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* category: 展覧会

一月下旬、美術展めぐり 

2009.02.01
Sun
12:45

 一月下旬はいろいろと忙しく、しかも風邪が長引いていろいろと思うにまかせずというありさまでありました。月が変わって、ようやく快方に向かった実感があります。最終金曜には夜を狙って妙心寺展に行こうかと思っていましたが、さすがに断念。来週になるかな。

 1月8日に行ったレオナール・フジタ展についての記事はこちらです。

 15日には白州次郎と白州正子展に。そごう横浜に行ったついでに入ってみました。
 次郎と正子が暮らした武相荘(ぶあいそう)は町田市に健在か。今回、部屋を再構築したのが楽しかったし、町田ならばそんなに遠いわけじゃないからそのうち行きたいな。

 26日(月)は、東京都美術館で開催中のアーツ&クラフツ展の内覧会に当選したのでまずは上野に行きました。
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 これは前日に新宿の地下道で撮ったポスター。イギリスのアーツ&クラフツ、ヨーロッパ諸国の同時代、そして日本の民藝という、展覧会の構成をうまくとらえた構成になっています。「いちご泥棒」というのは上段にあるモリス作のパターンの名称。

 荷物をあずけ、展覧会場に向かうと、おお、すごい人出です。アーツ&クラフツ展は開幕したばっかりだし、ひょっとしてふつうに見に行ったほうがすいてて楽だったんじゃないだろうか。ウィリアム・モリスももちろん好きですが、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティが絵を起こしたステンドグラス(聖ジョージの龍退治、そして知りませんでしたが助けた姫との結婚まで)を見れたのが嬉しかったイギリスの部。ワンフロアあがっての国際的アーツ&クラフツの流れでは、まず大好きなウィーンのユーゲントシュティルが見れました。最後のフロアは日本の「民藝」運動。ここで設置展示されている三国荘(みくにそう)、二月末に京都出張の前に寄ろうかと思っているアサヒビール大山崎山荘に。ひとつひとつは見応えがあったりするんですが、全体としては[重い]と思いました。椅子とか引いたりするの大変そう。

 せっかく上野だから一度くらい旧岩崎邸に行こうかなとも思ったのですが、軽くお昼休憩を入れたあと、やっぱり企画展をやっている乃木坂・国立新美術館へ。
 国立新美術館は黒川紀章設計で、建物そのものも外観がうねうねしているのですが(写真)、
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東京メトロ・乃木坂駅から美術館直結に直結する順路にも波及しています。
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 お目当ては加山又造展です。前売りは買ってなかったのですが、Takさんのブログ記事(リンクの「弐代目・青い日記帳」から)を見て興味を抱きました。むかし竹橋の近代美術館ホールを飾っていた「月」「雪」「花」にも再会したかったし。

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 入ってみると、まさにそのセットが三面でお迎えですよ。近くで見れて嬉しい。そして、「月」の銀波のうねり(図案化されてカタログ表紙も飾っています)が、新素材であるアルミニウムを使っていたと知ってびっくり。近くでみると、そういうキレや冷たさもよくわかります。また、あのときにはふつうの「作品」として個別に見ていたこの月の形が、昨年固めて見た琳派の愛したかたちにも通じるんだなあと思うとふしぎな感動がありました。

 以後は、加山の仕事の最初期(1951年「原子時代」)から、最晩年(2002年にかけ制作した格天井の原画)まで、五つのセクションに分かれて作品が展示されていました。目当ては花鳥画や屏風絵でしたが、最初のセクションにもひかれました。
「動物たち、あるいは生きる哀しみ-様式化の試み」という表題がついています。繰り返される馬や鹿などのモチーフ、砂漠や極寒地などの厳しい景色。

 加山は動物のなかでもとりわけ猫を愛したそうで、今回も見覚えのあるものも含めて数点、猫の登場する絵が展示されていましたが、どうして猫の目がまっさおに塗りつぶされているんだろう。様式化ということなのかな。 

 その後、もうすこし時間・体力もあったので、新しいアーティストも知りたいなと思って『ドマーニ』展に行きました。チケットを買おうと財布を出したところで、背後から「すみません」との声。若い男性が、多くもらった招待券をゆずってくださいました。ありがとう、では遠慮なく。

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 文化庁が昭和42年度から実施している、若手芸術家を海外に派遣し研修の機会を提供する「芸術家在外研修(新進芸術家海外留学制度)」の報告としての展覧会で、今回は第9回だそうです。
 ポスターでフィーチャーされているのは船越桂。もう定評のある作家ですよね(わたしは天童荒太『永遠の仔』の表紙で知りました)。最近研修に行ってきたの・・・?
 と思いながら展示スペースを歩くてみました。絵画・写真・彫刻・染色などなど、全部で15の展示スペースに区切られていたんだけど。うーん、そんなに・・・? 正直、タダで見れたからよかったようなものの、という程度でした。残念。
 気になっていた船越桂は、1986年度にイギリスに派遣されたそうです。
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