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* category: 旅行

アルゼンチン(+ちょっとウルグアイ)をふりかえる 

2010.10.03
Sun
13:37

 また仕事から脱出して、アルゼンチンに8日間行ってきました。

・9月21日 
 早朝、サンティアゴからブエノスアイレスへ。フライトは約一時間半、近い。アンデスを越えるときには注意喚起と着席指示がありました。

 空港で待ち合わせして、友人の旧友がいるロサリオへのバスに。空港からは所要5時間という話だったけど、なんとロサリオ周辺の農民によるピケが20日も続いているそうで道路が封鎖されていて、結局8時間。到着したのは夜9時前で、泊めてくれたおうち、三人で行ったパリジャダ(肉! レストラン)、帰りにちょっと遠回りして夜間照明のなかで見た広場、そして翌朝のバスターミナルがロサリオのすべてになってしまいました。

 ピケにあってたいへんだった、というと、
「到着早々アルゼンチンの洗礼を受けたねー」
と何人にも言われました。じっさい、滞在中には地下鉄のストあり、学生による教育機関占拠継続、デモなど、同様の出来事に事欠きませんでした。

・9月22日
 ロサリオ7時発のバスでブエノスアイレスへ。ピケにも実施時間があるらしく、今回はひっかからずに済みました。ブエノスアイレスには昼前に着。
 ホテルに荷物を置き、まずは友人のリクエストでレコレタ墓地を目指しました。すぐ近くのカフェで昼食、コーヒーがおいしい! うれしい(ラテン系にはお茶は期待してない)。
 墓地に隣接する聖母ピラール聖堂を見学してから、墓地へ。芸術的な霊廟が立ちならぶ、ここは一大観光地なのです。ガイドさんをお願いし、ゆっくりまわりました。猫がいっぱい! でもあまり健康状態がよくなさそうな子も多く、複雑。

 墓地近くの高級店地域を流したり、アイスクリームを買ってホテルに帰って食べたり、ホテル近くで店を眺めたり。そうこうしているうちにゆっくり夕食、は無理な時間になり、朝のバスで配られたサンドイッチパックなどで済ませました。

 9時に迎えが来て、タンゴ&フォルクローレのショーに。
 友人が現地在住のかたに頼んで予約してもらってあった席は、一番前の特等席。堪能しました。

・9月23日
 午前中は各自で行動。
 カメラを持って散歩に出、聖メルセー教会、大統領府(カサ・ロサーダ、もちろん外からのみ)、カテドラルに。ひょっとして、アルゼンチンはタイルがきれい、が特徴かな?

 チェックアウトし荷物を預け、友人の友人にサン・テルモ地区のパリジャダ、ラ・ブリガーダに連れていってもらいました。店内はサイン入りのサッカーユニフォームや写真(ほかのスポーツ関連のもありましたが)でいっぱい。とにかく肉。肉肉ちょっとサラダ肉肉デザート。

 ホテルまで送っていただき、そこから友人は空港へ(北米・南米7泊10日という超強行軍)、わたしはべつのアパートホテルへ。しばらく部屋で遊んでから、徒歩すぐのイサック・フェルナンデス・ブランコ イスパノアメリカ美術館へ。アメリカスにおけるイエズス会の大きさの片りんなどを見ました。そしてなぜかチャンカイとも再会。すばらしい展示だったんだけどなあ、カタログなどは出ていないそうです。残念。

 美術館のすぐ近くのカフェでケーキに挑戦。巨大なので食べきれず、持ち帰りにしてもらいました。

・9月24日
 MALBA(ブエノスアイレス・ラテンアメリカ現代美術館)へ。土曜日なので開館の10時前に到着、意気揚々と入場しました。でも思ったよりちいさかったです。コレクションを代表する絵画(常設のトップにあり、パンフレットの表紙でもある)が、ディエゴ・リベラのキュビスム時代の絵なのはもったいないな。また、スペインでもおなじみのトーレス・ガルシアなど、ウルグアイ人アーティストの存在がかなり大きいものだったように思います。

