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* category: 散歩

錦繍の根津美術館へ 

2010.11.29
Mon
13:08

 東北からの友人のリクエストで、根津美術館『絵のなかに生きる 中・近世の風俗表現』展を見に行きました。圧巻は江戸時代の「洛中洛外図屏風」です。
上階でのテーマ展示は
・展示室5「小袖の文様」
・展示室6(茶室あり)「歳暮の茶」
でした。

 根津は庭もいいよね~と話しながら行きました。美しかった。
 庭で撮った写真を並べます。
 根津美術館のウェブサイトでは、庭のようすも適宜教えてくれます。昨日付では、「庭園の紅葉もそろそろ終盤です」とのことでした。

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 苔の本を買わねば。←『苔とあるく』が気になっています。


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 立入禁止の先に見えた謎のもの。
 横たえられた石碑を、着物でくるんでいるのかな・・・・・・?

 思いがけず格好の紅葉狩りができました。
 銀杏だと神奈川県庁あたりがご近所では有名ですが、休日の国会議事堂周辺もひとがいなくていいですね。
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* thread: 横浜!YOKOHAMA!  * genre: 地域情報

* tag: 横浜散歩 

* category: 記録

美の壺後編! 

2010.11.26
Fri
23:13

『美の壺』横浜スペシャル後編、見ました!
 見逃しても大丈夫、再放送ありだそうです。

公式サイトから引用)
本放送の後、
教育 月曜(日曜深夜)午前0:15~(再)
BS2 火曜午後3:25~(再)
BShi 土曜午前7:00~(再)
総合 土曜午前5:15~(再)
再放送は地域によって放送日時が異なります。また放送は予告なく変更することがあります。
詳しくは地域のNHKまでお問い合わせください。
(引用ここまで)

 さて、番組内のジャズはちゃんとサイトで紹介されていますが、お店などはそれほど・・・だったので、わかる範囲で。

・冒頭&ラスト
(先週の続き)
 ホテルニューグランド旧館ロビー(本館二階)です。待ち合わせなどにも使えます。
 ところで、ホテルのウェブサイト(こちら)がちょっとやぼったいと思うのですが・・・。本館は横浜全体の宝なんだから、ぜひ「行ってみたい!」と思わせるように美しい写真をアップしておいてほしいものです。360度見れるバーチャルツアーも悪くないんだけどね。

・横浜家具
 山手本通りにショールームがある蓮華草元町工房が取材に協力。会社のウェブサイト(こちら)にも書いてありました。ショールームの場所は、以前MOTOYAがあったところ(そのずっと前は喫茶店・「展覧会」だったなあ)。

・横浜シルク
 横浜繊維振興会(ウェブサイトはこちら) 

 椎野正兵衛の4代目が再興した椎野正兵衛商店(ブランド名はS.SHOBEYになるのかな)、ウェブサイトはこちら。この会社、ほんの一年程度山手にアトリエ本店を置いていました。その後、2006年には事務所本拠を東京に移したとのこと(サイトより)ですが、横浜のイベントなどに出店することもあります。
 わたしは二年くらい前にそごうに出店していたときに楊柳薄手のシルクスカーフを買いました。気に入ってます。

・横浜焼
 元町のお店として紹介されていたのは、代官坂にお店がある増田窯のAnt Shop。ウェブサイトはこちらです(『美の壺』のことも載ってました)。麦田にあったむなかたさんではこちらのお皿を使っていたっけなー。霧笛楼一階で食事したときにも出てきたかと思います。

 増田窯の器は横浜そごうでも買えます。また、ニューヨークのLynn Chaseのために作っているシリーズは、ホテルニューグランドのガンプスでも売ってました(最近きちんと見てないので、なかったらご勘弁を)。ネコ科動物の描いてあるものをいくつか持ってます。

 そして宮川香山!
 こちらについては記事もありますので、よかったらごらん下さい。
 週末限定で開館している宮川香山 眞葛ミュージアムのウェブサイトはこちらです。
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* thread:   * genre: ペット

