤルミルクティーをいただきました。これははじめから甘みがついていたので、今回はよかった。

 さて、昨日でもよかったんだけど今日にしたのは、2時からのセミナー「ラテンアメリカのお茶とお菓子」に興味があったからでした。横浜を中心に活動している[ラテンアメリカ青少年の会」提供です。具体的には、メキシコとペルーでした。

メキシコの飲み物 ハマイカjamaica ジュース
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 ハマイカjamaicaというのはハイビスカスのこと。今回、メキシコではメニューにはあるけど注文すると「今日はない」と言われること続きだったので、余計嬉しかったです。ちょっと酸味&甘味。

メキシコのお菓子(?)タコ
 タコスtacosは複数形、今回はひとつなのでタコtaco。鶏肉をくるんで揚げてあるので、形状からついた名称がフラウタflauta(フルート)。これまた及び腰でちょこっとだけもらった赤いのは、辛い薬味です。
090906d-s.jpg
 お菓子というのとはちょっと違う・・・?赤いサルサをちょこっとだけつけて食べるとおいしかったです。

 そして、じつはペルー組は開始20分後くらいに到着。飲み物はなかった(笑)。
090908e-s.jpg
 これは見本のムラサキトウモロコシ。ほんとうはこれから作ったチチャ・モラーダを出す予定だったらしいです。説明してくれた日系のおじょうさんが、わたしたちのテーブルのうえにあるさっきのハマイカジュースをすっかりチチャ・モラーダだと思い込んでいたのは面白かった。たしかに色はそっくりな感じです。

・ペルー人大好きなお菓子、というマサモラ・モラーダ mazamorra morada
 090908f-s.jpg
 片栗粉を入れてちょっとねばりをつけたチチャ・モラーダ(かな)と、リンゴ。そしてシナモンを一振りです。誕生パーティーなどには絶対。というお話。

 よく考えると(考えなくても)、お茶はなかった。話のなかには出てきましたが(メキシコではマンサニージャ←カモミール茶 をよく飲むとか、フロアにいたパラグアイ人の見学者が、マテ茶のお話をちょっとするとか)。
 自分たちの団体や活動の宣伝も大事だと思うのですが、配布用チラシはなかったりして、このゆるさがまさに~。という感じもしました。
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* tag: 商店街 

* category: 中国・台湾料理

ここはどこ? いまはいつ? 

2009.09.05
Sat
20:57

 夏冬恒例。弟たちが沖縄に行っているあいだ猫のお世話を頼まれ、母も連れだして、5日連続で本牧方面に行きました。どこでごはん食べようかなあとそわそわ。

 土曜日の夜、けっこうどこもかしこも混んでるなあ。三軒ほどのぞいてちょっと駄目で、そういえば前にも入りかけたけど二の足を踏んでた再春菜館の扉を開けました。
 入って右の席に寝そべっていたとおぼしきシェフが飛び起きました。ということはわたしたちが今晩はじめてのお客? とりあえず席に着きます。

 メニューブックもあるけど、けっこういろいろ張り紙してあってお料理とか値段もわかって・・・
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 えと・・・

090823d-s.jpg
 母なんか
「いま、何月だっけ?」
と言う始末。

 しかもオープンキッチンのカウンター上には、みんなを幸福にしてくれるというあの党のポスターが二枚・・・あ、これは季節感あるか。

 ほんとうは刀削麺(名物のはず)にしようと思っていたんだけど、母と相談するとやっぱりはずれてしまうのでした。

・鶏肉とセロリの水餃子
 最初はふつうの水餃子をお願いしたのですが、
「豚肉を切らしている」
ということで注文。
 別室の扉を開け、どうも粉を量ったりするところからはじめているらしい・・・けっこう時間かかる・・・大丈夫か? と思いつつ、店内のテレビで流れている世界陸上ベルリン大会の女子マラソンを眺めながら待ちました。

090823a-s.jpg
 よかった、おいしいじゃん!
 刻んだニンジンも入っていましたよ。
 気分も俄然上向き。

・海鮮の細揚げそば
090823b-s.jpg
 気前よく具が入ってます。
 ちょっと味が濃い。そばに乗ってるんだけど、そばごとごはんにかけたい感じ。

・豚角煮醤油味美味煮込み
 名前に「美味」が入っています。
090823c-s.jpg
 豚肉はないと言っても、これは作りおきしてあるはずと思って頼みました。
 いわゆる角煮を予想していたんだけど、けっこう歯ごたえが残っています。これもごはんにかけたいなあ。

