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* category: 記録

切羽詰まると。 

2009.10.28
Wed
00:11

 予定外の仕事が入ったこともあり、10月下旬~11月中旬は一気に詰まってしまいました。

 今日は気分的にひとつのピークだったようで、もうそのまま帰りたくない気分。

 ニョスキに久しぶりに寄っておいしいもの食べたい~と思ったけど、家でやるべきことがある。もちろん、飲むわけにもいかない。

 結局、さっと駅ビルでインドカレーを食べ。
 朝買った『どーする!? わんこ』3巻(那州雪絵だから)は持っているのに本屋に入って柴田元幸編訳『燃える天使』を買いました。裏表紙にあった、

「訳者のオールタイムベスト作家スチュアート・ダイベック「猫女」など」
「猫女」など
にひかれたのですが・・・・猫・・・猫・・・(猫がどうなるかは自粛)

 結局、傷心? のあまり、電車を降りてまた本屋に入って、今度は以前から気にはなってたけど巻数が多い『へうげもの』1巻だけ買ってみました。

 おもしろいじゃん!!
 続きはネットで一括注文だ。

 バスのなかで『へうげもの』読んでいるうちに気持ちが悪くなってきたので帰宅してすぐ仮眠し、起きて一仕事しました。
 いかんいかん。新型インフルエンザに弱いお年頃ではないけど、風邪とか通常インフルだってあるしね。

 明日はいろいろやばいのに俄然本を読んでしまうといえば、中学三年か高校一年のとき再試前に『トーマの心臓』を読んでしまった思い出があるでござるよ。
 本そのものは三冊ですが、読んだあとでまたさまざまな感慨に耽ってしまうのでした。
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* thread: お菓子  * genre: グルメ

* tag: メキシコ  ラテン 

* category: お茶・お菓子・デザート・カフェめし

上品な甘さのホワイトロールを 

2009.10.21
Wed
00:03

 さて。
 マルケサLa Marquesaからうまくバスに乗ってDFに着いたのが午後4時くらいだったかな、やっぱり甘いものが欲しいねということになり、ターミナルからタクシーに乗ってOさん夫妻の住むコンデサCondesa地区に。

 友人&Oさんの妻Aさん、ふたりの日本人女性おすすめのケーキ屋さんに行きました。
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いうなれば「スイス洋菓子店」。国旗を模した白十字が店を守るかのように輝きます。

 え、でもこんなものがショウウィンドウに飾ってあったり・・・大丈夫なのか?
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 なんでフィギュア。しかも日本の?
 と思いましたが、目をこらして見るとNene Thomasというひとのデザインのようでした。

 さて、お店に入ってみます。
 いやー、がぜん目が輝く!
 おいしそう!
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 ネクタリンが乗った舟形タルト。ほかにキーウィなども。

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 カップケーキ類にも興味が・・・。

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 生クリームのコロネ。だいたいにおいて、お客がトレイに乗せていってOKなのでこういういい感じにばらけてたりします。

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 名前はわからないけど、ミルフィーユ系でたぶん粉砂糖が甘い。

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 エンバク、チョコレート、ナッツの「ハート」。ちょっと固そう。

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 モカクリーム?

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「グランマニエ」と書いてあるので、ちょっとリキュール入ったおとなっぽいケーキなのでは。

 もちろん、いろいろとチョコレートも並んでいました。猫型のとかラングドシャなどをおみやげに入手。

 そして、おふたりの好きなホワイトロールはこれです。
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 白い。
 太い(直径13㎝くらい)。
 長い(30㎝くらい)。

 専用の箱に入れてくれます。
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 人気らしくて、この箱を手にOさん宅へと歩いていたら、通りがかりの若い衆に
「そのお店を探しているんだ。どこ?」
と聞かれました。

