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* category: 展覧会

宮廷のみやび@東京国立博物館(0118) 

2008.01.30
Wed
12:30

 御徒町~上野東照宮~国立博物館(平成館→法隆寺宝物館)、の午前でした。この展覧会が本命です。

 陽明文庫創立70周年記念特別展「宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝」  
 近衞家のルーツはあの藤原鎌足。第一展示室で最初に迎えてくれるのも鎌足像で、ふたりの息子・上恵と不比等がまるで脇士のように控えています。この第一室にはちょうどタイムリー(前日、『鹿男あをによし』での無駄にかっこいい? 鹿EDにのけぞったばかりだったので)に、神の乗り物としての鹿を描いた「春日鹿曼陀羅図」もありました。ほかにわたしが楽しみにしていたのは酒井抱一の「四季花鳥図屏風」などです。

 しかし今回はなんといっても書が印象的でした。
 まず展示の目玉が国宝「御堂関白記」だものね。道長の日記です。第一室だけでなく、ほかの場所にも展示されていました。
 これがけっこう面白かった。といっても読めるわけではないのですが、なにが面白いと言ってその「かたち」です。公私のできごとを具注暦(「奈良時代に始まり、平安時代に広く用いられた漢文の暦本。暦日の下に歳位・星宿・干支(えと)・吉凶などが詳しく注記してあるのでこの名がある。日ごとに2~3行の余白を設けてあるので、公家らが日記として利用した」『大字泉』)に記入していったもので、字の大きさや書き込みなどの「絵」として面白いなと思ったのでした。あと、その暦の上部に毎日の曜日が記されており、恥ずかしながら
「こんな頃から曜日って今と同じだったんだ」
と思った次第です。

 その後調べたこと:
・806年に空海が唐から持ち帰った宿曜経がもとで、日本でも七曜が用いられるように。
・平安時代の暦にはこの七曜は必ず記載された。「日」は「密・蜜」と書かれることもあった。
・この七曜は、当時ヨーロッパで使用されていた暦とちょうど重なった。
参考はこちらなどです。

 さて、書については今までそんなに関心がなかったのですが、今回は後水尾天皇(17世紀)の書が見れてよかったです。その自在の境地! 字体や大きさ、墨の濃淡などにとどまらず、一枚の色紙という空間をどのように使うかもいろいろで自由闊達。わくわくしました。展示番号69の「手鑑」です。後水尾天皇の書を集めた本とか、ないかなあ。

 また、21代家熙(17~18世紀)の世界には二室があてられていたのですが、掛け軸などの表具に用いた清の裂を見るのは楽しかったな。大胆に図版化された蝶とか。
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この記事に対するコメント

はじめまして、はなと申します。
同じ展覧会を見た方のブログを探してお邪魔しました。
御堂関白記はあの具注歴の中に奔放に走る道長の字が
なかなか愛嬌があるというか、元気があるなあという感じで見ていました。
私も表具関係の美麗な品々にはため息でした。
TBおくらせていただいたのですがうまくとばなかったようで…
僭越ながら私の日記のURLおかせていただきます。
よかったらお越しください!
http://nonisakuhanatonare.seesaa.net/article/80427372.html
【2008/01/30 17:09】URL | はな #- *編集*
いらっしゃいませ!
はなさん、はじめまして!
 コメントありがとうございました。残していただいたリンクをたどってブログにもお邪魔しました、充実の記事ですね! 牛車のなかの様子など、そういえば美しかったなあと思いました。そして道長の日記は「愛嬌がある」まさにその通りですね。書き込みの字の大きさ・小ささ、暦のなかでの浮き具合など、楽しかったです。

 トラックバックについてはご迷惑をおかけしました。あやしい業者? のものがつづいたので制限をかけたら、厳しくしすぎたようです。設定を変えてみました。ご縁があったらまたどうぞおいでくださいv
【2008/01/30 22:23】URL | かんべえ #qbIq4rIg *編集*
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東京国立博物館 特別展「宮廷のみやび-近衛家1000年の名宝」

 東京国立博物館に出かけ、特別展「宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝」の後期展示を観る。取り敢えずこれで伝・阿仏尼筆の消息[№185 2月13-24日展示]を除く全ての展示作品に触れたことになる。 陽明文庫の蔵開きは数年おきに各地の博物館・美術館で催されている 極楽蜻蛉日乗【2008/02/05 14:48】

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