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* category: メキシコ2009夏

トラルテクトリを求めて-テンプロ・マヨール神殿(1) 

2010.02.13
Sat
00:23

 今回(といってももう半年ほど前になってしまいましたが)のメキシコ旅行の発端は、メキシコシティ中心部の発掘で近年発見された巨大な女神像パネル、ということは前にも書いた通りです。8月11日(滞在4日目)、とうとうこのトラルテクトリ像に会いに行くことになりました。

 この女神像が発見されたのは2006年のこと。テンプロ・マヨール神殿周辺の発掘作業の途中でした。
→関連記事(2006年発見の女神像の周辺に、四つの小部屋らしきものが続いて発見されたというもの) 
http://www.eluniversal.com.mx/notas/448352.html
ビデオでは大きさも確認できます。

 ということはテンプロ・マヨール神殿に行けばきっとOKだよね!
 と張り切って出動。
090811tp-s.jpg
 カテドラル正面から見ると右手斜め奥に位置します。
 こちらがチケットボックス。51ペソだったかな。入場してもすぐに博物館に入れるわけではなく、まず発掘場所を通過していく仕組みになっています。

090811tp6-s.jpg
 奥に見えるのが博物館で、その右手にちんまりと前掲のチケットボックスが見えます。

090811tp4-s.jpg
 出土品(のレプリカ)が、もとの位置に置かれています。

090811tp5-s.jpg

 このテンプロ・マヨール神殿は七層におよんでいるそうです。しかも新しいものは古いものを覆うようにして作られるため、現在のわたしたちから見るとマトリョーシカみたいなんだよね。
090811tp7-s.jpg
 真夏だものね。日除けが必要。

090811tp1-s.jpg
090811tp3-s.jpg
 むこうに見えるのはカテドラルです。

 さて、トラルテクトリが発見されたのはこのへんのはず・・・おお、案内板があったよ。
090811tp2-s.jpg
 特徴を説明したプレートもありました。
 トラルテクトリは大地と夜を司る、ツィツィミメtzitzimime系に属する女神。頬の丸い円は大地の女神のシンボル。口から流れているものは血。・・・などです。 

 大きさは4×3.5メートル、厚さ40㎝、重量は約12トン。これはテンプロ・マヨール神殿から出土したコヨルシャウキ像や、人類学博物館に安置されている「太陽の石」を超え、現在発見されている限り最大の石版です。16世紀初旬、スペインによる征服のすこし前に建造されたと見られるそうです。 

 で、どこで見られるのかな? と思ったら、まだ公開はされていなかった・・・。がーん。
 将来的には出土したあたりに特別の展示室(または博物館)を作るそうです。

・・・・・
 ほか、ネットなどで調べたこと。
・トラルテクトリは生贄の死体や血をむさぼる。一日の終わりを迎え「死んだ」太陽もまた。
・この巨大石板は、テノチティトラン八代目王アウィツォトルAhuízotl(在位1486~1502)の墓所の要石だったと考えられる。
・王は太陽と重ねられるため、死んだときには、一日の終わりの太陽が「死」んでトラルテクトリにむさぼられるようにやはりこの女神に迎えられると考えられる。

 というわけで、テンプロ・マヨール神殿の見学が続きます。
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