 Oさん夫妻のアパートに寄らせていただき、珈琲と一緒にいただきました。
 おお、たしかに控えめでしっとりした甘さ・・・いいですねえ。
 メキシコ二日目は、「おいしいじゃんメキシコ」で暮れていったのでした(食べてばっかりだったので夜は抜きにしたと思う)。
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* thread: 美術館・博物館 展示めぐり。  * genre: 学問・文化・芸術

* category: 展覧会

ワンダーランドに 

2009.10.17
Sat
23:34

 やっぱりあきらめきれない。
 というわけで、予定していた一週間後にあたる10月15日、再度京都の日帰りパックを利用して、MIHO MUSEUMで開催中の「若冲ワンダーランド」に行ってきました。

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6時11分の新幹線に乗り、琵琶湖線と路線バス(50分)を乗り継いて現地に着いたのが10時すこし過ぎ。秋晴れの山中で白象(の絵)がお出迎えです。

ミホミュージアム(MIHO MUSEUMが正式名称なんだね)そのものやカフェでの食事は別の機会にゆずるとして・・・ じつは、バスを下りてから美術館本体までは徒歩にして10分ほど、もしくは美術館さしまわしのカートで移動しなければならないのでした。

荷物をロッカーに入れ、イヤホンガイドを借りて展覧会開催中の北館へ。
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む。売店の象さんクッション? ちょっと気になる。

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小石のようにも見える波濤が展示室への入り口でした。ここから先はもちろん撮影禁止。

 今回のメインは、
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昨年、北陸の旧家で突然に発見されたという「象と鯨図屏風」です。対のチラシにもこんなふうに使われていました。

 MIHO MUSEUMに一度行ってみたいなあというのと、せっかくだから「象と鯨図屏風」の初公開を! とばかり思っていたので、ほかはどんな作品が来ているかなどはあんまり気にせずに出かけてきてしまいました。

 入ってすぐ正面のガラスケース内には、若冲の名前が載った『平安人物誌』(応挙の名前もあります)や、「世間付き合いが嫌いで、家業の商売をそっちのけで独り作画に没頭する孤独な画家」(図録掲載の狩野博幸「若冲の歌を聴け」(←ハルキ?)に引用されていた奥平俊六論文の孫引き)という従来の若冲像を覆す発端となった文献『京都錦小路青物市場記録』などが展示されています。

 そのお向かいにはやっぱり鶏。図録では50番になっている「双鶏図」があります(その右にあったのが「蟹図」だっけ?)。墨一色で、非常に簡略化されたまるっこい四角の輪郭をしてほんわり座っている雌鳥の前に、見得を切るみたいに誇らしげな雄鳥がいる。そう、この展覧会はユーモラスなのです。

 なにしろメインの屏風の象のこの(の、が多いな)おおらかなこと。口元のぎざっとした輪郭や、その先に続くなんだか軽やかで量感のない鼻、三日月を寝かせた目ですから。ゆで卵をふたつに割ったみたいなふしぎな耳や、香箱座りしているみたいな(ふたたび)まるっこい四角の胸~腹部だものね。

 そんなわけで、「若冲ワンダーランド リアリティーとユーモアのカクテル」と題された4章が特に楽しかった。
 ほかの画家の作品だと歯抜けだったりぼさぼさだったりする寒山・拾得が、まるで童子のようだったり。また、童子にやりこめられて照れ笑いしているような布袋さんの絵があったり。あ、これも来ていたんだ! と思ったプライスコレクションの「鳥獣花木図屏風」であそび戯れるいろいろな動物たちだって、なんだかころころしています。

 途中、大雅や蕭白、応挙などの「7章 ワンダーランドの共住者たち」をはさんで、最後の部屋は「8章 面白き物好き」でした。最後の大壁を埋めるのは、若冲が下絵を描いたという石峰寺の「五百羅漢石像」の写真でした。そして向かいには「石峰寺図」。これははじめて見たような気がする。石峰寺の境内鳥瞰図に、そこにわらわらと集うひとびとが墨一色で描かれています。で、みんなまるっこくてほほえましいの。

