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* category: 展覧会

プーシキン美術館展が横浜にやってきた! 

2013.07.09
Tue
21:52

 横浜美術館開催中のプーシキン美術館展。オープン当夜、ブログ・twitter・Facebook利用者対象の夜間特別内覧会に運良く参加することができました。

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 この展覧会のミューズとでも言うべきルノアール「ジャンヌ・サマリーの肖像」をフィーチャーしたチラシ。制作当時にはじゅうぶん「前衛的」であった(学芸員さんのトークより)バラ色の背景から、この展覧会のテーマカラーがとられています。

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 この小冊子すごいな! と思ったらプレスリリースでした。見どころを余すことなく紹介した力のこもった一冊です。

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 ロゴにはなんというか、未来派っぽさを感じる。速度感があるからかな。フランス絵画だから違うはずなんだけど。
 *一定のマナーを守ったうえでの作品撮影およびブログ掲載OKのイベントです。

〔タイムテーブル〕
・17時30分 受付開始 
・18時~ ミニレクチャー
・18時半~20時 展覧会鑑賞(イヤホンガイド無料貸し出しOK。ちなみに声・水谷豊)

[ミニレクチャーより]
・本来は2011年開催予定だった(ジャンヌを使ったポスター、随所で見ましたよね)。震災の日は作品の現地出発4日前で、開催見送りに。公的には「中止」をアナウンスしたが、水面下で交渉を続けていた。昨年、内容も巡回先も同じで今年の開催が決定した。ただし、会場のスケジュールで横浜は第二会場になった。公開される66点のうち47点が日本初公開。

・プーシキン美術館について
 収蔵作品60万点以上(横浜美術館は一昨年1万点に到達)。今回来日したフランス絵画のほか、コイン、古代の石膏像、浮世絵のコレクションも有名。
 モスクワの中心部に位置し、2006年に新館がオープンした。
〔プーシキン〕はロシアの国民詩人・プーシキンから。1937年にこの名称になった。

〔内覧〕
 18時40分にはならないくらいにスタート。
 横浜美術館はエスカレータを上がったところにすこしフリースペースがあり、ここでよく関連ビデオ上映などをするのですが、今回もそう。ほか、プーシキン美術館のコレクションの基礎を築いたコレクター、エカテリーナ二世、エカテリーナの片腕だった大貴族ユスーポフ侯(ところで、ユスーポフ侯というとレオニードを思い出す…もちろんここから池田さんが名前を取ったんだよね@『オルフェウスの窓』)、19世紀末~20世紀初頭に繊維産業で莫大な富を得たモロゾフとシチューキンを紹介するパネルもあったと思います。
 
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 左手に第一章、「17-18世紀-古典主義・ロココ」
 一枚目はプッサンの「アモリびとを打ち破るヨシュア」(1624-25ごろ)。
 第一章にはその名も「猫の勝利」(マルグリット・ジェラール作、1785年ごろ)もあります。マダムがふっさーら猫を抱き上げてて、その足元でわんこがキャンキャン吠えてるというもの。珍しいよね。

 右手に第二章、「19世紀前半-新古典主義、ロマン主義、自然主義」
201307p7.jpg
 右に写っているのが「ナイルの流し船を待ちながら」(ウジェーヌ・フロマンタン作、1872年)、右(部分)は「マムルーク」(オラース・ヴェルネ作、1830年代後半以降)です。ザ・ロマン主義。

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 第二章の目玉、ジャンヌと並び立つ美しきマリア。
「聖杯の前の聖母」(1841年)アングル
 展示室ではずっとひとだかりが絶えなかったので、前出のプレスリリースを撮影しました(ついでに、かわいくて買ってしまった展覧会グッズの絵はがき映り込み)。
 ミニレクチャーより)注文者はニコライ一世の皇太子アレクサンドル(のちの皇帝アレクサンドル二世)。発注の際、自分の守護聖人である聖アレクサンドル(・ネフスキー)と、父の守護聖人である聖ニコラウスを描いてくれと注文した。
 1841年にパリで公開後サンクトペテルブルクに渡り、アカデミーで公開された。
 アングルもお気に入りの作品となり、同じ構図で4点ほど残している。
 首や指が長いなど、人体の微妙な引き延ばしによる優美さ。わずかな変形も。