 時間が余ったので、併設のカフェ・デ・ザールでゆっくり昼食。このパン、おいしい!! しかし肝心のメイン、いろいろきのこのリガトーニは塩味がきつすぎでした。
 周辺を少し散歩し、レコレタ墓地すぐのデザインセンター(家具を中心とする店やカフェ)を流し、友人に紹介してもらったアルゼンチン人建築家さんのうちへ。車でプエルト・マデーロ地区、ボカ地区に連れてってもらいました。

 一度ホテルに帰って休んでから、9時過ぎに迎えに来てもらって(アルゼンチンの夕食はスペイン並みの遅さ)、パレルモ・ビエホ地区のパリジャダに。エンパナーダ、サラダ、肉(大きいのを一種類)。

・9月25日
 ホテルまで友人が来てくれて、ゆっくり歩いて国立美術館へ。外見に反して大きいなあ。ニューヨークのメトロポリタンと規模は違うけど、19世紀にたくさん外国のものを買い集めたことがわかるコレクションでした。印象派やポスト印象派もいろいろ。現代作家の特別展もありました。

 20世紀のものでは、猫を膝に乗せている藤田の自画像があったり、ロスコーがあったり。そして「前コロンブス期」の部屋にて、チャンカイの布細工「生命の樹」に出会ってとても嬉しくなりました。

 友人宅に招かれて昼食をいただき、一休みしたあと旦那さまの運転で市内見物に。国会議事堂広場、5月4日広場、サン・テルモ地区などをまわり、ホテル近くの商店街で下してもらいました。先日見つけた、猫が二匹いるお店でチャンカイ人形を購入(出土した古い布を一部使って人形にしたもの。ここ以外でも何度か見ました)。

・9月26日
 アルゼンチンの芸術を見たくて、エドゥアルド・シボリ美術館へ。おりしも日曜日、シボリがある2月3日公園は、散歩ジョギングローラースケートサイクリングエアロビクスとスポーツする善男善女でいっぱいでした。

 日曜日の市を目当てにサン・テルモへ移動。すごい人でした。でもなかなか骨董には手が出ないなあ。時間があったので別の公園の民芸品市場でも見ようかと移動中、猫が店先に寝そべっていた食堂に惹かれて入りました。年配のウェイターさんたちがきびきび働く、おなじみさんもたくさんのいい店でした。値段も考えあわせると、総合的にこの店でのごはんが一番満足度高かったかも(猫ポイントは置いておいて)。おみやげにしてもらったエンパナーダもおいしかった。

 さて、世界三大オペラハウスのひとつ(大きさの問題か)コロン劇場へ。滞在中になにか見たいと思って友人に取ってもらったチケットですが、
「座席がきちんと決まっていないので、3時(開演2時間前)には並んでいい席を取らないと」
とのこと。いわゆる立ち見席ではないようだし2時間前はつらいなあと思い、でも3時半過ぎには到着しました。

 わたしの前後はお年を召した身なりのいいおばさま&おばあさまばかり(後ですこしずつ男性の姿も)。ぎらぎらの日差しのなか、改装前には椅子ががたがたで立った途端に壊れたという話や、演目の評判などを聞いたりしました。初日のラジオ生中継を聴いたうえで鑑賞にのぞむ熱の入り方です。

 わたしと同じように席の詳細が決まっていないのかと思ったら、ちゃんと指定席(しかもシーズンシートだったり)なのにエレベータに乗るために早くいらしたという話も聞き、それで一時間半以上も並ぶのか、並ぶことも娯楽のうちかなどと考えました。演目はヤナーチェクの「カーチャ・カヴァノヴァ」。音楽や演奏はいいけど、話がどうしようもないよ…。