 それにしても贅沢です。全部で6期に分かれているので、図録に載っている絵のうちかなりが会場ではお目にかかれなかったもの(もちろん「象と鯨図屏風」は会期を通して展示されますが)。今回は見逃した「虎図」(やっぱり猫科ですし)とかも見てみたいけれど、さすがに12月上旬までに再訪は無理だと思います。

 もちろん、絢爛たる色彩を楽しむこともできます。「動植綵絵への道」とされた3章には、雪のなかの鴛鴦図もありますし、鶴や鸚鵡も。そして、
「そういえば、むかーし横浜そごうにあった平木浮世絵美術館で見た! 若冲絵の花鳥版画」と思い当たった小品や、黒が奥深くゆたかな『玄圃瑤華』(欲しい)などの版画作品や、ドットの世界の「石灯籠図屏風」まで。

 イヤホンガイドでぼそぼそと館長の辻さんがしゃべる(ごく一部ですが)解説も味があり、はるばる行ってよかったなあ、の展覧会でした。若冲のそうめん好きもわかったしね!
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* thread: これは美味い!!  * genre: グルメ

* category: メキシコ2009夏

緑のソーセージ! 

2009.10.17
Sat
21:08

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 見かけたときには
「なんでこんなところにこんなに?」
と思ったジャック・オー・ランタンが似合う時節になってしまった・・・。

 ここはメキシコ・マルケサLa Marquesa。
メキシコシティ滞在二日目の午後、どメヒコ巡礼地チャルマからメキシコシティへのバスを途中下車しました。ちょっと雨のなか、手近(とは言っても現地のひと・オマールさんのお眼鏡にかなった)なお店に駆け込みました。
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 壁際の祭壇にはやはりメキシコを守護するグアダルーペのマリア像。

 ちょっとはずれた時間だったので、お店の子どもたちが遅めのお昼かおやつを食べていました。

 もちろん、お目当ては緑のチョリソ(ソーセージ)です!
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 すごい、ほんとうに緑だ。まぶしいくらい。

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 ほかにも食欲をそそる食材がいろいろと。
 オアハカチーズとか

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 同行の友人がとても喜んだ珍味、ウィトラコチェ(トウモロコシにつくキノコ)とか。
 カボチャの花もありました。

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 ついでに石灰。水に解いてトルティージャの生地作りに使います。

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 調理は薪で。トルティージャのむこうに、刻んだ緑チョリソが見えてます。

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 青トルティージャに盛ってくれました。トッピングはオアハカチーズ、サボテン。
 
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 おいしいのでおかわり。
 今度はアボカドやナッツなどが。おいしい! こっちのほうが好き。
 緑はハーブだそうです。焼きたてのトルティージャの香ばしさとあいまって、雨のなかを途中下車してもこれで悔いなし!

 友人は続けてウィトラコチェ入り(ちょっとくさい)、カボチャの花入り(ヘルシーな感じ)を注文して分けてくれました。

 さて、ここのおうちの三姉妹がそれはかわいかった。一番上の子が12歳くらい。お皿を下げたり、一生懸命お手伝いしていました。ちょっとことばをかわし、写真を撮らせてもらいました。

 そうこうしているうちに雨もなんだか強くなってきた。
 車の流れは完全にメキシコシティへ「入っていく」方向に変わっています。
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 やってきたバス、満員? と思ったら、一番後ろの座席にちょうど四人分空きがあってうまく座れました。ラッキーなのでした。
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* thread: 美術館・博物館 展示めぐり。  * genre: 学問・文化・芸術

* category: 展覧会

信楽の仇を江戸でうつ 

2009.10.09
Fri
01:45

 もともと、今日は日帰りでMIHO MUSEUMに行く予定でした。日帰りツアーのチケットもちゃんと予約してありました。お目当てはもちろん「若冲ワンダーランド」。昨年、北陸の旧家で発見された「象と鯨図屏風」(収蔵もMIHOになったんだ・・・)を囲んで、さまざまな若冲の作品が並ぶ宴、のはずです。でも今日はなにしろ台風18号直撃予想の日。