* category: ねこ

秋口、元町&石川町で 

2010.11.26
Fri
11:28

 ご近所を歩いてて見かけた猫(と犬)から。

 吉浜町公園には、去年の春あたりは10匹をくだらない猫たちがいつもいたように思います。でもたまに通ると、いる数にばらつきが。いないよ? と思うことさえありました。先日は4匹見えて、ちょっとほっとしました。日向ぼっこをしているおじさんたちの近くにいたので、写真は遠慮しました。

 通常は閉じられている高速入口?(石川町駅の中華街口隣接)は、猫が安心していられる場所。いたいた。
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 もたもたやっと一枚撮ったら、悠然とたちあがってパトロールにおでかけでした。
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 これはまた、別の日。雨でした。
 代官坂途中のお店にいたら、外で猫のおたけび(めたけび、はないのね・・・)が聞こえてそわそわしました。散歩から帰ってきて、[入れてええ]と言ってる感じ? しばらくすると聞こえなくなりましたが、店外に出たときに周囲を眺めまわすと、うまく雨宿りしてるこんな子が。
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 同一<猫>物の声だったのかな。それとも別の子。

 で、目の隅に白っぽいものが? と思ったら、そのすぐ下の階(半地下)からこんなわんこが見上げていました。おとなしいね。
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* thread: 美術館・博物館 展示めぐり。  * genre: 学問・文化・芸術

* category: 展覧会

こうしてわたしはカンディンスキーになった←みたいな、展覧会へ 

2010.11.23
Tue
12:02

 今日(11月23日)から丸ノ内の三菱一号館美術館で開催中の
『レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士』展のオープニング&内覧会に行ってきました。毎度のことながら、友よありがとう。→展覧会公式サイトはこちらです。

 レンバッハハウスというのは、南ドイツ・ミュンヘンにある美術館の名称です。19世紀末に肖像画家として活躍したレンバッハの邸宅が未亡人によって寄贈され、美術館となりました。

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 雪のレンバッハハウス。2006年の3月に行ったときの写真を使います。絵の写真も、当時撮ったものです(収蔵品の場合、フラッシュをたかなければ撮影OKでした)。

 カンディンスキーは1866年にモスクワ生れで、法学と経済学を学んでいましたが、1896年に展覧会でモネの「積みわら」を見て衝撃を受け画家になることを決意、修業の地としてミュンヘンを選んだそうです。

今回の展覧会では、この
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ように[カンディンスキー、(よく知られている)画風確立後。]の作品もあるのですが、こちらはあえて削ぎ落とし、以下のような構成になっています。

・序章
 レンバッハ、そしてカンディンスキーが師事したシュトゥック。[青騎士]の揺籃となった19世紀末ミュンヘンへの導入。

・第一章 ファーランクスの時代 旅の時代
年代的には1901年~1907年。1901年から1907年まで、カンディンスキーが後期印象派の様式にのっとり野外で作品を描いた時期にあたります。

 現在、レンバッハハウスにカンディンスキーおよび青騎士の重要コレクションが収蔵されているのは、カンディンスキーと1902年に知り合い、パートナーとなった(当時、カンディンスキーには家庭があったのですが)ガブリエーレ・ミュンターが80歳のときに自作を含む1000点超の作品を寄付したことによります。

 章題となっている[ファーランクス]は、1901年にカンディンスキーが仲間たちと設立した「美術学校を付設する小さな私的な展覧会協会」(展覧会カタログ収録のホーベルク著「ヴァシリー・カンディンスキーと『青騎士』」より。以下引用は同文献より)のことです。ミュンターはこの美術学校に入ってきた画学生でした。

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 1907年、「多彩な生活」の部分。猫アップです。

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1903年、「花嫁」(来日しています。展覧会サイトでもっと鮮やかで美しい画像も見れます)。こちらはグアッシュを用いた[彩色ドローイング]シリーズの一枚。このころのカンディンスキーは、ロシアものともいうべきモチーフも重要だと思います。

・第2章 ムルナウの発見 芸術的総合に向かって
 ムルナウはミュンヘン近郊(さらに南、スイス寄り)の古いちいさな町です。
 1908年夏、カンディンスキーとミュンターのふたりはこの町に魅せられ、旧知の友アレクセイ・ヤウレンスキーと
マリアンネ・フォン・ヴェレフキンのカップルを誘います。
 ムルナウでの数週間は、「色彩を強調する表現主義的な新しい絵画への突破口」となったそうです。

