10« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.»12

* category: コンサート、演劇

バロックオペラ『オルフェオ』@県立音楽堂(0119) 

2008.01.30
Wed
16:48

「木のホール」として有名な神奈川県立音楽堂の自主製作オペラも、この『オルフェオ』で三作目になるそうです。公演については前からチラシなどもらって知っていたのですがちょっとチケットを買うのが遅れ、中央近くが取れたのはA席でした。

 このホールに来るのは久しぶり。ひょっとして21世紀になって初めてでしょうか。前回はたぶん、コバケンが振った年末の『メサイア』。←「ハレルヤ」コーラスをみんなで歌うのが気持ちいいですね。

 さて、『オルフェオ』はモンテヴェルディ作曲のいわゆる「バロック・オペラ」です。この作品の初演から400年を記念した公演でもありました。ギリシア神話のオルフェウスとエウリュディケの物語(死んだ妻を取り戻すために冥府に下り、一度はともにこの世に戻ることが許されたのに、信じきれず禁忌を犯したために結局企ては失敗する)にもとづいています。

 上演は7時からでしたが、6時半からはプレトーク。演出家と演奏グループのリーダーの対話です。舞台のうえに椅子を置き、観客はふつうに自分の席についたままで聞くことができるのがよかったな。

 舞台美術・演出はオーソドックスというかさっぱりしたものでしたが、イタリアから取り寄せたという衣装はなかなか絢爛でよかった。重厚さがありました。また、オーケストラピットを設けず楽団も舞台の上で演奏することによって、音量がそれほどあるとは言えない古楽器もしっかり響いていたし、迫力もありました。全体としては満足。

 物語については、プレトークで演出家さんが
[成立した時代が時代だけにちょっと教条的なところも]
と触れていましたが、ラストはたしかに今見ると変な感じなんじゃないかな。ちなみに初演は1607年。シェイクスピアはこの年『アントニーとクレオパトラ』、『ペリクリーズ』を製作していたらしいです。そしてセルバンテスが『ドン・キホーテ』第一部を発表したのが1605年でした。

 さて終幕では地上に帰ってきたオルフェオは悲しみに沈み、やってきたトラケイアの女たちには見向きもせず呪詛のことばを投げます。そこで怒った女たちに八つ裂きにされてしまうのですが、このかれを父である神アポロンが迎えに来て結局はアポロンに導かれるままオルフェオを笑顔で昇天していくのです。

 えーと、そんなにすぐに幸せになっちゃっていいの?
 しかもその昇天の場には、冥府の住人であるはずのプルトーネ(ハデス)やプロセルピナ(ペルセフォネー)、そして永遠に失われたはずのエウリディーチェも舞台に登場してにこやかにオルフェオを見守っているのです。うーん。そして(記憶に間違いがなければ)
「心正しきものは報われる」
みたいな歌が・・・・・・。

・・・・・
 写真や舞台装置の様子なども含めていろいろな記事がある「音楽堂ほぼ毎日日記」はこちらから。 
スポンサーサイト
Comment(0) | Trackback(0) |  * 記事編集 *  go page top
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

go page top

この記事に対するコメント
トラックバック
トラックバックURL
→http://kambee81.blog112.fc2.com/tb.php/86-56e399f2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

go page top

ブログ内検索

最近の記事

カレンダー

カテゴリー

リンク

最近のコメント

プロフィール

最近のトラックバック

RSSフィード