 チケットは一昨日キャンセルしました。二日前だったから30%もキャンセル料を取られた、残念。次回はあまり早く手配せず、二、三日前にやってみようと思います。うーん、でも次にまるまる一日関西に行ける日はいつかな。やっぱり平日がいいし。

 さて、横浜の我が家はかなり早くから晴天でした。風はたしかに強いし、電車はとまっているようだけど、MIHOが駄目なら二度目の上野に行こうじゃん! きっとすこしは空いてるし! と交通情報をチェックしまくり、快速運転は見合せてたけどそれなりにすいすい走っていた京浜東北線を利用して上野へ。

 くさい・・・
 公園の銀杏が。つぶれてるし、雨風のせいか地面にどっさり落ちてるし。
 拾っているひとたちもいました。

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 平成館に向かうひとはまばらに見えます。
 展示室に入ったのは二時半過ぎ。けっこういるじゃん。やっぱり、同じ発想のひとたちいるよね。
 
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 それでもじっくり待てばちゃんと見れました。よかった。
 とくに若冲作品の展示室は、展示ケースかぶりつきはとてもスローペースで流れて(いや、よく止まって)いたので、かえって気を使わずにじいっと観察も可能でした。日曜日に買った単眼鏡がまさに活躍の時です。

 今回はとくに白に注目してみました。白い鳥の羽や、まるで生命があるかのようなねばりすら感じさせる雪など。たくさん描かれた鶏の羽や胸元の表現もたどりました。見ているうちにだんだん目が痛くなってきました。全点見終わったらもう四時近く。若冲の展示だけで一時間強経っていました。

 さて、三日ぶりに見て。
 好きな一枚または二枚は「池辺群虫図」(すみずみまで楽しい)、それからやはり終盤に描かれた「薔薇小禽図」(たぶん構図が好き。なんとも言えず好きです)というところです。

 あとは、前回あまり印象に残らなかった作品・やっぱり好きな作品・時間がなくて見なかった「大和絵屏風の伝統」や、ビデオを見ました。

 最後に残ったほんの五分は、現在改修中の東洋館の代わりに表慶館を舞台にしているアジアギャラリー、のうちインド・エジプト。美男におはす菩薩や如来とすぐ近くに立ち、まさに独り占め状態でした。

「蛍の光」の流れるなか館外へ向かう際、かなり強い風が。
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 銅像のライオンのたてがみもぶあっとひろがってるみたい。

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 暮れなずむ上野公園では、「うえの華灯路 浮世絵行灯」のあかりがともっていました。
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* thread: 美術館・博物館 展示めぐり。  * genre: 学問・文化・芸術

* category: 展覧会

『皇室の名宝』展開始 

2009.10.06
Tue
16:54

 今日(10月6日)から、東京国立博物館で特別展『皇室の名宝~日本美の華』展です!
 公式サイトはこちら。展示品の一部を見ることができます。伊藤若冲『動植綵絵』はもちろんですが、工芸のなかから初代宮川香山の花瓶も選ばれているのが嬉しい。

 また、12日(祭日)にはNHK総合で特別番組『皇室の名宝 秘められた珠玉の技』が放映されます。録画予約しないと。

 今日から11月3日まで(祭日以外の月曜日は休み)の第一期は「永徳、若冲から大観、松園まで」。
 11月12日から29日(期間中閉館日なし!)の第二期は「正倉院宝物と書・絵巻の名品」。
 なんと展示品全とっかえの絢爛豪華な特別展です。

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(展示品そのものは写真不可でしたが、展示室入り口に限りOKをいただいて撮りました)。

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 動物部分のアップ1。伊藤若冲『動植綵絵』から「大鶏雌雄図」と、狩野永徳「唐獅子図屏風(右隻)」、いずれも部分。