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 1908年、「ミュンヘン-郊外」。
 こちらも来日しています。[現実]の色彩に縛られない生き生きした画面は、三菱一号館美術館の展示室でもひときわ輝いていました。

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 1909年、「ムルナウ近郊の鉄道」
 来日しています。
「ミュンヘン-郊外」と向かい合う配置で、こちらは黒々とした列車(この写真だとどうしても青っぽくなってしまってうまく修整できませんでした)が画面を支配しています。

・第3章 抽象絵画の誕生 青騎士展開催へ 
 1911年から1913年の作品を展示。
 今回の展覧会チラシ展、カタログ表紙にも使用されたカンディンスキーの「印象Ⅲ(コンサート)」は、カンディンスキーがマルクと一緒に聴いたミュンヘンでのシェーンベルクのコンサートをもとに描いた絵です。オーディオガイドには、このときにふたりが聴いたピアノ曲も収められていました。

 レンバッハハウス訪問時、カメラを手にけっこうまじめにいろいろ写真を撮ってメモしていったのですが、この絵は撮ってないみたい。わたしは表現主義は大好きなんだけど抽象絵画は[ものによる]ので、あったとしてもスルーだったのかもしれません。

というわけで、チラシ画像をウェブからいただいてきました。
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 右奥の黒い台形はピアノだそうです。まだ具象を引きずってはいますが、1911年のこの絵とそれ以前のものでははっきりと違いがわかるのではないでしょうか。

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 1913年「<コンポジションⅦ>のための習作2」

・・・・・・・
 さて、これまではカンディンスキーばっかり貼ってきましたが、「と青騎士」部分を見にぜひ行っていただきたい! と思うのであります。

・ガブリエーレ・ミュンター
1909年「マリアンネ・フォン・ヴェレフキンの肖像」
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 来ています(展覧会サイトにはありません)。
 レンバッハハウス訪問時にはあんまり視野に入っていなかった(たぶん、「カンディンスキーのパートナー」止まりで)けど、今回「いいな!」と思ったのがミュンターの作品。簡略化された線でユーモラスに描いた仲間たちの絵(「耳を傾ける(ヤウレンスキーの肖像)」や「テーブルの男(カンディンスキー)」など)が楽しいです。

・フランツ・マルク(1880-1916)
1912年「虎」
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 来ています。展覧会サイトでもっときれいな画像が見れます。
 虎年の最後を飾る大作と思って見に行こう! です。訪問当時のメモでもレンバッハハウスを代表する私的一枚。になっていました。
 写真はないけど、1911年「牛、黄-赤-緑」もきっと印象に残ると思います。

 マルクの絵(今回来ていないもの)をもう二枚。
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 1911年「青い馬Ⅰ」

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「猿」または「小猿」

 マルクと同じく青騎士メンバーで、第一次世界大戦に志願兵として従軍・戦死したアウグスト・マッケ
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 1913年「花の絨毯」
 来日しています。

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 1914年「トルコ風カフェⅡ」
 今回は来てません。
 クレーの[色彩発見]の契機になったチュニジア旅行には、マッケも一緒に行っていました。
 今回の展覧会には、[色彩発見]以前のクレーも一枚来てます。 
 
・ヤウレンスキーは、今回来ていたのはやはり「青騎士」期のものだけなのでクロワゾニズム的輪郭ばっちり! 真っ黒! ものなのですが、後期の「抽象的な頭部」から。
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 現在、レンバッハハウスは改修のため閉館しており、おかげで重要コレクションが世界をまわっているということです。
 東京での展覧会は来年の2月6日まで。
 その後、愛知・兵庫・山口の各県立美術館を巡回します。

 さて、レンバッハハウス訪問時。
 展覧会を見てカフェで一服、外に出ても雪は降り続いていました。
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 翌日帰国便だったのですが、日本の新聞にも[南ドイツで30年ぶりの大雪]と報道されたくらいのすごい積雪で空港バスも電車も止まり、タクシー探しに右往左往したなあ。飛行機は一時間半くらいの遅れでなんとか出たのでよかったですが、その後運休もあったようです。

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* thread: 横浜!YOKOHAMA!  * genre: 地域情報

* tag: 横浜散歩 

* category: 散歩

『美の壺』は横浜スペシャル! 

