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* category: 展覧会

7月中旬、美術館週間(1)神奈川県立近代美術館 葉山 

2008.07.19
Sat
23:30

CIMG8117.jpg

 ちょっとだけ仕事に余裕ができたのと、夏休み前に(あるいは終了前に)行かねば!  の気持ちで、二日で5つの展覧会に行ってきました。その一、葉山にある神奈川県立近代美術館分館。

 この美術館は初めて。逗子駅からバスで行きました。電車を降りるともうそこは海岸リゾートの趣。ホームに短冊がつってあるし。横浜駅から30分でこんな別世界なんだなあ。駅前からバスで18分ということで乗車しましたが、おお後ろから乗る、かつスイカ利用可能。で戸惑いました。

 当日は神社のお祭りで、御神輿とすれ違ったりも。駅前にも屋台が出たりしてにぎやかです。そしてバスは狭い道路をゆるやかに走ります。やがて海がすぐそこに見え、日陰茶屋や葉山マリーナの前を通過。そして商店の軒先に色とりどりの浮輪がつるされるようになりました。

 18分って初めての土地ではけっこうな距離だよね。すこし不安になったころ、降車案内がありました。もう一度スイカをピッと言わせて降車。全部で7人下りたかな。 この美術館の前だけは道路の幅が広くなってました。

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 白をメインにした低層の建物。すぐ下は海、そして向かいは緑なす丘です。
 設計を担当した佐藤総合計画による紹介。海と光と山。まさに。

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 じつは時間的にはちょっと無理して来たのですが、もうこれだけでわくわくしてしまう。幸せな場所にある美術館で、しかも地中海の陽光をテーマとした展覧会を見れるなんていいねえ。空がとても高く広く、鳶が自在に滑空し、ときには驚くほど近くにやってきます。

CIMG8110.jpg
 これは展示室につながるホールの写真。光の筋がさしています。
 さて、これは川村記念美術館からの巡回展です。千葉の佐倉まで行く暇が年度代わりにはなかったのと、県内のほうが近いよということで取っておいた? もの。とかいいつつ会期末まで来れなかったのでちょっと焦りました。

 マティスはとくに好きな画家のひとり。『ジャズ』の一枚から起こした葉書を部屋の壁に貼ったり、ニースのマティス美術館とかそこからまたバスで行くヴァンスのロザリオ礼拝堂にも行きました。そして先日は汐留で『マティスとルオー』を見たばかり。だからなんというか、
「またあったね」
というか。

 今回、ボナールに瞠目しました。
 ボナールはわたしにとってはナビ派の代表で、たしかに好きな画家ではあり。色彩が美しく、かつ犬猫をたくさん描いた、まあいわば楽しい仲間みたいな感覚でした。今回も、ボナールが撮った[おかあさんのエプロンの胸元にとびついてでろーんと長い猫]みたいな写真とか、テーブルについて祈りを捧げている女の子の目の前に、猫とおぼしき影があったり。

 けれど今回は「秋の風景」という一枚に目が釘付けに。ボナール晩年の作品の一枚です。ぽってりとした光の点が置かれたキャンバス、なにが描かれているのかは正確にはわかりません。手前には丘陵、その先に村の教会の塔かな。さらに奥には山かな。中断の青い面は池かなにかなのかな。
 カタログを買ったけれどもなにもコメントはなく、実作では渾然一体となっていた色彩がグルーピングされているようで、一応「わかりやすく」なってはいます。検索の結果、オンラインで見られるサイトを発見(スペイン語ではないですか)。これだともっと「わかりやすい」。

 でも実際はわかりたかった、わけではなくて、主題に打たれたわけでももちろんなくて、ただこの色彩と厚み(薄み、とは言わないけど)の取り合わせにうなってしまっただけでした。会場を出る前にまた戻って眺めました。これ一枚でも来た甲斐はあった。

 休憩は海を見下ろすテラスレストランで。日差しがかなりきつかったので写真(今日の一枚目)のテラスには出ず、運良くそのすぐ手前、室内では一番光に近い場所でシフォンケーキのセットにしました。

CIMG8122.jpg
 ナッツの歯ごたえがうれしかった。紅茶はちょっと薄かったかな。

 この展覧会も明日(21日)で終わりです。さすがに週末は混雑するんだろうなあ。
 いい場所に出会えてよかった。今回行きそびれた川村記念美術館にはロスコー部屋があるので一度ぜひ行きたいものです。

*以前、MOMAで開催されたボナールの展覧会サイトが残っていました。充実。
http://www.moma.org/exhibitions/1998/bonnard/index.html
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