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* category: 中国・台湾料理

シブサワ帰りにヌーベルシノワ(0603) 

2008.06.10
Tue
11:09

 うっかりしてる間にもう最終週! と、あわてて午後休を取って神奈川近代文学館へ。
[生誕80年 澁澤龍彦回顧展 ここちよいサロン]です。責任編集は高橋陸男。

 シブサワ(このごろの若い女性ファンは「澁澤さん」と呼ぶそうですが)の著作、高校から大学生くらいのときにけっこうまとめて読んだものです。不気味で、しかし目をそらせないあやしい美しさのようなもの。顔がない、胴体+四肢の半分ずつしかないような蒼白でふしぎに肉感的なハンス・ベルメールの人形や、グロッタ-グロテスク、アルチンボルトによる奇怪な肖像、郵便配達夫シュヴァルが執拗に作り上げた「城」など、澁澤の本ではじめて目にした異形のかずかずを思い出します。ユイスマンスの『さかしま』や、サドの著作(けっこうすぐギブアップ)も澁澤訳で読んだなあ。

 小説も好きでした。絶筆になった『丘親王航海記』、親王を呼ぶ「みーこ、みーこ」という声の印象や、マンディアルグの「ダイヤモンド」を下敷きにした「犬狼都市(キュノポリス)」の舞台化作品と聞いて蜷川幸雄演出の舞台(『盲導犬』。桃井かおりが四つんばいで犬の首輪につながれてた。今調べてみたら、キムタクの舞台デビューでもあったのね)を見に行ったり。・・・・・・つまり、青春の一ページなのか! (蛇足ながら、高校のときには仲間うちで倉橋由美子と森茉莉ブームがあったことを思い出しました)

 その後、雨もなんとかあがった元町で買い物。夕食は以前から気になっていたヌーベルシノワのepicerに入ってみました。ゴディバの入っているビルの地下一階、この店構えは以前バーだったのじゃないかな。壁面にかかってる絵と壺で中国っぽさは演出してあったけどちょっとチープなので不要ではないかと思います。壺のとなりにOpus Oneの空きボトルが置かれてたりね。

 コースをずっとというのはちょっとかったるいので、アラカルトでお願いすることにしました。
・鮎の春巻き サラダ仕立て
080603-1.jpg

 渦を巻いてるのは豆腐ソースだそうです。鮎がほっこりしていて口のなかでほぐれがよく、パリパリした皮とうまく合ってます。味付けはちょっと濃いめかな?

・野菜の四川成都式あっさり煮
080603-2.jpg

 空心菜です。シャキシャキです。しろっぽい魚肉は鯛だったかな? ごはんと一緒だったらちょうどいい感じ。四川、ですからぴりっと辛味もあるし。

・ポーチドエッグのフリット、四川風カニ肉のヴィネガーソース
080603-3.jpg

 サクラエビが下敷きになってて、フリットとからめていただきます。わたしはあんまり辛いもの得意じゃないんですが、ちょっと癖になる辛さ。楽しい。

・金華豚の酢豚
080603-4.jpg

 ぱっと見、肉団子みたいですね。柔らかい肉、黒酢もきいてます。

080603-5.jpg

 やっぱり〆は炒飯だ。

 接客スタッフがよく気配りしてくれて、ゆったりいただくことができました。味は全体的にしっかり! 系かと思います。
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