2010.11.19
Fri
23:42

NHK教育の『鑑賞マニュアル 美の壺』、今週&来週で横浜スペシャルです!
今晩(11月19日金曜日)は港の景観、山手の「馬の背」などでしたが、来週の後編では横浜の工芸がクローズアップされるらしい。横浜家具、横浜スカーフなどと並び、宮川香山のハマ焼きも出そうです。忘れずに見よう。
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* thread: 今日のランチ!  * genre: グルメ

* category: フランス料理

「男のフレンチ」に行ってきました@Brasserie Artisan 

2010.11.17
Wed
21:36

 最近気づいた元町の新顔が三店。そのうち仲通りの「ひら」には、冷たい雨の日に行ってあったかいうどんをいただいてきました(この記事です)。

 こんどは、元町本通りに出てた看板の「男の」フレンチという元気のいい掛け声(?)に一度はしり込みしながら(その日は中華街に行っちゃった)、ブラッスリーアルティザン Artisanに行ってきました。元町本通りと仲通りの間、ギャップ元町店のちょっと手前(石川町駅側)の地下です。東神奈川にあるイタリアンレストランの姉妹店だそうです。

 地下の窓のないフロアですが、白を基調に赤や自然な木が配されていて意外に明るい雰囲気です。
 入ってすぐ右手がオープンキッチン。左手にすこしだけ進むとバーカウンター。ここのところ入るお店はBGMといったらボサノバあるいはジャズばっかりだったのですが、こちらは"Crazy Little Thing Called Love"などクイーンの曲、"Rock with You"などマイケル・ジャクソンの曲が続けて流れていて、ひょっとしてスタッフ編集? と思いました。クレモンティーヌの歌うポニョなんかも。

 ランチメニューは入店前に確認できます。本日の肉料理・本日の魚料理・本日のオムレツなどの日替わり、そしてフィッシュ&チップスが載っていたのは珍しいと思いました。元町とはいえ1200円はけっこうチャレンジャーな値段だよね。

 肉料理メインでお願いしました。
 仔牛のブランケット バターライス添え
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 お皿が大きい! 肉もどーんとたっぷり。これが「男のフレンチ」たるゆえんかな。

 肉のかげに隠れていますが、つけあわせのズッキーニ薄切りの重ね焼がおいしかった。
 ブランケットとはなんぞや? と思いましたが、クリーム煮とかクリームシチューと称される場合もあるかな。けっこう粒胡椒が効いててパンチのある味です。肉も柔らかく食べやすかったけど、大きいだけにソースがなかまで届かない印象があり、ちょっと惜しい。

 特筆すべきは、大きな(磨き上げられた)銀のボウルに入ってきたバゲットです。おいしかった! あとでウェブサイトを見たら、自家製だそうです。

 飲み物のチョイスが多いのはいいな。ジャパニーズハーブティーというのをお願いしてみました。緑茶にローズヒップが入っているそうです。こちらもポットでたっぷり。

「男の」というのは一皿の量からなんだろうなと思いますが、元町でこの肩書(?)をつけるのもまた、けっこうチャレンジャーだなあ。 
 内容も、実質ワンプレートだから同じ組み立てならば価格を下げてその分、量を減らし、きちんと大盛り対応を明記しておくというほうがいいのではないかな。多めの人数でわいわいいただくにはいいお店だと思います。

 ランチ+500円で選べるデザートはなんと10種から(ここにも「男気プリン」がある)。お茶&お菓子利用もOKな店なので、今度はティータイムに行ってみようと思います。
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* thread: 海外旅行記  * genre: 旅行

* category: 旅行

チャンカイ? チャンカイ! (ペルー&人形の続き、おまけつき) 

