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* category: 展覧会

お勧めは閉館前の1時間ばかり→フェルメール<牛乳を注ぐ女>とオランダ風俗画展 

2007.10.31
Wed
22:33

 フェルメールというと、
1)「真珠の耳飾りの少女」
2)レクター博士シリーズの看守・バーニーがフェルメール全点鑑賞制覇を目的にしていたなあ。

 くらいのいいかげんさなのですが、友人と見るつもりで買っておいた前売券が無駄にならないうちに行ってきました(↑火曜日、つまり新国立美術館休館日しか無理だったのであきらめて、かわりに大徳川展とフィラデルフィア美術館展に行きました。これが16日)。

 今回の展覧会特設サイトに掲載されている混雑状況をチェックし、「比較的、ごゆっくり鑑賞いただけます」とあるのが夕方の2時間のコマだけなのを確認、こちらに5時前着を目指して逆算し、今日の予定を立てました。

 ・三越本店見学。ボーナス前倒しで母にプレゼント。
 ・マンダリンオリエンタル東京38階のオリエンタルラウンジでアフタヌーンティー(前回のヴェンタリオより満足度高いかな。これはまた後日)。
 ・三井記念美術館で「美の求道者 安宅英一の眼-安宅コレクション」
 ・国立新美術館でフェルメール展(通称)。

 というわけで4時45分ごろ最寄りの乃木坂駅に到着。人影ほとんどない、いい感じ!
 展覧会場は乃木坂側から入ってすぐの展示室でした。ありがたいことにわりあいすいていました。

 今回、フェルメールの作品は一点のみ。でもなんといってもこれが大スターなので、実際の展示のまえには作品紹介のビデオが流れていたり、最新の研究でわかってきた試行錯誤のあとが紹介されていたり。ついでに展覧会出口の売店ではあの手この手で商品化されててこれには驚嘆しました。「牛乳を注ぐ女」のトリミングばっかりをセットしたはがきセットとか。

 鑑賞についても工夫されています。比較的近くまでいける列をロープで作り、「ゆっくりお進みください」とし、立ち止まって見たいひとにはその外側に立つことを指示しています。ありがたいことに5時台になるとそれほどの人出でもなく、近くでのんびり歩き&ちょっと離れてじっと見を三セット、も余裕でした。

 さてこの日記に着手するまえに、フェルメールの作品がどこにある・どんなのがあるかを調べてみたのですが、うち15枚くらいは見ている・・・・・・のかな・・・・・・いかに自分がいいかげんかを思い知らされました。というか、今回初めて「いいな」と思ったかもしれません。ラピスラズリを砕いて作った青がまぶしかった。そして構図も絶妙でした。

 今回の展覧会、フェルメール以外にもいろいろとありました。フェルメールがよく作中に登場させたといういろいろな楽器を展示してみたり(それが、フェルメールの絵から起こしたような小部屋に置かれてて、しかも奥には「牛乳を注ぐ女」マイナス女、みたいな台所がかいまみえたり)、同時代オランダのさまざまな生活シーンを描いたたくさんの絵があったり。レンブラントの版画も数枚ありましたよ。

 で、けっこうほかの作品も楽しかったです。聖書のエピソードを口実として(つまり、タイトルに利用したり絵の奥のほうにちょろっと描いたりはしてるんだけど)全面にどばんと食材があふれてる厨房画とか、フェルメール作品へのオマージュか、いろいろな[働く女性]絵・版画があったり。

 しかもこのブログの話題的には(一応)、ヨーロッパ絵画って猫はだいたい冷淡に扱われているので期待していなかったのですが、こちらもけっこういけたのよ! 最低5匹は発見し、うち4匹は上手でした。ちゃんと魚わけてもらってたり、ぼっちゃまの膝に抱かれてたり(しかもこれまたごはんをいただけそうなポジション)、醜くよいつぶれた男女を眺めてたり(背中からのアングルでしたがまんまるさがうまいし模様もリアル)、下働きの女性のすぐそばに座ってたり。

 犬ももちろんいたのですが、上半身はもさっと毛がはえてるのに下半身(?)は刈り上げみたいになってたマルチーズ(?)が2匹いたけどあれは流行のスタイルだったでありましょうか。

 とにかく、これは案外拾い物だったなーと思って帰路につきました。ちなみに三井記念美術館の安宅コレクション展および東博の大徳川展は○、都美のフィラデルフィアは△かな。 
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