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まんがとごはんのおいしい関係。201403 

2014.03.31
Mon
10:30

 二ヶ月(ほど)に一度のお楽しみ、よんふくCafeでの「まんがの会」。
 3月のテーマは「職業もの」でした。
201403ma3.jpg
 持ち寄り+ちーさんによるおかずのほんの一部です。今回はけっこう野菜も多かったな。左側に映っているのは大木ハムのコンビーフ。薦めていただいてましたが、ようやく買えたので持ち込みました。

 それでは、ナインナップを。
・細野不二彦『ギャラリーフェイク』(おふたりが推薦)
 コンビニ版が出たり愛蔵版があったり、長いこと愛されている作品だと思う。サラちゃん絡みのエピが印象的だけど、他にはガウディの「色彩」の影にいたジュジョールの話とかも記憶に残るよね。

・河内遥『関根君の恋』
 ニッポンのサラリーマンということで、選択なさったとのこと。
 ふたりがこの本を見て「読みたいと思ってた!」と手を伸ばしてたのが面白いね。
 河内さんはちょっと前に出版社の垣根を超えて一気にコミックスが出たことがあったと記憶しています。

・楳図かずお「橋」(所収:『楳図かずお ビッグ作家究極の短篇集』)
 もしも楳図サロン(@『金魚屋古書店』)が実在していたらきっと一座の華となっていただろうPさんのおすすめ。「ちょっとハカセとか出てくるので」というコメントでありました。一回一ウメヅ(先生)。

・飛鳥あると『ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社』
 岩手密着型のお話とか。電子書籍版あるし読んでみるかな?

・松田奈緒子『重版出来!』
 わたしも買ってます。漫画家・編集者・営業・取り次ぎetc…。まんがをわたしたち読者の手に届けるまでにかかわるさまざまなひとたちの話。松田さんは今はなき『コーラス』で出てきたときからゆるっと追ってる作家さんのひとり。少女マンガとしてはちょっと倫理的にほひが強いなと思うこともあったけど、今のポジションはすごくいいんじゃないかと思う。そして猫げぼくとしては、
「〇〇ちゃん(松田さんちの王子さま猫)は白いところがほんとに白いねー!」(とうっとり)(せりふうろ覚え)
に、非常に共感を覚えるものであります。

・野崎ふみこ『ホテルはメイドでできている』
離婚して実家に帰り、ホテルのメイドさんとして働きはじめた主人公の話。お借りしてきました。夢中で読んじゃって、バス乗り過ごしたよー! 自分でも買おうと思います。店頭だとなかなか見つからない。今は物流いろいろめためただから、落ち着いてからでいいや。

・かたおかみさお『Good Job! リターンズ』
 Cさんのおすすめ。大手建設会社で働くひとびとのオシゴト話。講談社のKiss plus連載の頃は読んでました。NHKドラマになったけど、あれけっこういい感じだったよね。

・鵜飼りん『しばたベーカリー』
 犬、それも柴犬そっくりのしばたさん(でも犬じゃないんだって)。奥さんに捨てられ、息子を抱えてパン屋さんをやってる話。舞台が〔ブレメ商店街〕という名前なことから、元住吉のブレーメン商店街ゆかり? など話が出ました。
 紹介後、みんながひとわたりぺら見するのですが、柴田さんの犬っぷりに「はぅん」とやられる犬好き続出だったぞえ。

・有永イネ『かみのすまうところ。』
 宮大工の血筋、でも高所恐怖症の青年が主人公。木に宿る神様たちが美少女の姿をしていたりいろいろとしかけがあるらしい。

・小田扉『フィッシュパークなかおち』
 釣り堀コメディとな。なんでもテーマになるなあ。
 ところで、この本を紹介してくれた偉大なるマンガ読みTさんは、「職業もの」に際してつらつらとどんな職業ジャンルがあるか・ないかを考えてみたそうです。商店街をずっと思い浮かべたりして。
 そして、八百屋・肉屋などがない。少なくとも、思い当たらない。とおっしゃってました。
 八百屋というとあれか、『アタックNo.1』で鮎原こづえの幼なじみの彼(つとむくんだったよね、とちょっともりあがる。そしてトラックの転落事故で亡くなったよねとも←いま調べたらこれはアニメ版で、原作マンガでは違う亡くなり方でした…!)ぐらいしか確かに思い当たらない。そして努くんは脇役だし。
 いま記事にしてて思い当たったのが『もーれつア太郎』だけど、一応そういう職業ってだけで「職業もの」と言うのは無理があるなあ。
 なんでしょう…わかりやすい創意が描けるものだと題材になりやすいのかな? パン屋さんとかはあるもんね。

・有間しのぶ『その女、ジルバ』
 絵はもうひとつだけど、いつも話がいいよ! とTさんおすすめ。
 ビッグコミックオリジナルによる紹介ページから引用します。
「スーパーの倉庫で働く笛吹新は、恋人なし、貯金なし、老後の安心なし、の40歳。
人生を変えようと飛び込んだのは、伝説の高齢BAR。
平均年齢70歳以上の超熟ホステスに囲まれて、新人“アララ”の夢は夜ひらく」