2010.11.16
Tue
17:21

 ペルーの首都リマには、日本人実業家が遺した研究成果およびコレクションを集めた博物館があります。天野博物館(公式サイトはこちら)です。

 公式サイトの「天野博物館へようこそ」ページから、博物館の紹介を引用しましょう。

(引用ここから)
 天野博物館は実業家・天野芳太郎(1898~1982年)が、ペルーの首都リマ市に私財を投じて1964年に設立した本格的なアンデス文化に関する考古学博物館です。展示・収蔵品は数万点。日本人が海外でこのような博物館を創設した例はなく、そのユニークな展示方法や解説の仕方とあいまって極めて個性的な文化ポイントとして注目を集めています。

 この博物館の一番の特色は、天野芳太郎のアンデス文化に対する畏敬の心にあります。天野の考古学のフィールドはリマ市の北およそ60キロにあるチャンカイ河谷が中心でした。この遺跡に関心を抱く考古学者はペルーにもいなかった時代に、天野は仕事の傍らこの地を訪れて発掘・採集をし続けました。そこで発見された織物や土器類、化石化した栽培植物(トマトやトウモロコシの原種)、死者とともに埋葬された生活用具から、チャンカイ河谷には極めて優れた文化が存在していたことがわかったのです。
(引用ここまで)

 チャンカイ Chancay?
 趣味の範囲でそれなりにアメリカ大陸の先スペイン期文化については読んだりしてきたけど、聞いたことのない名前でした。

 天野博物館見学は予約制。日本語とスペイン語で一日につき各二回のガイドツアーがあります。ウェブサイトを見た限りでは電話しか載ってないので、ここがちょっとハードル高いかな。わたしが予約したときにはスペイン語スタッフが出ましたが、日本語でお願いしますと言えば代わってくれるのでは。

 友人とふたりで参加しました。あとふたりおいでになって、合計四名で研究員さんの説明を受けます。展示室は二室。はじめの部屋にはペルーのジオラマ、先スペイン期の文明年表などと、彩土器の展示。第二室に織物系でした。

 収蔵品にはナスカやチムー、モチェなど、それまでに知っていた文明のものもありますが、たしかにチャンカイかわいい! といっぺんでファンになりました。

 博物館内は撮影禁止なので、その後別の場所で撮った写真を利用してちょっとご紹介します。
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 土偶(クチミルコ)
 国立博物館で撮りました(ちょっと建物が映り込んでいますが、味ってことで許してください)。売店にはレプリカも。
 天野博物館サイトの「彩土器」コーナーできれいな写真を見ることができます。

 なんかユーモラス!
 そして博物館の方がおっしゃるには、この人物像、ひとつとして同じものがないというのです。また、チャンカイはほかの先スペイン期文明と違い、いわゆる一般庶民のお墓から心尽くしの飾りつけや副葬品が出るとのことです。

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 ラルコ博物館で撮りました。
 ちょっとわかりにくいので、すぐ近くにあった説明図を。
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 向かい合う人形二体のあいだには、織機があるのです。
 幸運にも、チャンカイは織物がかなり多く出土し、かつ彩土器に通じる個別性(や、現代のわたしたちにとってはユーモアも)が感じられるのです。

 天野博物館の第二室には、副葬品だった家族人形みたいなものもあり、そこでわたしははっ! とひらめきました。
 人形愛はむかしから。

 独断と偏見の「ペルーってば。」その2です。
 植民地時代の人形好きは、スペインが来るずっと昔から脈々と受け継がれているものであった。
 ・・・・・だといいな。
 天野博物館の方にも言ってみたけどぴんとこなかったみたいだし。
 まあ、昨年のメキシコ(6日間)との比較だけですから、独断と偏見の域を出ないことは承知であります。

「ペルーってば。」
 その1は「女だったら愛され紫」
 2が「人形愛はむかしから?」で、これは3まであるとおさまりがいいと思うのですが、うまくいかないです。
「パンは必須じゃない」
 だとインパクトないので、
「先スペイン期文明のライバルはメキシコ」
というところでしょうか。マチュピチュで案内してくれたガイドさん、メキシコ意識しまくりでした(そしてもちろんアンデス文明の優越性を語ってました)。 