 シェフはたどたどしい日本語ながら、とっても一生懸命気を配ってくれて好感を持ちました。一緒にマラソン観戦したし(笑)。いろんなものが過剰に貼ってあったり積まれてたりする店内だけど、清潔感はけっこうあるし。

 なんというか、ちょっとタイムスリップ&場所? スリップ体験の趣でした。面白かった。
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* tag: ラテン  メキシコ 

* category: メキシコ2009夏

「どメヒコ」チャルマChalmaへ 

2009.09.05
Sat
12:52

 8月のメキシコ旅行二日目は、知られざる聖地チャルマ詣で、緑のソーセージ&白いロールケーキという盛りだくさんなものでした。今日は、チャルマのお話を。

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 今回とってもお世話になった友人は、旦那さまの現地駐在が終わり9月中旬には(残念ながら独立記念日を今年は体験せずに!)帰国することになったため、余計にいろいろ見て歩こうと張り切っていました。

 わたしは今回はメキシコシティに腰を落ち着け、一日か二日くらいは遠足でもいいなあという感じ。ただし土地勘もほとんどないし、現地ツアーに入るにしてもひとりだと料金が高くなってしまうしなあと思案していました。

 で、結局三日目にタクシーを借り切ってタスコ-ソチカルコ-クエルナバカ遠足となるわけですが、ほかにも友人から提案が。

メキシコ人のともだちが、帰国前に絶対チャルマは行くと面白いと言っている。夫も仕事場でそんな話を聞いてきた。帰りには緑のソーセージで有名なところで食事もできる。自分の友人が連れて行ってくれるというので、ご一緒しませんか?」

 チャルマ? ぜんぜん聞いたことがありませんでした。グアダルーペに続く、メキシコ第二の聖地ということだけど・・・。
 →グーグルで「メキシコ チャルマ」検索。Yahoo! でも。
そうか、海外特派員情報みたいのとか人類学のサイトならまだしも、基本的に旅行者のサイトやブログには載ってないか。いよいよ面白そう!
 というわけで、土曜日夜着→ガリバルディ広場でマリアッチ聴いたり夕食。の翌日なのですが、ホテルに7時に迎えに来るよと言われて支度しました。・・・が、あまりにも来ない。タクシー乗り付けると聞いてたけど、だいたい車があんまり通ってない。日曜の早朝だからかと思っていたけど? と、ホテルから一歩出てみたら、ちょうどオマールさん&あきさんご夫妻が到着でした。でも徒歩だよ?

 日曜日になると、特に旧市街はどんどん警官が車道閉鎖してしまうそうです。だからタクシーもいろいろ遠回りしたうえに2ブロック先で降りなければならなかったとか。さて、閉鎖されてない道路に出て流しのタクシーを拾いました。わたしはドキドキしたけど、オマールさんは屈強(に見える)な長身のメキシコ人男性。タクシーも使うときには使うそうです。

 チャルマ行きのバスターミナルに行くには、まずわたしを拾ってから友人のところに寄るという筋道。友人は日本人駐在員も多く住むという高級住宅地ポランコ地区にいるのですが、ここもどんどん警官が道路を閉鎖していく・・・友人を拾ってバスターミナルに向かう際にも、公園を抜けて行こうとしたら通行止めでUターンとか何回もありました。よくわかりませんが、歴史地区や中心街の大通りの場合には日曜日にエコ! で車を通さず自転車での通行奨励をしているらしい。こんなブログ記事を見つけました。

 バスターミナルではまずチャルマ行きバスの時間確認とチケット購入と思ったら、どうも時刻は決まっていないらしい。バスが一杯になったら出発するとのこと。一杯にならなかったらいつまでも出ないの?