・小池田マヤ『ピリ辛の家政婦さん』
 FEEL掲載で「〇〇の家政婦さん」というシリーズで続きがあるそうです。ごはんおいしそう、とも。

・高瀬理恵『公家侍秘録』
 時代ものとしてよくできている、とのコメント。

・そにしけんじ『猫ピッチャー』
 読売新聞日曜版連載なんだってにゃ。こうしきさいともあるにゃ。
 ちょっとばかしかわゆいからって騙されないんだからねっとか言いつつページめくったら「はぅん」てなったにゃ。借りてきたにゃ。

・村上もとか『フイチン再見!』
 実在の女性まんが家・上田敏子の話。わたしも持っていこうかと考えていました。まんがの会のすごいとこのひとつは、リアルタイムだけじゃなくて〔歴史〕としてもまんがのこと知ってるひとにいろいろ教えてもらえることだなあ。

*村上もとかと言えば、レーサーもので『赤いペガサス』も思い出して胸を熱くしてました。非常に希少な血液型・ボンベイブラッドの持ち主でありながらレーサーとして生きる主人公。両親の離婚のため成長するまで離れて暮らしていた妹・ユキが、かれに血を与えられる唯一のひと。成長してから再会したこのきょうだいの間には許されない恋情があり、それも物語りを動かすモーターのひとつになっています。少年マンガでありながら少女の胸ときめかす恋もあるこの作品、生涯の思い出の一作のひとつだなあ(その割に巻数をすっかり少なく記憶してたけど)。ラスト近くのケン→ユキの台詞は胸に刻まれてるよ! ←誤謬があってもあえてそのままにしておきますです。確認してません。

・吉崎せいむ『うごかし屋』
 引越屋さんの話に小説がからんでくる。

・澤井健『イオナ』
 これが来たかー。小学校の教諭だよねイオナ。ちょっと昔の言い方だったら〔エロテロリスト〕だよね。

・吉田まゆみ『Paper Woman』
 新聞記者。

・佐々木倫子『おたんこナース』  
 タイトル通り看護師。わたしはこの作品でプリン体のおそろしさ? を知りました(たいした思い出じゃない)。

・山崎峰水(原作:大塚 英志)『黒鷺死体宅配便』
 その名の通り、死体を宅配するひとびとの話。ただし、依頼人はその死体本人。

・河合克敏『モンキーターン』
 競艇マンガ。競艇は男女混合スポーツだから寮生活の部分なんかもちょっとラブがあったり…と、なんだか楽しそう。河合さんは現在執筆中の『とめはねっ!』はちゃんと読んでるんですが、あのじれったいラブ感は共通と見た。

・秋本治『Mr.Clice』
 スパイコメディ。

・しりあがり寿+Empire Snake BLD.『サラリーマンの魂』
 〔正しきニッポンのサラリーマン〕とはなんたるかを説く? 指南書的構えにしりあがりさんのマンガが入ってます。なんか『金魂巻』とかホイチョイプロダクションと時代を同じくした匂いがするぜーッ! ということでお借りしてきました。

 というわけで、今回お借りした三冊。
201403ma2.jpg

 わたしが持ってったものも書いておきます。やっぱり、一応少女まんがにこだわってみました。&+α。
・佐々木倫子『ペパミント・スパイ』
 佐々木さん花ゆめ時代のへたれスパイもの。

・くらもちふさこ『糸のきらめき』
 歌手。
 くらもちさんは後年『アンコールが三回』という歌手もの、というか恋する女の子が歌手。というお話を描いたけど、キャリア初期のこの『糸のきらめき』は、歌手として生きていく(ことになった)女性の幸不幸を描いていて圧巻だと思ったのでした。

・たらさわみち『僕とシッポと神楽坂』
 たらさわさんは『MF動物病院日誌』から獣医師と動物病院、動物と人間をとりまくお話をずっと描いてて、これはその最新シリーズ。

・佐伯かよの『燁姫(あきひ)』
 女子高生にして銀座の画商、燁姫。彼女が画商になったのは、売れない画家だった父がただ一点人物-つまり幼い自分を描いた絵を探すため。

・久世番子『よちよち文藝部』
 高校生の頃から文豪でびーえる描いてたんだっけ? 番子ちゃんの面目躍如? な文豪エピもの。わたくしとしてはぜひ朔太郎と犀星のアツイ友情をとりあげてほしかっただ。

『大使閣下の料理人』西村ミツル+かわすみひろし
 男性向けから一作。『バーテンダー』とちょっとだけ迷ったのですが、ちゃんとマンガとして楽しめるこちらにしました(『バーテンダー』は途中からお話に絵がついてるだけ、みたいになってて残念)。大使(や公使)公邸の料理人として働く〔食の外交官〕のお話。

*候補にあげたけど持っていかなかったもの
・小山田容子『ワーキングピュア』
 いや、1巻がすぐ出てこなくて…。
 自身の経験を活かして、銀行に勤務するひとたちの誠実な仕事や日々のとまどい、がんばりをていねいに描いた作品です。

 それから『赤いペガサス』ね!

/////
 今週末は大岡川桜まつり。
 よんふくさんの灯は旭橋寄りで輝いてました。
201403ma1.jpg


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