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* category: 旅行

熊本に行ってきました(2) 小国郷-チブサン&オブサン!-山鹿、そして熊本 

2016.04.04
Mon
14:57

4月1日

 熊本旅行二日目。朝食を部屋でいただき、9時半に出発しました。『ことりっぷ』で見つけた小国郷の坂本善三美術館に寄る、 ぐらいの予定しかなかったのですが、朝になって地図を眺めてて、山鹿温泉のすぐ近くに
 チブサン古墳(と、オブサン古墳)
という名前を見つけてきゅぴーん! ときました。『暗黒神話』! 『暗黒神話』! ←諸星大二郎
 古墳すぐ近くにある山鹿市立博物館で事前予約し、一日に10時・14時の二回のみ訪問ツアーが。というのです。そう、これが二日目のハイライト。いや、山鹿の八千代座もよかったよ!

・道の駅小国でお買い物。
 主に叔母がお土産を買いました。わたしはヨーグルトとクッキーで一服。
 駐車場に坂本善三美術館とならんで案内ボードがあったので、北里柴三郎記念館にも行ってみよっかということに。

・坂本善三美術館→ウェブサイトはこちらです。
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 古民家を移築した堂々たる本館。ワークショップが行われたり、住民のみなさんの作品(今回は切り絵教室のもの)が展示されたり、美術書をゆっくり読める書斎的スペースがあったり。向ってその左に新築された展示室があります。きれいだし、愛情たっぷりだし、ウェブサイトからはちょっと伝わりにくい(しかし手作りのよさはある)けど、開館20周年の気合をごろうじろ! ですよ。

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 坂本善三さんという画家、寡聞にして知らずだったのですが、楽しく展示を拝見しました。現在は〔坂本善三のあしあと~小国に生きる作品立ち~〕という企画で、主に小国にお住まいのみなさんが所蔵しておられる作品が数多くならんでいます。「グレーの巨匠」と呼ばれたという、どちらかというと抽象的作品(入り口正面写真でちょっと見れます)とは趣が違うカラフルな絵や、風景画などもありました。わたしは静物画のうち黄色の壺? が印象的だった一枚がお気に入り。そしてもちろん、お座敷のほうにあった格子を思わせる大きな作品などでした。

・北里柴三郎記念館
「この施設は生前、博士が大正5年に建てた貴賓館、北里文庫があった敷地に、昭和62年、博士の学問を受け継ぐ北里研究所、北里学園が中心になって博士の生家の復元修復を行うとともに、北里文庫の建物を利用して博士に関する遺品などを陳列し、小国町に寄贈されたものです」
とのこと(出典はこちら
 
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 移築してきたという生家がこちらです。

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 貴賓館二階からの景色。ぱあっと開け放してあってすごく気持ちのいい空間でした。

・ここからは一路、山鹿へ。
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 山を下りたので気温も高め、桜も満開です。こちらは菊池公園。菊池彦って『暗黒神話』に出てきたよね。九州の豪族だよね! 

・山鹿市立博物館には1時15分ぐらいに着きました。
 博物館で見学予約し(ひとり100円)パンフレットをいただき、「2時に出発するので、そのすこし前にこの出入り口すぐのところに車を停めてください。先導します」と聞く。さっと食べようと思ってすぐ近くにあったサイクリングターミナルの食堂に行ってみたら、お昼の営業はもう終わってました。周辺にはあまりお店はないというし…。
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 道の駅で買ったパン詰め合わせ、ありがとう! 叔母さん。
 飲み物だけ自動販売機で買い、お花見しながらいただきました。桜はちらほら散り始め。

 チブサン古墳まではほんとにすぐ。博物館裏手の坂を登っていきます。山鹿市による紹介はこちら
 まずレプリカなどが展示されている場所で説明を受け(こちらは見学自由)、それからまたすこし移動します。

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*山鹿のさくら湯を飾っていたちょうちん。モチーフがチブサン古墳! 「チブサン」は乳房のような装飾があることからの呼称、という説が。

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 手前に写ってるのが古墳内部への保護扉です。分厚い。こちらを開けていただき、下がって上がってだったかな、そしてとにかく頭上に気をつけて前室に入ります。前室は1.9m四方(高さは1.8m)しかなく、下方に観察用に開けられた嵌め殺し窓から後室をのぞくことができます。窓がちいさいのもあり、じっさいには特徴的な乳房(推定)模様ぐらいしか見えないのですが、かなり鮮やかな発色でした。保存状態がよいそうで、再彩色などはしていないそうです。赤はべんがら、黒はマンガン、白は粘土をといて作ったと聞きました。

 説明してくださった担当さんとは、チブサン古墳を出たところでお別れ。オブサン古墳もすぐ近くにあり、自由見学とのことで、菜の花に彩られた農地(なんだろ、低めのビニールハウスがたくさん)のあいだを縫って向いました。

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〔チブサン〕が乳房からなら、〔オブサン〕は「産(うぶ)さん」がいわれらしいです。

・山鹿温泉へ。
 前日宿泊した黒川温泉とは規模が違う、ここは「街」ですね。参勤交代道に沿い、大名行列の宿場町として栄えたそうです。
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 旅館のお部屋(4階)から街を見はるかす。 今度も朝食のみついたプランを選択しました。

 一休みしてから周辺散策に。
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 さくら湯すぐのところに「回転焼き」(と、店主さんが)のお店があったので焼き上がりを待っていただいてひとやすみ。