 
・第三章、「19世紀後半-印象主義、ポスト印象主義」

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 ゴッホ「医師レーの肖像」(1889年)
 作品は会場で見ていただくことにして。ちょっと絵の右手に注目、です。
 今回、少数の作品ですが、・キャプション ・解説(一般用) ・紹介(子ども用)が付属しているものがありました。いい試みだと思います。

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 ゴーギャン二枚を並べて。全体が写っているのはその名も「エイアハ・オヒバ(働くなかれ)」(1896年)。ゆったりくつろぐ男(前の人物)の足元にまるっとなっている白いのは、猫であります。

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 右手に全面が写っているのはドニ「緑の浜辺、ペロス=ギレック」(1909年)。

・第四章「20世紀-フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ」 
 この展示室は撮影禁止でした。
 展示室のまんなかにソファがあったので、座る向きを変えながら眺めました。ソファの長辺の前(進行方向右側)の壁にはピカソが3枚。「扇子を持つ女」、「逢い引き」、「マジョルカの女」です。

 その壁の向かいにはマティスとキスリング、そしてシャガールだったかな。
 プーシキン美術館所蔵のマティスというと、「金魚」が目玉でポスターなどにも使われていた都美でのプーシキン美術館展。今回は「カラー、アイリス、ミモザ」(「金魚」と同じフォーマットとのこと)と「青い水差し」がきています。

 そしてやっぱり好きさアンリ・ルソー。ルソーを応援してくれたアポリネールとローランサンのカップルをモデルにして描いた「詩人に霊感を与えるミューズ」(1909年)が来ています。あいかわらず、巨人というか末端がちょっと肥大しているというか(特にアポリネールの耳!)、どしーんといた人物と、同じように密度の高い、熱帯の雰囲気漂わせる植物。これでも(オーディオガイドによると)採寸して描いたそうです。ふたりの前に咲いている赤い花は、ルソーは詩人の花であるカーネーションのつもり…が、どうも間違えてニオイアラセイトウを描いたらしい、とのこと。

 最後はレジェ1951年の作、「建設労働者たち」。大きな作品です。

 オーディオガイドをお返しして出てくると、そこはショップ。どうぞ写真を撮ってご紹介くださいとたしか学芸員さんも言ってらしたな…おお、かわいいではないですか!

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 もちろんカタログ、絵はがき、クリアファイル、関連書籍などもあります。

 ほか、コラボグッズでアガタのアクセサリとか花模様のバッグ。ロシアゆかりでKUSUMI teaとかも。
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 お菓子もあるよ。

 また、みなとみらいおよび近隣地域でのコラボ企画の多さも特筆に値するかと思います。
 美術館のCafe小倉山での特別メニューはおなじみ。併設のブラッスリー・ティーズ・ミュゼのランチも入場券提示でお得になります。
ほか、割引などの特典あり、とチラシが入っていたのは、・アット! ・インターコンチネンタルホテル ・MMテラス ・コレットマーレ ・キハチイタリアン ちょっと遠いけどアルテリーベ横浜本店 ・ニューグランドホテル。 

・・・・・
 プーシキン美術館展は9月16日(月・祝)まで。その後、神戸に巡回します。
 概要を公式サイト(こちらです)より引用します。

開催概要
朝日新聞創刊135周年・テレビ朝日開局55周年記念「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」
Masterpieces of French Paintings from the State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow
会期:2013年7月6日(土)~9月16日(月・祝)
会場:横浜美術館
   〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 
開館時間:10:00~18:00(8月、9月の金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜日(ただし8月1日、15日は開館)
お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00~22:00 無休)
主催:横浜美術館、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
後援:外務省、ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁(Rossotrudnichestvo)、横浜市、神奈川新聞社
協賛:三井物産、TOYOTA、日本製紙、DNP大日本印刷
協力:日本航空、アクティオ、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社

 すばらしい機会を与えてくださった横浜美術館をはじめとする関係者のみなさま、ありがとうございました。
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