 さて。
 チャンカイかわいいなー。でも土器はさすがに買えないしなー。
 と、『アンデスの織物』という本だけ天野で買ってチリに帰り、しばらく過ごしてからブエノスアイレスに飛んでみたら。
 アメリカ大陸の反対側の国で、なぜかチャンカイ人形を売っているのです。少なくとも三カ所で見た。ちゃんと「チャンカイ」と認識しているところもあれば、「インカじゃないの?」と返事するおしゃれブティックのお嬢さんあり、「パラカスのものだって言うひともいるけど、ぼくはチャンカイだと思う」と応えた布系土産物店のおにいさんも。
 人形そのものが出土品ということではなくて、出土した織物の一部を使い、昔風の人形を作ってくっつけたものだということです。
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 というわけで、チャンカイ(的)人形が一体だけ我が家にあるのです。
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* thread: 海外旅行記  * genre: 旅行

* category: 旅行

ペルーってば(2)。 

2010.11.15
Mon
18:07

「人形愛」は昔から?

 リマ大聖堂の宝物庫を見てると、不思議なポーズの幼子キリストに出会いました。
1008perumu1.jpg
 これ、幼子キリストだよね。
 豪華な服や王冠はそれなりに見慣れているけど、このポーズはなんだろう。
 この写真のキリスト像は単体展示だったので、ベツレヘムの厩で生まれたときの姿なのか、羊飼いたち、それとも東方三賢者の礼拝を受けてるのか、それ以外かもわかりません。

 こういう昔のグラビアアイドル水着写真(失礼)みたいなポーズを取った幼子イエスは、ほかの「聖誕」場面にもありました。
 うーん、スペインでこういうポーズ見た記憶はない。去年のメキシコでも、覚えはない。
 一般的なのはこんな感じかと思います。
1008mup3.jpg
 あおむけですね。これはこれで、等身大の人形! という点で目をひくものではありましたが(大司教館の展示より)。

 大聖堂では自由に見学していたので、ガイドさんをつかまえて聞いてみました。
「ペルーの芸術家たちはオリジナリティを出そうとしていろいろ工夫したので・・・」
 うーん、満足できない。16、17世紀の教会芸術にはオリジナリティなんて観念はないんじゃないの?

 そういう疑いの目? で見ると、いろいろな像が目につくようになりました。
改修中の聖堂から避難させてあるのか、ごちゃっと聖人像が集めてあるのを見ても、なんだかよその国より量が多い気がする・・・。

 大聖堂とセットでチケットを買った(こちらはたっぷりガイドしてもらいました)大司教館での「神の母展」でも、等身大・聖母マリアのこども時代人形などを見ました。 
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 絶対着せ変えするんだろうなーと思った、少女マリア。

 最初のうちはヨーロッパから輸入したものが圧倒的だった聖人像(聖母やキリスト像も含む)ですが、そのうちアメリカ大陸生れのひとの手によるものも出てきます。そうすると、顔も当然違ってきます。

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 ヨーロッパ的な顔のマリア(「無原罪の御宿り」像部分)。

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 アメリカ的なマリア(キリスト聖誕像の部分)。1617-1627年に作られたものだそうです。

 でも一体目のヨーロッパ的なマリアも、全体像を見てみると
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スカートが三角形に広がっているのは、キリスト教到来以前に信じられていた大地母神・パチャママとマリアを重ね合わせた姿だそうです。 

 というわけで、あんまり根拠はないのですが
[ペルー人は人形好き]
というイメージができました。
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* thread: ある日の風景や景色  * genre: 写真

* category: 散歩

レンズを買い足しました。 

2010.11.13
Sat
18:44

 照明がおさえめのレストランでも無理なく写真が撮れるレンズがほしいなあ、とずっと思ってました。いその爺さんのマクロレンズ使用作品(たとえばこちらの記事。ちいさな宝物を発見した気分ですよね)を拝見して、マクロにもふらっときていたのですが、なんたって(かなり拡散してますが)猫とごはんのブログですけん、そこを重視して選びました。

 でも照明おさえめレストランにはまだ持って行ってないんだな。
 どうせAPEC関連で移動がしにくいだろうと思って今日(土曜日)の代わりに昨日(金曜)がっちり休むことにして、葉山と横須賀で展覧会を見る。それにはじめて持って行ってみました。

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 そうだ。緑のニュアンスをきちんと撮りたいと思ってもいたんじゃん。
 今までのとくらべるといいような・・・?