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 動物部分のアップ2。山口素絢「朝顔狗子図」部分。

 やっぱり、『動植綵絵』は圧巻でした・・・!
 全点を見るのは二年前の相国寺お里帰り展(ただし今回はもちろん相国寺蔵の『釈迦三尊像』はありません)以来ですが、展示室ぐるりが若冲(『動植綵絵』+「旭日鳳凰図」)で、生命の躍動と色彩に満ちたひとつの宇宙となっているさまはすばらしかった。

 午前中のブロガー招待イベントに行かれたほんまさんの記事によると、「持って帰りたい一品」が記事のお題として出されたそうですが、「一品」をこの一揃いと解釈しては駄目ですか・・・! と迫りたいですね。わたしは何枚かお気に入りはあるのですが、今回はなぜか、カエルもオタマジャクシもトカゲも蛇も蜘蛛も蝶もバッタもトンボも(et cetera)大集合! の「池辺群虫図」がとくに輝いて見えました。

 絵で言うと、あとはやっぱり永徳の「唐獅子図屏風」かな。意外に大きい獅子たちで、ひづめあたりの毛も燃え立つようで、おおらかでずしりと重量感がありました。

 おもしろい! と思ったのが、「明治天皇の御座所に常に置かれていたと伝えられる」(図録より)作者不詳の「萬国絵図屏風」です。安土桃山~江戸時代、17世紀初期のものだそうです。

 左隻は当時なりの世界地図が中心で、日本の形はまずまずですが北海道がない。そのまた北のシベリアも超適当で、北の大地がまだまだ未踏の地であったことがよくわかります。一方南アメリカ大陸は、南端が南極とやけに幅広の土地でほぼつながって見える以外はかなり正確で、現在のブラジル部分がざっくりとですが色分けしてあるのもおもしろい。太平洋にはちゃっかり人魚もいます。また、地図の両側にはさまざまな装束・民族の男女像が描かれていました。

 右隻は上段に八人の王侯騎馬図、そして下段には当時の都市図があるのですが、ヴェネツィアとパリくらいしか見当がつかなかったのがちょっとさびしい自分でした。

 画題として目立つなーと思ったのは
・鳥類。もちろん『動植綵絵』があるからなんだけど、ほかにも孔雀の絵が多い。
・猫科では寅。応挙のチャーミングな「旭日猛虎図」(ちんまりした太い前脚セットがかわいい)のほか、水に頭部が映っている谷文晁の「虎図」など。猫は残念ながら発見できず。

 あとは酒井抱一『花鳥十二カ月図』があって嬉しかったり、絵巻物で『小栗判官絵巻』がどうなってるの? という絵だったり、展示室前半ですでにものすごい凝縮された世界を味わうことができました。〆の北斎「西瓜図」で、ぽーんと別の世界に放り出された感じの軽みもあってまたすごい。

 第二部は「近代の宮殿装飾と帝室技芸員」。
 やっぱり画は正直[分が悪い]と思うのでした。「うすい」というか。
 でも別ジャンルのものはため息物が目白押しでしたよ!
 わがお気に入りの初代宮川香山の花瓶は、「うまい。でももっといいのがあるはず!」と、皇室のコレクションに入っているかを無視して思いましたが、壺は河合寛次郎の「紫紅壺」や並川靖之「七宝四季花鳥図花瓶」には見とれました。七宝作家の濤川惣助による大きな「七宝唐花文花盛器」や、墨絵と見紛う「七宝月夜深林図額」も美しかった。そして螺鈿の棚や刀など、細部まで魂が宿っているなあと見飽きませんでした。

 第二期ほどではありませんが、第一期も一カ月足らずの短い会期です。
 木曜日は暴風雨が予報されていますが、むしろ絶好のチャンスなのでは!?
 
