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* category: 旅行

祈りの場四景@ヘルシンキ 

2015.03.06
Fri
00:58

 ヘルシンキの二日目、2月14日は、午前中早めにマリメッコ本社付属のアウトレットに行き、その後観光&買い物に勤しみました。今回の旅行屈指のハードな一日。
 この日に訪問した四つの教会・礼拝堂が、それぞれ趣が違い印象的だったので記事にしておきます。

 まず、フィンランドの宗教について。在日フィンランド大使館によると(このページ)、

1923年以降、フィンランドでは信仰の自由が保障されています。
国民の約78%のフィンランド人がルーテル派教会に所属し、1.1%がフィンランド正教会に属しています。
(中略)人口の約19.5%が無宗教です。


とのことです。

・ヘルシンキ大聖堂

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 1830-1852年建築。デザインはカルル・エンゲル、アネックスの設計はエルンスト・ロールマン(と、内部に英語で表示されていました)(アネックスって具体的には? と思ったけど、「鐘楼や礼拝堂や4つの小さなドーム」のことかな←ここを参照しました)。

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 大階段を登ってぱっと目にしたときには気づきませんでしたが、入ってみるとコンパクトシティ・ヘルシンキらしい、こぢんまりとした空間でした。ルーテル派(新教。ルーテルはいわゆる「ルター」)だから装飾もほとんどありません。

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 大聖堂を出て大階段のうえからまちを眺める。意外なほどちかくに港も見えます。

・ウスペンスキー寺院

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 1868年完成。設計はロシア人建築家ゴルノスタイッフ。北欧最大のロシア正教会だそう。

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 上の写真右下に写っていた橋には、今ではおなじみの感がある錠前がびっしりです。

 この教会も小高い丘の上にあり、坂+階段でたどりつきます。また、構内に入ってもすぐ礼拝堂ではなく、二人すれ違うのがやっとぐらいの幅が狭い階段を登ります。さらに扉でへだてているのは、防寒もあるんでしょうね。

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 さすがロシア正教、こちらはきらびやかです。

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 訪問時は入ってすぐのところでロープで仕切られていたので、観光客がぎうぎう状態。仕切りのむこうでは司祭らしき方の話を聞く一組の男女、そしてちょっと離れたところに10人程度のグループ、だったかな? やがて洗礼式らしきものがはじまりました。まっしろいおくるみの赤ちゃんかわいかった。また、たぶん「式」であるにもかかわらずジーンズにロングブーツのカジュアルな格好のひともいてみんな思い思いの服装をしているのもおもしろかった(ロシア正教だからって先入観あり)。


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・テンペリアウキオ教会

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 岩をくりぬいて作った教会。ガイドブックで見て、必ず行きたいと思っていました。
 ちょっと横からのんびり坂道を上がっていくとこんな感じの側面が目に入りました。


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 時間によっては観光客の入場を規制してます。入口の開口部が低い。従来の教会のクリプタ(地下聖堂)に直結するような感覚です。

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 二階席から祭壇部分を撮ってみました。

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 もっとも印象的だったのはこの天井。大きな蓋だけど、あかりとりの部分が光線で天井が太陽のようだな、と。こちらの紹介では、「ドームでおおわれた天井には直径24m銅板があり、そのまわりには180枚の天窓のガラスが張られています」とのこと。銅板ならではの〔あか〕なんですね。




・カンピ静寂の礼拝堂

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 大聖堂やウスペンスキー教会は丘の上、テンペリアウキオ教会は市街地ではあるけれどどちらかというと閑静な地区にありましたが、この礼拝堂は地下鉄駅もあるカンピという賑やかな場所の広場に立っています。
 ふしぎな建物です。京指物の木製ワインクーラーを伏せたみたいだなと思いました。それから、方舟みたいだな、とも。

 最初この記事のタイトルは「四つの教会」としていたのですが、ヘルシンキ市観光局提供のVisit Helsinkiでの紹介を読み、「教会ではない」ということをきちんと踏まえておこうと思いタイトルを変えました。引用します(改行はわたしが手を加えました)。

カンピ静寂の礼拝堂は、礼拝などの公式儀式や教会区の人々のための行事を行う施設ではありません。
人々が心を安らかにすることを手助けするような活動をしています。
訪れる人々の話し相手をするために、ヘルシンキ教会区や市福祉課のスタッフが常駐しています。

礼拝堂はヘルシンキ・ルーテル教会とヘルシンキ市の社会福祉課が協力して運営しており、
教会区や福祉課のスタッフと個人的に面会することができます。

K2S 設計事務所(主任設計者Mikko Summanen)による斬新な木造建築の代表作である礼拝堂は、すでに竣工前に国際的に注目を浴びました。
2010年にシカゴアテナエウム国際建築賞(the Chicago Athenaeum International Architecture Award)を受賞しています。


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 他の方の訪問記にもありましたが、特別な静寂のある場所でした。


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 でも荘厳、とは違ったかな。もっとやわらかくてあかるい。
 この小石みたいなものはクッションです。祭壇に向かって右側の壁面にくっついてました。わたしたちも座ってみました。ちょうどいい固さで、このまま寝ちゃいそうだったね。 
 建物に入り礼拝堂に続く扉を抜けて閉じると、空気が濃くなったように感じました。ふしぎな体験です。もう一度行って、こんどはゆっくり座っていたい。

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 天井とあかりとりはテンペリアウキオとかたちが似ていました。


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 ベンチもシンプルで、保育園にあるものと言ってもおかしくないなと思ったり(角ばってるから保育園には危険かな)。


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 建物の入口手前の掲示。「神は愛なり」とでも書いてあるのかと気にも止めませんでしたが、じつはこの日の早仕舞いのお知らせでした。英語でも書いてあってよかった。結婚式が行われるんだって。すてきだな。
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