 ここで驚いたのが、ターミナルの雰囲気を写真に撮ったら急に
「駄目」
と言われたことです。交通の要所だから? 
 で、とりあえず朝御飯にしようかと店を物色しながら、店の並びを・・・と思ったらまた
「駄目」
しかも振り向いたらさっきの男だよ! ついてきてたのか。
 写真を撮って泥棒(または強盗)の下見にすることを恐れているらしいです。店の並びなどならば覚えてしまえばなんとでもなると思うのですが、そこで揉めてもしょうがない。
 まあ、しょうがない。というわけで朝御飯にトルタ(サンドイッチみたいなの)買ったお店のウィンドウとか、3ペソを入れると入場できるトイレの頑丈な回転扉とか面白かったのですが、写真はありません。

 さてバスに乗ったら・・・ほんとうに満員出発だった!
 一台目は「大丈夫」と言われて入ったけど4人分がなくて交渉して降り、どのくらい待つのかなあと思っていたらもう二台目が止まっていました。しかも半分くらいは埋まってました。(推定)メキシコ人ばっかりでした。途中でときどき停まったと思うと、物売りが乗車&降車。全員に「試食」と配ったおじさんのクッキーはよく売れてました。

 チャルマはメキシコシティから95キロに位置します。ときどきうとうとしていたのであんまり定かではないけど、途中かなり蛇行する道も通ったから1時間半くらいかかったかな。
  バスを降りると、花冠を持った女性たちが待ち構えていてかぶせようとします。友人はかぶることにして、支払いしていました。
 チャルマへの巡礼は、ほかの巡礼と違って踊りながら&花冠をいただいて、だそうです。教会には、最初に載せた写真の子がしていたような花冠を奉納する場所もありました。

 さすが日曜日、すごい混雑でした。教会のある谷までは、びっしり売店が。
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 キリスト像20ペソ(200円弱)。

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 小キリスト。

 など、信仰の地ならではの売り物はもちろん、各種お菓子・食べ物飲み物、おもちゃ、土産、海賊版CDやDVDなどなど。

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 こちらが教会です。入場しようとものすごい列でした。さすが日曜日。
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 礼拝堂に入るのはあとまわしにして、先にもうすこし降りて裏にまわりました。
 チャルマはスペイン人到来以前からの聖地(洞窟にオステオトルという神を祀り、生贄も捧げていたそうです。また、ゴミの女神だというトラツァトコトルも信仰していたそうな)です。現在の教会は17世紀のもの、アウグスチヌ会。

 こんなに巡礼を集めるようになったのは、19世紀にヨーロッパから持ってきたキリスト像が奇跡を起したから。とオマールさんの説明でした(今回調べてみた内容はちょっと違うけど)。特に子宝祈願や子どもの守護を願うそう。教会の裏には与えられた奇跡に感謝しての奉納所があり、手紙や写真、奉納品を見ることができます。

 チャルマの教会の裏には川が流れていて、巡礼者たちの憩いの場所になっています。腰を下ろして涼んだり、お弁当を食べたり。
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 アウェウェテ(杉の一種、メキシコの固有種)にも、お礼の十字架などが。
 ところで、この聖地の水辺でけっこう水泳していました。だいたいは子どもですが。そう、単なる聖地じゃないんだねえ。

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 旅(?)の楽しみのひとつは食事。ごはんについては別記事にします。

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 あるレストランの上方にあった有料プール。

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 肝試し?
 ダイビングで技を競う(らしい)若者たちも。

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 急にその気になっても大丈夫、水着だって現地調達できます。

 というわけで、聖地そのものよりもそこに集まる人たちの過ごし方とか屋台とかに目が釘付け。すごい混雑だったけど、やっぱり日曜日に来てよかった!

 で、チャルマを去る前に教会に入ってみました。
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 これが「チャルマの主(イエス)」像。

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 ふつうの、新しい教会でした。
 記念撮影とかバシバシ撮ってるメキシコ人のみなさんもいたのでわたしもぱちり。
 ちょうどミサが佳境だったらしく、背後(正門)の上から聖歌隊の歌が降ってきます。参列のひとびとも声を合わせて歌います。
 ぜんぜん信心はないですが、敬虔な気持ちにちょっとなっていたら、メキシコ人のオマールさんはずんずん外へと進んでいきます。あくまでも観光というか、わたしたちに見せてあげるために来たんだよ、というのがわかるきっぱりとした調子。ただし、外に出てから、「霊験あらたか」という泉の水は使ってました。
 
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