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* category: 展覧会

国宝 三井寺展  

2009.02.08
Sun
00:41

 毎年、このころに会う日本美術専門の知り合いとの雑談中。昨日、サントリー美術館の「国宝 三井寺展」内覧に行ってきた、あれはいい。と聞いて急に思い立ちました。

 ちょっと久しぶりの東京ミッドタウンは、かなり落ち着いた人出になっていました。さびしいわけでもないし、混雑もしてないし、いい感じ。アトリウムには今回の目玉のひとつ、通称「黄不動尊」(不動明王立像)をフィーチャーした垂れ幕がどーんと。
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 展覧会カタログの表紙には狩野光信の障壁画が使われていたけれど、やはりこの黄不動尊なり、すばらしい仏像のどれかから取ったらいいんではないかと思います。今回の特別展には、「智証大師帰朝1150年、狩野光信没後400年」という冠がついているからかな。

 このところ日本美術や仏教美術にも興味がわいてきたといってもまだまだ入り口をうろうろ中の身なで、いろいろと見て歩くのもほぼ京都に限られてきたわたしには、まさに未知の世界でした。三井寺というお寺の名前は聞いたことがあっても、所在地(琵琶湖畔)すら知らなかったていたらく。

 今回の展覧会では、計七つもの秘仏を見ることができます。しかも第一室入ってすぐのところにそのうち三つが、三井寺での配置と同じく並んでいるところが最大の見どころではないでしょうか(黄不動尊を見ているときにいろいろと熱心に説明してくださった、大ファンとおぼしき方の受け売りあり)。それすなわち、三井寺の開祖・ふたつの智証大師坐像(御骨大師・中尊大師)と、黄不動尊立像です。この立像のもとになった黄不動(国宝)は、後半のみ展示なのだそうです。

 今回、心に残ったのは
・たくさんの明王像。なかでも、この展覧会で初公開されるという、9世紀にさかのぼるとされる不動明王像の持つ力。
・新羅明神坐像の異相。異国の老師という感じの装いで、真っ白い顔に長いあごひげ。
・如意輪観音菩薩坐像の優美な姿。三階の展示室は、この姿があるからこそ引き締まりました。
・仏涅槃図での、仏のほほえみと、どうっと仰向けになり足をばたつかせるようにして嘆き悲しむ象の姿。
・千手観音も複数ありましたが、一本の巨木から彫りだしたという太い胴体のものに、なんともいえぬ頼もしさありがたさを感じました。
・三階では紹介映像も上映。密教では夢解きを大切にするというのを聞き、また円珍(智証大師)の人生のおりおりに現れたという訶梨帝母(かりていも、大阪会場では見ることができたとのこと)や護法善神(ごほうぜんしん)、、黄不動尊、新羅明神などの「守護神」というのは、苦境に立ったときやつらい修行時にキリスト教の聖人たちのまえにあらわれたとされる先達の聖人や天使のようだなあ、と思いました。

 一日目に行けたおかげでまだ先があり(3月15日まで)、後期にのみ見ることができる秘仏や応挙の絵もあるから、できたら再訪してみたいな。

 ちなみに。知人からもらったアドバイスを自分用にメモ。
・東京国立博物館でやっている「妙心寺展」は、うしろのほうから見たらいい。最初のほうは、前にあった「京都 五山展」と一緒で難解。ちなみに担当学芸員が一緒。
・妙心寺展もさることながら、今なら妙心寺の三門内部を見ることができる。こちらこそ見逃せない。
・同じく「京の冬の旅」で特別公開しているなかでは、東寺の五重塔もお薦め。
・アサヒビール大山崎山荘へは、駅からものすごい坂をのぼっていかなければならない。行きだけでも送迎バスを利用するほうがいい。
 参考にします。
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