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 これは構図がお気に入りの一枚。

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 マクロではないのですが、F2というかなりボケ味の出せるレンズなのでこんな感じでも撮れます。うちのご近所さんの木蓮の蕾。

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 家を出るのがちょっと遅くなったので、葉山に着いてまずは食事にしました。美術館併設レストランは以前行ったことがあるので、すぐ近くの古民家を改装したカフェでセットメニューを。

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 そのすぐ隣のおうちは、なんと第二・第四金曜日だけ営業の「おやつ屋」さんに変身します(と、昨日偶然知りました)。パウンドケーキなどを買ってみました。
 これは、店主さんのご友人が作ってくれたというちいさな招き猫です。花も鳥もしょってるよ。

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 そのまた並びのお店を側面から撮ってみました。

 どこが、と言われるとちょっと困りますが、なんとなく違う「味」の写真が撮れてる気がします。それに軽い! そしてコンパクト(いつものレンズと比べて)!
 ズーム機能を持たない「単焦点」レンズなので、写すものの大きさを変えるには自分が動かなきゃならないのですが、しばらくはつけっ放しにしていろいろ撮ってみようと思います。暗めのお店に食事にも行こう。
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* thread: 横浜!YOKOHAMA!  * genre: 地域情報

* tag: 横浜散歩 

* category: 展覧会

ようやく、宮川香山 眞葛ミュージアムへ 

2010.11.07
Sun
18:37

 横浜ポートサイド地区で土日だけ開館、という、怠け者のわたしにはちょっと敷居の高い宮川香山 眞葛ミュージアムに、ようやく行ってきました。

 横浜駅からベイクォーターを横切って行きした。駅周辺には全国からの警察官がいっぱい。でも応援部隊も多いから、道を聞いてもわからないことも多いんだよねーなどと思いながら歩きます。

 ミュージアムはヨコハマポートサイド ロア参番館という大きな建物の一階にあります。
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 この裏が展示室。入り口は左側(ベイクォーター側)になります。

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 扉の「高浮き彫り」の部分に寄って撮ってみました。鳥や植物がまるで生きているかのように壺にまとわりついているのです。博物館サイトの「作品アルバム」(リンクはミュージアムサイトから行けます)でも、過半数の6作品がこの技法を用いて製作されています。

 大人500円を支払い、蓮の花があしらわれた花瓶を使用したチケットを受け取って展示室へ。
 最初の小さな数室は、国内のみならず、1876(明治9)年にフィラデルフィア万国博覧会を皮きりに海外の博覧会でも数々の賞を獲得、高い評価を得た眞葛焼の紹介でした。初代宮川香山の遺作「琅玕釉蟹付花瓶」(これが一番好き)もこの展示室にあるので、お見逃しなく。高浮き彫りと釉下彩という、初代香山を代表するふたつの技法が融合された傑作です。

 ミュージアムをあとにする際に聞いてみると、まだいつになるかは未詳だけれど一年に二回ほどの展示替えを予定しているとのこと。ときどきウェブサイトをのぞいて、また来ましょう。

 さて、ミュージアム入り口正面にも警官(あるいは機動隊員?)が控えておいででありました。その足元を見たりして気づいた、ちょっと中華風? なタイル。
101106kz3.jpg
 じつはアルファベットでした。

 道路をはさんだ向こう側は、公園(ポートサイド公園)になっています。ちょっと行ってみよう。
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 川べりに散歩道ができていて、犬連れやお子さん連れ、果てはパーカッションの練習など、みなさんのんびりまったり過ごしていました。 

101106kz4.jpg
 川向こうはみなとみらい。右手前がマリノスタウンです。

・・・・・・
 ベイクォーターを横切るついでにアネックスをあがり、ユザワヤに行ってみました。毛糸のことしかわからないけど、パピー、リッチモア(とハマナカ)あたりならば、西口の東急ホテル地下のサナダのほうがずっといいなー。やっぱり。
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