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* thread: art・芸術・美術  * genre: 学問・文化・芸術

* category: 展覧会

あけおめ&2010年、展覧会などふりかえり 

2011.01.01
Sat
20:20

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 
20100704puppy.jpg
 これはというウサギ写真がないので、代わって小犬でごあいさつ。スペインはビルバオのグッゲンハイム美術館分館のメインエントランス前に鎮座ましましてる、花だらけのトピアリー彫刻です。作者はジェフ・クーンズ、この作品はウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの形だそうです。なんと高さ12.4mだとか。

 猫とごはんがメインブログではありますが、美術館や博物館に通うのも好きです。昨年は日本にいなかったり、暑さに負けたり、寒さに負けたわけじゃないけど横浜ひきこもりになったりで、あんまり数は行ってないなあ。

[国内・心に残ったもの]
・「長谷川潾二郎(りんじろう)展-平明・静謐・孤高-」@平塚市美術館
 友人がくれた招待券に、幸福そうに眠る猫の絵が使われていたので行きました。愛猫タロウの絵が見れる記事あります

・「新しい神話がはじまる 古賀春江の全貌」@神奈川県立美術館葉山館
 2010KogaHarue.jpg
 古賀春江という名前は知らなくても、この絵は見たことがあるかたも多いのでは。わたしは国立近代美術館に行くたびに眺めて、ふしぎだなあ~と思っていました。
 自分の表現を探し求めた旅路をていねいにたどり、古賀春江のまさに「全貌」を見せてくれた展覧会。

・「伊藤若冲 アナザーワールド」@千葉市美術館
・「鍋島 誇り高きデザイン」@サントリー美術館
・「カンディンスキーと青騎士」@三菱一号館美術館
 このみっつはいわば、「堅い」というか。もともと大好きなので勇んでいきました。「カンディンスキーと青騎士」については記事あります。

・「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」@国立新美術館
 オルセーの改装に合わせてどかんと巡業に来たんだろうな・・・なんておぼろげに思っていてしばらく敬遠していたのですが、行ってみるとよかった。ゴッホの自画像の筆遣いに魅せられ、もともと好きなナビ派やルソーににっこりでした。

[海外]
 今回はソフィア王妃芸術センター(マドリッド)の特別展との波長が合って嬉しい限り。それにしてもこの美術館、毎回滞在時間が長くなっていきます。おかげで常設展(「ゲルニカ」などもある)は最後にお気に入りの作品だけピンポイントで見ていくことになりました。それでも疲労困憊したな。

・Principio Potosi'-?Co'mo podemos cantar el canto del sen~or en tierra ajena?「ポトシ原理-異郷の地でいかにして主の御歌を歌うか?」

 展示品をちょっと見れるページ。合同で企画したベルリンの博物館による紹介ページです。おお、こちらでは明日(1月2日)まで展示中なんだね。
 新館の天井の高い展示室をたっぷり使ってました。ポトシというのは「新」大陸の富の源泉となった銀山で、現在のボリビアにあります。ここから流れだした富が世界を変え、「モダン」のはじまりを告げたとも言われます(と、紹介にあった)。ポトシが代表する世界に見られた富の偏在、搾取などの問題は、グローバリズムの現在にも通じるものとして展示作品がチョイスされ、絵・ビデオアート・インスタレーションなど多様な形で問題提起してました。無料の展示ガイドの分厚さにもびっくり。

 ほか、アウトサイダー・アートに分類されるマルティン・ラミレス(共同通信のページで、ニューヨークでの回顧展について紹介。作品もすこしあり)の回顧展や、ル・コルビジェとブラジルやチリの建築家たちが共有した夢とプロジェクトについて紹介する展覧会(英語での紹介ページ)で、イタリア出身の建築家リナ・ボ・バルディのとても魅力的な作品群(サンパウロ美術館には一度行ってみたいな)を知ったり。

 ほかは、町からは離れてるけど絶対おすすめ! と教えてもらったルイジアナ美術館(コペンハーゲン郊外)でのソフィ・カル"Take Take of Yourself"(ルイジアナそのものも、周囲の風景などを含めてすばらしい)が大好き。サンティアゴのモード博物館Museo de la Modaの展示Volver a los 80(Back to the 80S)も、あの時代を生きたものとして悶絶ものでした。チャンカイを教えてくれたリマの天野博物館ももちろん忘れられません。

 すごく考えさせられたのは、チリ滞在最終日に行ったMuseo de la Memoria y los derechos humanos(記憶と人権の博物館)です。チリは1973年に軍事クーデタが(合衆国の絶大なバックアップで)起こり、その後1990年に民政移管するまで軍事独裁政権が支配していました。この博物館では、クーデタ前夜-クーデタ-その後の弾圧-民政移管までを、莫大なデータや証言を揃えて見ることができるのです。この博物館を企画したのは、クーデタによって倒されたアジェンデ側に立っていたため殺された父(もと将軍)を持ち、自身もクーデタ後逮捕され拷問を受けたバチェレ前大統領でした。

/////

 今年は秋にゴヤの大規模展があるそうです。久しぶりに「着衣のマハ」なども来日するとか。
 横浜トリエンナーレもちょっと期待しています。
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この記事に対するコメント
akeome
あけましておめでとうございます&今年もよろしくお願いいたします。

今年は仕事への本格復帰とのことですが、無理せず頑張ってくださいませね。
まあ、かんべえサンのことですから、ちょっとしか心配してませんが(笑)

かんべえサンのブログはワシとしては文化の薫りを思い出すよいネタなので、今年も幅広いエントリーをお願いいたします。

では、そのうちどこかでお会いしましょうね♪
【2011/01/01 23:46】URL | とも2 #- *編集*

とも2さん

あけましておめでとうございます! 
仕事への本格復帰の件は、まさにご明察。適当に弱音を吐きながら、適当にさぼって乗り切ろうと思っています。
去年のことを思うと切なくなるかもしれませんが・・・。

今までもどこかですれちがっているかもしれませんね。
今年もよろしくお願いします。
【2011/01/03 08:53】URL | かんべえ #SqoPBuKQ *編集*
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