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 さくら湯どうしよ? 夕食後に出直そうか、明日の朝(6時オープン)からにしようか…と、まずは灯籠まつり民芸館(わー便利なサイト見つけた。〔パンフNavi〕での民芸館パンフはこちらから)へ。

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 山鹿の名物のひとつが、毎年夏に開催される灯籠まつり。「あのノエビア」とぴんとくるひとは来るよね。1989年からずっと、鶴田一郎さんがポスターを担当。同じ熊本の天草出身だそうです。 これはさくら湯に貼られていたもの。

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 山鹿灯籠民芸館は、かつて銀行だった建物を利用しています。
 手前は西益屋というお菓子やさん。散歩の帰り道に灯籠もなかなどお土産に買いました。

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 民芸館二階から吊られてる灯籠。これで軽さがわかりますよね。山鹿の灯籠は和紙製で、糊も必要最低限しか使わないそうです。だから灯籠まつりのときに頭に乗せても、灯籠だけの重みはそれほどでもないとか。
 
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 民芸館出てすぐの郵便ポスト。さすがにこの灯籠は重いよね。

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 宿泊した清流荘フロントのちょうちんにも、灯籠を乗っけたくまモン。

 6時まで見学可能だと灯籠民芸館で教えてもらい(割引セット券をそれで購入)、つぎは八千代座へ。さっきもご紹介したパンフNaviでパンフレット見れます。こちら
 八千代座は明治43年にこけら落とし、大いに賑わいましたが、ひとびとの嗜好の変遷などからやがて寂れていきました。けれども草の根的保存運動が細々と続き、昭和63年に国の重要文化財指定を受け、さらに平成2年からの板東玉三郎公演(なんと20回を数える)などもあり、平成8年より平成の大修復・復原が始まり平成13年完了。今もさまざまな興行があり、わたしたちが見学したときには、5月末の佐々木蔵之介・市川猿之助・佐藤隆太の公演(完売。楽しそう!)などもありました。

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 ガイドツアーに途中から混ぜていただき、奈落の下や楽屋、そして座席などを見て歩きました。すごく楽しい。
 とくに面白かったのは天井まわりの装飾です。当時のものを再現したそうです。

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 帰りしな、さっき見つけておいた居酒屋さんでさっとごはん。馬肉もようやく食べました。
 夜は旅館でのんびりし、大浴場でひとっぷろ。はー気持ちよかった。

4月2日

 6時起床、6時半に部屋を出て散歩がてらさくら湯へ。
 あたりまえですが内部は撮影禁止なので、紹介記事へのリンクを貼ります。
 大きい銭湯でした! 天井も高く、洗い場がたくさんあり、浴槽ゆったり、レトロな宣伝板も楽しく、なによりお湯がいいなー。しっとりすべすべになりました。

 部屋に戻りひとやすみしてから、2階の食堂で朝食。豪華です。それにしても一泊目のお宿でも思ったけど、ごはんがおいしい。水がいいからかな。
 チェックアウトし9時半過ぎに出発。最終日です。

 山鹿も「街」でしたが、やっぱり県庁所在地は違うね! しかも土曜日、さらにお花見日和。渋滞というほどではないですが、ところどころでのろのろ運転を強いられます。ところで、熊本市いつのまにか政令指定都市になっていてびっくり。福岡に次いで九州では二都市目、2012年のことだそうです。

 やっぱり問題は駐車場。なので、熊本城近くで空きを見つけてさっと入ってしまいました。
・熊本城
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 桜がきれいでした! すごい人出。しかもけっこう暑くてヘビーなそぞろ歩きになりました。
 お城だから足の悪い人にはなかなか厳しく、母はかなりがんばったのですがやはり天守閣(6階だったかな)までは無理。ということで、4階までの小天守閣にゆっくり上り、うえでしばらく座って景色を見ました。叔母には遠慮なく天守閣まで行ってもらったよ。

 その後、〔桜の馬場 城彩苑〕という、歴史文化体験施設(湧々座)&食事とおみやげ物の店が並ぶゾーン(桜の小路)をそなえた施設に向いました。ぎうぎうだよ。お昼は天草からの海産物中心のとこにしようかと思っていたけど、お昼ちょうどぐらいだったのですごい行列。であきらめ、別のお店に行ってみたところ、ちょうどタイミングよく席が空いてすぐに座れました。ラッキー。
 そのあとイチゴメガ盛りソフトクリーム(これも行列)をいただいてから城を離れ、熊本市現代美術館を目指します。
 
 今回、熊本県立美術館も、そしてここ熊本市現代美術館も、展示替えのタイミングに当たってしまいとくに見るものはありませんでした。でも現代美術館のパブリックスペースにあるアートを眺めようかなと思ったのでした。多目的ビルの3階にあるのですが、とてもゆったりできるアート図書館があってこれはいいね。静かな空気でした。

 さて、最後の目的地はお城からちょっと離れた水前寺公園です。ここは叔母が高校の修学旅行でたずね、再訪したい! と言っていた場所。正式名称は水前寺成趣園です。
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*庭園にある「富士山」の池側と反対側。

 空港でゆっくりお土産を買い、コーヒーショップでごく簡単な夕食をとり、空席があるというアナウンスにつられて追加料金を払ってClass Jにして、ゆうゆう羽田に帰着しました。楽しかったね。おいしくて、太ったね。 


 
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