 二期ももちろん行きますよ!
 正倉院宝物、『蒙古襲来絵詞』などの絵巻、定家が書写した『更級日記』や後水尾天皇の宸翰などもあります。

///
 以下は昨日の覚書です。

 10月5日(月)午前中に開催されたブロガー20名招待内覧会に応募すらできずに悲しく思っていたら、どこからともなく届いていた開会式&内覧会招待状
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に狂喜して、午後休みを取って行ってきました。

 この招待状はもちろんですが、封筒もほんのりと色づいていて美しい。きっと皇室ゆかりの、日本の伝統色なんだろうなあ・・・春の印象でした。

 開会式は2時から。
 月曜日の上野は各美術館も休館日だというのに、所定の時間15分ほど前に駅を出ると確実に博物館への人の流れがありました。博物館の門をくぐるときに招待状封筒チェック(かざせばOK)があり、決められた順路を平成館へ進みます。いつもと違って黒塗りの高級車がどんどん入ってきてました。

 平成館入り口で封筒を渡して一階フロアに。
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 展示室は二階ですがまだ入場不可。開会式を待ちます。

 開会式はだいたい15分くらいでした。
 国立博物館長、宮内庁長官、NHK会長がご挨拶。司会はNHKの男性アナで、さすがの美声でした。

 テープカットの後、両側のエスカレータで二階へ。混雑緩和のため適宜調整が入りました。
 開会式に参加したのははじめてなのでいつもとの比較はできませんが、すごい人でした。こんなに来ていて、作品鑑賞できるのかな? と一抹の不安が・・・。

 結論から言うと、案外見れました。
 けっこうたったと見ていかれる方が多く、待っていればじっくり鑑賞することもできました。また、閉会の4時が近づくと、特に展示の最初のほうは人影がまばらになりましたから、案外満足できました。今日の記事の冒頭の写真は、そんな感じで最後に撮ったものです。

 開会式-内覧会のあとは一階でレセプションがあったのですが、閉会の4時ちょっと前まで展示室にいたわたしたちがおりてみるともう飲み物しかありませんでした。どうもサンドイッチくらいはあったらしい(片づけ風景でちら見)。

 最後に二冊セットの図録をいただき(当日のみ有効で一セットプレゼントのチケットが同封されていました)、とうとう降り出した雨からなんとか図録を守ろうとしながら博物館を出ました。

 で、結局誰が送ってくれた招待券なのかいまいちわからなかったのですが・・・。
 心当たりは一応あるけど、今までチケットをくれたときは自宅に送られてきたのに今回は職場だったなあ、不思議です。でもこういう謎は大歓迎! どんどんお願いします(といっても見てないとは思うけど)。

////
 じつは「今週は若冲フェア!」にするべく、MIHO MUSEUMに行こうと思っていたのですが・・・台風が来てるなあ・・・。
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* tag: ラテン 

* category: メキシコほかスペイン語圏の料理

ヒルトン東京にチリのカリスマシェフが 

2009.10.05
Mon
00:58

 秋はますますばたばたしています。
 なんとチリのカリスマシェフ(そんな存在がいたとは・・・)マティアス・パロモさんを迎え、ヒルトン東京二階の「チェッカーズ」で7日(水)までチリグルメ&カルチャーフェアを開催中です。

 カルチャーの部分(チリの民族舞踊)は2・3日だけだったのですが、ランチおよびディナーのブッフェは続きます。
 今日、東京での用事のついでにランチブッフェに行ってきました。
 チリから持ってきたというカキがおいしかった~。一緒に行った友人(チリに3年住んでいた)は5、6ヶ食べていました。飲み放題プランでもチリワインが出てきました。

 記事はまた後日アップの予定なのですが、万一関心を持っておられる方がいらしたら。
 あれれ・・・ヒルトンのウェブサイトにも情報がないや。昨年のフェア(11月だったようです)を記事にしてあるサイトを見つけたので、リンクを貼っておきます。こちらです。
 気になるお値段は、ランチが3500円(コーヒー、紅茶はおかわり自由)、ディナーが6000円です。