 短いオペラだったので終演時にはまだ日も暮れきっておらず、のんびり歩いてホテルに帰りました。

・9月27日
 ラ・プラタ河の対岸、高速船ならば1時間の距離にあるウルグアイの古都コロニア・デ・サクラメントに遠足。船で国境を越えるのはすごく久しぶりで、どうするのかと思っていたら、パスポートコントロールに二人座っていて、ひとりめが出国、ふたりめが入国のスタンプを押してくれました。

 コロニアはとてものどかでいいところでした。旧市街は世界遺産に指定されています。見どころも旧市街に凝縮されているので、行きに海辺の道をゆーっくり歩いた以外は旧市街でだらけていました。コロニアはポルトガル領として築かれたので、アズレージョ(青がきれいなタイル)や陶器がたくさんです。あとは猫がいればなあ。

 夕方に着いたのでちょっと欲を出し、ラッシュアワーの地下鉄(おお、噂の旧丸ノ内線車両)に揺られて毛糸の店が並ぶという地区へ。でも中心街の店と違って6時には閉まってしまう店が多く、周辺に17軒ある(とネット新聞の記事で読みました)うち8軒のぞいた程度でした。最後のお店で色違い&ときおりフェルトの花が入ったファンシーヤーンを購入。これどうしよう。ともだちに腹巻編む約束だけど、花が邪魔かな。

・9月28日
 最終日は雨模様でした。朝早くは雷雨もあり、午前中は降ったり止んだり。午後になって晴れ間ものぞきました。
 チェックアウトして荷物をあずけ、外出。
 ボルヘスも通ったというカフェ・トルトーニへ。お店のスペシャルティだというチュロス&チョコレートを(これはスペインだよねと)半信半疑で頼みました。「チョコレート」はココアで、スペインのよりむしろ飲みやすい。
 劇場だったという世界一豪華な書店とか(買うものはなかったけど)、ちいさいけどセレクトがいい書店とかをのぞき、お昼もカフェへ。サラダバーはうれしかったけど、肝心のメインのパスタにほとんど味がない。残念。

 この日はブエノスアイレス最古の地下鉄路線、A号線にも乗りました。車両の椅子が木でできてて味があります。でも、混雑時、停止前にドアを開けるのは心臓に悪いのでやめてほしいなあ。しかも飛び降りるんですよ。

 先日MALBAで知ったアルゼンチンの現代アーティスト、スル・ソラール美術館へ。その後、迷いつつ装飾美術館へ。装飾美術館併設のカフェも有名だというので入ってみて、軽めに思えたエンゼルケーキの甘さ大きさに敗北(一日に食事のデザート入れて三回の甘味は許容範囲を越えていたようです)。

 アルゼンチンの石、インカローズ(ロードクロサイト)でできた猫を(母への土産用)探しておいてくれるとのことだったので、猫二匹のいるお店に三度目の訪問。ああ、でもさっぱり忘れられてました。30分あれば倉庫を見てくるといわれたけど時間がない。せっかくだからこれもきれいな鳥の置物を買い、猫&お店のひとに写真を撮らせてもらってお別れ。

 頼んでおいたレミース(ハイヤーの一種と考えていいのかな? 所要時間にかかわらず、目的地まで定価で走ります)でホルヘ・ニューベリー空港へ。さようならブエノスアイレス、面白かったよ。疲れたけど。
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この記事に対するコメント
これは…
遊びにも係わらずハードな日程を選択されているので、これは疲れまするなぁ~

でも、新しい出会いや知識には(大抵の場合)最終的にはエネルギーをもらえるはずデス♪
【2010/10/03 22:52】URL | とも2 #- *編集*

とも2さん

こんにちは、コメントありがとうございます!
アルゼンチンはチリのお隣で、いろいろ似ているように思っていましたが、行ってみると共通点よりむしろ相違点について考えさせられました。最終的にはエネルギーになる、その通りだと思います。
【2010/10/04 23:34】URL | かんべえ #SqoPBuKQ *編集*
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