 ランチのあとは量販店に寄って単眼鏡を買いました!
 これで明日(もう今日か)の『皇室の名宝』展レセプション&内覧会はバッチリ。のはず。おやすみなさい。
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* category: 展覧会

ようやく宮川香山記念館へ 

2009.10.03
Sat
23:27

 横浜眞葛焼  宮川香山記念館のオープニング展覧会が最終日を迎える9月27日(日)、ようやく行ってきました。
 なにせ土、日、祭日のみ開館のちいさな美術館。訪れる機会を何度か逸していました。

 場所は南区の南太田駅近くの住宅街。車が一台通るのがやっとの細い、ちょっと急な坂道にあります。
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 歩いていると正直、「この道でいいの?」とちょっと不安になったのですが、上のプレートが目に入ってほっとしました。というのもこの記念館は、今は亡き眞葛焼窯跡の一角にある個人のお宅を借りて開館したものだからです。

 美術館の外観は自粛。ほんとうにふつうのおうちで、ただし二階のベランダと玄関先の階段に看板が出ていて、それと知れました。
 入場して切符を購入、用意されていたスリッパに履き替えてまずは一階の展示室に。
 まさに27日までの展覧会は「初代宮川香山 その作風と変遷」。暗くおさえた照明の下で、まず初代香山についての新聞記事や、焼き物のかけら、書簡などを眺めます。

 初代宮川香山の眞葛焼は、1867年のフィラデルフィア万博を皮きりに海外でも名声を獲得します。
 名前だけではわからない人も、現在横浜美術館で開催されている「大・開港展~徳川将軍家と幕末・明治の美術」のチラシでもクルっとしてニャッ! している猫(つきの壺)というとピンと来るかもしれません。ほかにも美しい焼き物の表面を這う蟹、描かれた樹木にとまっているかのような猛禽など、リアルな立体感が特徴の「高浮彫り」で有名です。

 →宮川香山記念館のウェブサイト
 トップページに小さく並んでいる作品のうち一番右のものがその例。
 →愛をこめて更新中、眞葛博士さんのブログ『目指せ!眞葛博士』

 →香山のコレクターとして知られる田邉哲人さんがまとめた『帝室技藝員 眞葛香山』の紹介ページ
 こちらでは、著者所蔵の作品の写真をいくつか見ることができます。例の猫も。
 →昨年展覧会『ハマヤキ 故郷へ帰る』をやってくれた神奈川県立博物館の、館収蔵品の紹介ページ
 右下から「眞葛焼の歴史」「眞葛焼館蔵コレクション」に行けます。 

 さて、宮川香山記念館のオープニング展「初代宮川香山 その作風と変遷」は、一階の展示室ではその「高浮彫り」の作品を展示(鳥がモチーフのものが主、カエルや猫もあったけど)。二階にはがらっと様子を変えた釉下彩による作品や、仁清の写しなどがありました。

 一番心をひかれたのは、まさに最後の展示物です。
 釉下彩の技法を得たからこそできた、深い青の花瓶のふちにとまる高浮彫のちいさな蟹。ガラスケース越しに花瓶の内側をのぞきこみ、生まれたてのように頼りない繊細な蟹をなぞるように見てしばらく時を過ごしました。ため息が出た。
 上掲の『目指せ! 眞葛博士』のこちらの記事で写真を見ることができます。

 最後の日にすべりこめてよかった。開館日が限られている代わりに展覧会開催期間は長めなので、現在の「幻の眞葛焼名品展」にもぜひ行こうと思います。

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 記念館で配布されていた「眞葛窯跡地 散策マップ」を参考に見つけた、窯場跡のレンガ壁(の一部)。

 付近は閑静な住宅街ですが、ほかにも由緒ありそうなものも。
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 ふつうのおうちの庭? にあった水天宮。

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 宮川香山記念館で、帰り際にいただいた「おみやげ」。ちょっとびっくり。 
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